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2007年03月31日(土) 23時59分59秒

2007年3月の読後感想アーカイブ

テーマ:月刊『後感』

◆今月のアクセスランキング

総合ランキング:
9524位/1419768人中 (0.67%)前月からの比=-0.02%
ジャンルランキング:
118位/9431人中 (1.25%)前月からの比=-0.26%

◆検索ワードTOP10

1 書評 6.5%
2 伊坂幸太郎 3.4%
3 感想 3.4%
4 噂 2.5%
5 砂漠 2.3%
6 荻原浩 2%
7 ネタバレ 1.5%
8 森博嗣 1%
9 有川浩 1%
10 あらすじ 0.9%


◆2007年3月のランキング

春らしくなってきたらと思ったら、寒の戻りがあったりして、周りも風邪だか花粉症だかよくわからんことになっているようです。
皆さんも気をつけましょうね。

ということで、今回の1位は、本屋大賞ノミネート作品や西尾維新氏の作品を抑えて三羽氏の「イレギュラー」が獲得しました。
久しぶりのスポ根青春小説ってことで、良い感じです。

第1位;「イレギュラー」 三羽省吾
;エンターテイメント小説;2007年03月11日(日) 01時25分21秒


三羽 省吾
イレギュラー

第2位;「鴨川ホルモー」 万城目学
;エンターテイメント小説;2007年03月23日(金) 00時53分59秒


万城目 学
鴨川ホルモー

第3位;「親不孝通りラプソディー」 北村鴻
;エンターテイメント小説;2007年03月02日(金) 21時28分31秒


北森 鴻
親不孝通りラプソディー

第4位;「化物語(上)」 西尾維新
;エンターテイメント小説;2007年03月01日(木) 11時59分53秒

第5位;「クチュクチュバーン」 吉村萬壱
;エンターテイメント小説;2007年03月03日(土) 08時38分39秒

第6位;「LOVE or LIKE」 作家アンソロジー
;アンソロジー;2007年03月26日(月) 20時33分26秒

第7位;「小生物語」 乙一
;エンターテイメント小説;2007年03月25日(日) 21時56分13秒

第8位;「オレンジの季節」 鯨統一郎
;エンターテイメント小説;2007年03月15日(木) 00時16分42秒

第9位;「Sweet Blue Age」 角川書店編
;アンソロジー;2007年03月08日(木) 00時50分42秒

第10位;「英雄先生」 東直己
;エンターテイメント小説;2007年03月30日(金) 23時21分55秒

第11位;「ゴヂラ」 高橋源一郎
;エンターテイメント小説;2007年03月28日(水) 00時20分37秒

第12位;「プラスティック・ソウル」 阿部和重
;エンターテイメント小説;2007年03月17日(土) 08時13分07秒
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2007年03月30日(金) 23時21分55秒

「英雄先生」 東直己 2007-040

テーマ:★読後感想:作家別【あ・か行】
東直己氏「英雄先生」読了しました。

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東 直己
英雄先生
出版元
角川書店
初版刊行年月
2005/12
著者/編者
東直己
総評
19点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:3点 
キャラ立ち:3点 
意外性:4点 
装丁:3点

あらすじ
ハードボイルド界の気鋭が放つ、傑作エンタテインメント!ボクサーとしての夢が破れて地元の松江に戻った池田は、教師として退屈な日々を送る。ある日、教え子の女子高生が失踪し、東京から戻ってきた幼なじみが変死体で発見される。池田は教え子の行方を追跡するが…。<<Amazonより抜粋>>


東直己氏ってよく聞くお名前ですが、どうやらお初のようです。(たぶん)
そんな氏の印象を、この一冊で決めてしまうのもあれなのですが、どうやらハードボイルド系の作家さんなのでしょうかね。(推測)

で、そんなハードボイルド系作家さんが、ちょっといつもと違うテイストで「ちょっと面白い感じ」にしたのが本作品なのでしょうかね。(あくまで推測)

どうしてそんなことを思ったかというと、やっぱり「垢抜けない」何かを感じてしまったからなのです。
ストーリー自体は、教え子を謎の集団から救う教師とその仲間達といった、サスペンス・スリリング・アドベンチャー小説なのでしょうが、例えば同じ物語を、この書評では常連の「戸梶圭太」氏が、書いていたら、まったく違った印象で、(なんて、エロで、グロで、バイオレンスなのだ~)と思ったりするのでしょうが、やっぱり違うのです。(そりゃ違うのは当たり前ですけどね)

要するに、ギリギリ普通な小説ってことです(要してないですね)

同行する謎の記者「的場」の、その謎を本人の告白させる手段とか、教え子を連れ去っていった集団の正体などは、十分面白い要素なのですが、どうやらそこに行くまでの展開そのものが、どうも「わざとらしい」「狙いすました」展開だったりして、冷めた感じになってしまったということです。

いやいや、ストーリー自体は結構面白いのです。これは保障してもよいです。
ただ、ストーリが興味深かった分、それにかける期待(邪な期待)も大きく、その期待感からはちょっと外れてしまったので残念、すくなくとも個人的には、普通の物語になってしまったということなのです。

無理にでも「面白く」するのであれば、いっそのことその辺りをまったく排除して、完璧なハードボイルド作品だとしてら、またちょっと違ったかも知れません。(これまた推測)

なんだか(推測)ばかりの書評でごめんなさい。
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2007年03月28日(水) 00時20分37秒

「ゴヂラ」 高橋源一郎 2007-039

テーマ:★読後感想:作家別【さ・た行】
後述しますが、私の人生において、その衝撃度においては10本の指に入る作品の作者である高橋源一郎氏の「ゴヂラ」読了しました。

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高橋 源一郎
ゴヂラ
出版元
新潮社
初版刊行年月
2001/12
著者/編者
高橋源一郎
総評
19点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:2点 
読了感:3点 
ぐいぐい:3点 
キャラ立ち:3点 
意外性:4点 
装丁:4点

あらすじ
最近、どうもおかしい。世界全体が変なんだ。石神井公園の町に閉じこめられてしまった詩人。駅前で悪人募集のビラを撒いてる『影の総裁』。「正義の味方」をやってる作家のタカハシさん。“いけないこと”を唆す、本物の漱石と鴎外。でも、ゴヂラはなかなか現れない。いつになったらゴヂラは出て来る?どうしてゴジラでなく、ゴヂラなのか?謎を解きたくて、秘密を知りたければあいつの正体を突き止めるしかない。世界の秘密がわかってしまう、同時多発小説。



いきなりに、唐突に、思い出話から・・・
その昔、まだ私自身が「積極的に文学を感じた」村上春樹氏の作品に出会う前、氏の「さよならギャングたち」という作品を手にとって読んで、正直「混乱」したんです。


高橋 源一郎
さようなら、ギャングたち


それまでの「物語」ってのは、みんな国語の教科書に載っているような、それこそ「押し付けられた文学」のようなものだったのですが、この支離滅裂さだったり、破天荒さだったりを、感じてしまったので、こりゃ原体験としては相当の衝撃でした。
で、その「衝撃」から抜け出した私の次の感想が、「面白った」だったわけです。

そんな、ありがたい経験をさせていただいた氏の「ゴヂラ」ですが、まだまだ現役ですねって感じでした。

相変わらずの支離滅裂さ、相変わらずの破天荒なストーリ展開で、ちょっとだけ安心しました。
きっと物語のあらすじを書き出してしまうと、混乱してしまうと思うので、どんな内容かが気になる方は、手にとってお読みいただければと思います。
ただし、普通の物語と思わないようくれぐれもご注意ください。

一方で、難解でありながら、スムースに読めてしまうという不思議な作品です。
たぶん「ちゃんと物語を読みたい」と思う方には、不向きであって、「とにかく本を読みたい」と思う方には、大変向いている作品ってことですね。

印象的だったのは、章中で語られる作家自身による当作品の「あとがき」ならぬ「なかがき」のような文章
作成途中のタカハシさんと編集者のやりとりの中で、「一体、タイトルの「ゴヂラ」はいつ登場するのか?」という疑問が発生し、「そんなこと知らん」と言い切ってしまいます。
メタ的視点が一つ加わることで、ゴヂラ的世界が作家が描いたフィクションであることを知らされ、一方でこの「なかがき」自体も作品の一部として目にするという不合理さ
これぞ氏の作品の真骨頂かも知れません。

例えば、これを読んで初めて高橋源一郎氏の作品を手に取ろうと思っている方、正直、読後の責任は取りません。
これを文学だって言い切ってしまう人は疑いの目を向けてしまいます。
ただただ、楽しんでいただければありがたいです。

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2007年03月26日(月) 20時33分26秒

「LOVE or LIKE」 作家アンソロジー 2007-038

テーマ:★読後感想:作家別【その他】
若手作家6名によるアンソロジー「LOVE or LIKE」読了しました。

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石田 衣良, 中村 航, 本多 孝好, 真伏 修三, 中田 永一, 山本 幸久
LOVE or LIKE
出版元
祥伝社
初版刊行年月
2006/07
著者/編者
作家アンソロジー
総評
20点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:3点 
装丁:4点

あらすじ
男女が出会うと、いろいろな感情が生まれる。気になる、好き、愛しい、せつない…。友だちが恋の対象になるのは、どんなときだろう?転校生への憧れ、再会した同級生への複雑な感情、文通相手のまだ見ぬ異性へのときめき―。微妙な機微を、6人の実力派男性作家が描く恋愛アンソロジー。 <<Amazonより抜粋>>


6人の若手男性作家によるオール書き下ろしのアンソロジーです。
タイトルにあるとおり、ここに所収されている作品は、どれも「微妙な関係を持つ男女」の物語であり、この方向性自体は、意外に好きです。
まったくの「がっつり純愛」みたいなものって、個人的に、ちょっと痒くなってしまうんですよね。
そういうのが好きな人は「ハーレクイーンロマンス」でもがっつり読んでもらっていいと思います。(とはいえ、実は、読んだことなくて、雰囲気で言ってます。すみません)

ただ、この手の物語の難しさってのは、この微妙感が、ちゃんと読み手に伝わるものかどうかでして、読み手自身から見ると、「それなりにちゃんと物語の世界に入り込めたか?」ということになったりします。

で、各物語毎に個人的に評価しちゃいます。

×「リアルラブ?」石田衣良
○「なみうちぎわ」中田永一
○「ハミングライフ」中村航
△「DEAR」本多孝好
△「わかれ道」真伏修三
△「ネコ・ノ・デコ」山本幸久

要するに、比較的長い物語から順に面白かったというオチです。
特に中田氏の「なみうちぎわ」、植物人間からの5年ぶりの蘇生というシチュエーションは、なかなかよかったですね。
中村航氏、本多孝好氏、山本幸久氏あたりは、この書評でも常連の作家サンです。
だからといって贔屓はしません。
この作家さんの中では、ドドンパと、木のウロによるやりとりがほのぼのとしていた「ハミングライフ」が良かったです。

・・・相変わらず石田氏は短いですね。
なんだかやっぱり残念です。
手を抜いてるような気がしますよね。
ま、売れているからしょうがないといえばしょうがないんですが。

ということで、今回の掘り出し作家さんは、中田永一氏だったのですが、この方、略歴で確認したところ、本を出してないようですね
これまた残念
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2007年03月25日(日) 21時56分13秒

「小生物語」 乙一 2007-037

テーマ:--乙一
小生≒乙一であり小生≠乙一という不可思議な徒然物語「小生物語」読了しました。

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乙一
小生物語
出版元
幻冬舎
初版刊行年月
2004/07
著者/編者
乙一
総評
20点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:2点 
読了感:3点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:4点 
意外性:3点 
装丁:4点

あらすじ
驚天動地、奇々怪々、前代未聞、無我夢中、陰翳礼讃、波瀾万丈…。小生と乙一の161日。著者のホームページ及び、Webマガジン『幻冬舎』連載に加筆・訂正を加えて単行本化。<<Amazonより抜粋>>


「小生物語」といっても厳密には物語ではなく、「まえがき」で著者が述べているとおり「ネットで書き散らした日記のようなもの」なわけです。(ちなみにこの「まえがき」だけ読んでも、卑屈感があって秀逸です)

なのですが、かといって純粋な乙一氏の日記なのかといわれれば、これは「あとがき」で著者が述べているとおり、「そうでもない」。(これまた、ちなみにこの「あとがき」は、大概のあとがきが、そうであるように、ちゃんと後で読んだ方が面白いことになります

正直、内容全体は「本が売れてしまった若い作家のだらだらとした日常」ってことなのですが、要所要所に乙一的挿話が挟みこまれています。
それは単発、要するにその日の物語として収束されるもの(例:映画館で同席していた泣きやまない子供とその母親)から、継続的に日記に組み込まれるもの(例:お気に入りのソファーと、それについてきた少年)まであります。
このあたりの日常のダラダラ感と、非日常的挿話の見せる微妙なズレ感があいまって、これが意外に面白かったわけです。

とはいえ、前にお断りの通り「物語」ではないので、ストーリー性があるものではなく、ただただ人の日記といわれればその通りなので、ある程度の「前向きな読み手ごころ」が必要かも知れません。

氏の作品にそれなりに敬意をもてる方々なら、「好きな作家のエッセイとして」読むことができると思いますので、そんな感じで読んでみてください。
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2007年03月23日(金) 00時53分59秒

「鴨川ホルモー」 万城目学 2007-036

テーマ:★読後感想:作家別【ま・や行】
2007年本屋大賞ノミネート作品「鴨川ホルモー」読了しました。
小説舞台が「京都」ってだけで、評価が上がっちゃうんですよね。個人的に。

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万城目 学
鴨川ホルモー
出版元
株式会社産業編集センター
初版刊行年月
2006/04
著者/編者
万城目学
総評
23点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:4点 
ぐいぐい:3点 
キャラ立ち:4点 
意外性:4点 
装丁:4点

あらすじ
謎のサークル京大青竜会に入った安倍を待ち構えていた「ホルモー」とは? 恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒濤の狂乱絵巻。前代未聞の娯楽大作、ここにあり! <<Amazonより抜粋>>



京都大学入学したての安倍の一人称「俺」で物語が進みます。
読み始めの雰囲気は同じく京都の大学生の物語であるこちら に近い作風でした。(ちなみにそちらも本屋大賞ノミネート作品だったりしますが)
読み手に語りかけるような地の文などは、まさに近いんですよね。

物語自体は「ホルモー」という奇妙な競技を通じた青春恋愛物語といった感じです。
なんというか、ファンタジーを土台としつつ、あえてそこの部分を強調しないあたりは個人的に好感触でした。

要するに「京都」と「ホルモー」という比較的「奇妙な場所」があったうえで、語られるのは「極めてありがちな話」だったりするわけです。
もちろん「ホルモー」そのものに言及する場面(例えばそれは「<ホルモー>ニ関スル覚書キ」)も相当ありますが、あくまでも物語を牽引するのは主人公安部とその周りを取り巻く大学生達なわけで、展開するのは4つの大学に分かれた伝統的な「ホルモー」という競技そのものなのですが、展開の先にあるのは競技における知略戦略の類ではなく、あくまでも登場人物個々の人物の気持ちのゆらぎなのです。

ま、先入観なく読めてしまえば(例えば魑魅魍魎な世界観とかを期待しなければ)、それなりに面白い作品です。
なんだかこのシチュエーションでもう一冊くらい、例えば『第五百二十一回立命館大学白虎隊』の話とか作っても面白いかもしれませんね。

P.S1
主人公安倍の相棒、高村のキャラクターは良いです。
ホルモーと叫ぶ彼と、その後の彼に起こった出来事ってのが、実はこの物語の最大の見せ場かもしれません。

P.S2
やっぱり京都っていいですよね。
桜が綺麗な時期にちょっと行ってみたくなりました。

P.S3

文中にあった「レナウン娘」。
高校の体育祭の応援団で踊ったような気がします。
まさか、文中と同じ衣装(?)ではありませんが・・・

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2007年03月18日(日) 00時44分45秒

2007/3/17に借りた本

テーマ:読前感想
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、最近極端に読書スピードが落ちております。

これが、『感想を書くという行為』だけ遅延しているんだったら、個人的にはどうってことないのですけど、残念ながらそういうことではなく、忙しすぎて、ほとんど本が読めていないといった状況になってしまいました。

『終電がなくなってタクシーで帰宅、そのまま就寝、起床して会社』ってことを続けていたら、そりゃ本なんか読めませんわな。

とはいえ、図書館からは予約本含む全7冊を借り出してみました。
ちゃんと土曜日に図書館にいけるってことだけでも幸せと思ったほうがいいんでしょうね?


題名
鴨川ホルモー
読了可能性
★★★★☆
出版元
株式会社産業編集センター
初版刊行年月
2006/04
著者/編者
万城目学
読前感想
今回唯一の予約本。2007年本屋大賞のノミネート作品でもあります。タイトルからして京都が舞台なのでしょうね。京都、好きです。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10028587597.html

題名
シンデレラ・ティース
読了可能性
★★★☆☆
出版元
光文社
初版刊行年月
2006/09
著者/編者
坂木司
読前感想
新刊本コーナーより借り出し。特段、これといったこだわりもなく借り出してしまいました。ということで、お初にお目にかかる作家さんです。
読後感想リンク


題名
一、二、三、死、今日を生きよう!-成田参拝
読了可能性
★★★☆☆
出版元
集英社
初版刊行年月
2006/10
著者/編者
笙野頼子
読前感想
こちらも新刊本コーナーより借り出しです。「だいにっぽん、おんたこ・・・」の笙野氏です。タイトルが秀逸ですねお。微妙なズレ感が良いです。
読後感想リンク


題名
ゴヂラ
読了可能性
★★★☆☆
出版元
新潮社
初版刊行年月
2001/12
著者/編者
高橋源一郎
読前感想
はい、高橋源一郎先生です。実は、名作「さよなら、ギャング達」の頃のテイストが大好きなのですね。最近は色物ばかりの作品を排出していますが、なんとなく借り出してみました。たぶん書評以前に読んでいるとは思いますが、忘れました。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10028953259.html

題名
英雄先生
読了可能性
★★★☆☆
出版元
角川書店
初版刊行年月
2005/12
著者/編者
東直己
読前感想
こちらも、ア行から順番に書棚を見ていて、いきなりア行で借りてみました。東(アズマ)氏です。ちなみに私の通う図書館のア行は、ほとんど赤川次郎氏だったりします。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10029317468.html

題名
小生物語
読了可能性
★★★☆☆
出版元
幻冬舎
初版刊行年月
2004/07
著者/編者
乙一
読前感想
気になっていたんですが、エッセイっぽいので借りるのを躊躇していました。乙一氏の作品です。といっても前述したとおり小説ではないようですが。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10028587901.html

題名
LOVE or LIKE
読了可能性
★★★☆☆
出版元
祥伝社
初版刊行年月
2006/07
著者/編者
作家アンソロジー
読前感想
前回、もう懲りたはずの作家アンソロジーですが、また借りちゃいました。たぶんこれは以前借りた「ILOVEYOU」のシリーズなのですね。伊坂氏は所収されておりません。
読後感想リンク
http://ameblo.jp/sasugakiya-hit/entry-10028588204.html

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2007年03月17日(土) 08時13分07秒

「プラスティック・ソウル」 阿部和重 2007-035

テーマ:★読後感想:作家別【あ・か行】

どうやら阿部氏の「転換点」であり、20世紀最後に書かれた幻の小説らしい「プラスティック・ソウル」読了しました。

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阿部 和重
プラスティック・ソウル
出版元
講談社
初版刊行年月
2006/03
著者/編者
阿部和重
総評
19点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:3点 
読了感:3点 
ぐいぐい:3点 
キャラ立ち:4点 
意外性:3点 
装丁:3点

あらすじ
アシダイチロウ、イダフミコ、ウエダミツオ、エツダシン。彼らが出版社から受けた依頼は、共同創作によりひとつの作品を生み出してほしいというものだった。眩いばかりに鏤められたさまざまな記号、めまぐるしく転換する話者、妄想はやがて狂気へとむかう―。世紀末東京を舞台に描かれた阿部文学の真髄に迫る、幻の小説。 <<Amazonより抜粋>>



本帯にあるのは「出世作『インディヴィジュアル・プロジェクション』から名作『シンセミア』、『グランド・フィナーレ』へ至る阿部和重創作の変遷、その転換点上の傑作、20世紀最後に書かれ封印されていた幻の小説、遂に刊行!」ってことなのですけど、ここで紹介されている小説を一切読んでいないので、転換点といわれてもまったくピンときませんでした。(事実)
ですので、その辺りの知らない阿部氏素人読者が、感想をしてしまったと思っていただきたいということです。(お願い)

・・・漠然としたした感想をいきなり述べてしまいますが、
ま、
『「芸術性」ってのはどこかにあるんだろうな~』と、
『それをちゃんと理解できないのは読み手の問題なのだろうな~』と、
そして、
『そこまで読み手に強要する作品なのだとしてら、個人的には楽しめないな~』と
思いました。

極めて個人的にイメージすると、胡散臭い芸術評論家が、胡散臭い芸術を、胡散臭く論じるようなそんな感じなのですね。

例えば、それは、「アシダ(物語の主人公)」(アシダ目線)の三人称、「私」(アシダ目線)、「わたし」(アシダの恋人であるフジコ目線)という目線切り替えが、あたかも一つの目線で語られるような雰囲気だったり(実際には文節ごとに区切られる)、ストーリは常に薬物でキメチャッテイル目線だったりするので、倒錯と支離滅裂の際にあったりするところで表されていると思われます。

この辺りの「芸術性」をちゃんと理解しないと、正直「駄作」と思ってしまい、読書経験豊富で百戦錬磨な読み手(≒評論家)は意地になって、そこに「芸術性」を見つけようとするのかな~と思っちゃいました。

で、私個人としては、この作品にいたってはそこまで、意地になれなかったということです。

加えて、この主人公自体が、人間として矮小な人物設定だったりするものですから、(なんだかもう、どうしろって言うのよ?)と、半分くらい憤りもありつつ、読んでいました。

ま、本書が「氏の作品の転換点」とあるので、氏の前後の作品のどちらが「こっち」で、どちらが「あっち」なのかを読んでみるという興味は沸いてきました。

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2007年03月15日(木) 00時16分42秒

「オレンジの季節」 鯨統一郎 2007-034

テーマ:--鯨統一郎
鯨統一郎氏「オレンジの季節」読了しました。
本帯には「鯨統一郎が放つ、本格家族小説!?」と書かれております。
ま、正直”!?”が怪しいと思っていたのですが、(そうきたか~、でもね~。)といった感じです。

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鯨 統一郎
オレンジの季節
出版元
角川書店
初版刊行年月
2006/07
著者/編者
鯨統一郎
総評
20点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:4点 
読了感:3点 
ぐいぐい:3点 
キャラ立ち:3点 
意外性:3点 
装丁:4点

あらすじ
会社員の立花薫は、憧れの上司・戎怜華にプロポーズした。怜華が突きつけた結婚の条件は「薫が専業主夫になること」だった。泣く泣く会社を辞めた薫を待っていたのは、大家族である戎家のしきたりと膨大な量の家事だった。専業主夫として慣れない家事に忙殺される薫。やがてストレスが爆発しそうになったとき、戎家である事件が起き―。 <<Amazonより抜粋>>


それなりに出世欲もありつつ、結婚するために専業主夫を目指す、男と、その嫁いでいった先の家族の物語です。

非常にリアリティがあって、改めて(極めて個人的に)(この環境は、私は無理だな~)などと、思ったりしました。
仕事に忙殺している時は、憧れちゃったりする主夫ライフですが、これは面倒ですね。
ってくらいリアリティーのある専業主夫が描かれています。

そういった意味では、本帯の通り、とても本格的な家族小説なのですね。

で、この家族ってのが、それほど問題もない、いわゆる”上の中レベルの家族像”であり、これまた普段の家族なもので、よりリアリティがあったりします。
頑なな父親が居て、理解ある母親が居て、歓迎する娘が居て、拒否する弟が居て、寝たきりの祖母がいる。そんな構成です。
ま、物語ですから、それなりに事件が起こりますし、ご近所付き合いの難しさ(というか鬱陶しさ)とか、洗濯物はどうやって洗うとか、まったくもってマイノリティーな世界でありつつ、その中での王道を描いており、前述した、(極めて個人的に)(この環境は、私は無理だな~)などと、思ったりするのでした。

と、まぁ、ここまではいいのですけど、本帯の「!?」にあたる部分について触れたいと思います(ややネタバレ)

よくよく本の章構成を先読みするとなんとなく「!?」になったりするのですが、ラスト前に、唐突な展開が訪れます。

「これは意外(賞賛!!)」と言いたいところなのですが、正直「なんでこの展開にしちゃったのだろう??」と、”!!”より”??”が先に立ってしまいました。(なもんで、意外性は淡々と3点だったりします)
はっきりいって、何を目的にこの展開を持ってきたのでしょうか?
まさか、大きな世界観の序章だったりして

もやもやした感じの感想ですけど、是非手にとってお読みいただければと思います。
「ラスト前までのリアリティー家族小説+これは何が目的なのラスト」という一度で2度美味しい(本当か?)作品です。

楽しめればいいじゃないと開き直りたいところですが、それにしちゃ、よく分らんラストでございました。
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2007年03月11日(日) 01時25分21秒

「イレギュラー」 三羽省吾 2007-033

テーマ:★読後感想:作家別【ま・や行】

三羽省吾氏「イレギュラー」読了しました。
これは、良い。

老いも若きもいわゆる”男の子”は必読ですね。

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三羽 省吾
イレギュラー
出版元
角川書店
初版刊行年月
2006/05
著者/編者
三羽省吾
総評
23点/30点満点中
採点の詳細
ストーリ性:5点 
読了感:4点 
ぐいぐい:4点 
キャラ立ち:3点 
意外性:3点 
装丁:4点

あらすじ
村が水害にあい、グラウンドも使えず練習もままならないニナ高野球部。素質は全国レベル、態度ならメジャーレベルの剛速球投手コーキもその素質をくすぶらせ、ナンパやケンカ三昧の日々。そんなニナ高に、恰好の練習相手として目を付けたのは名門野球部K高だった。だが両校は合同練習初日に衝突する。自分の球に絶大な自身を持つコーキはK高野球部に勝負を挑むが…。<<Amazonより抜粋>>


いやいや、面白かった。

「痛快スポ根小説」を想像していて、ま、それは半分は当たっていたのですが、それだけではない作品です。

高校野球という比較的分り易いテーマでありながらも、根的にあるのは人間ドラマだったりします。
水害に遭ってしまった蜷谷村の人々とニナ高野球部の屈折した思い。
果たして、そんな状況をどうやって打破することができるか?といったところが、物語の大きなテーマではないかと思いました。

さて、物語の主眼は、もちろん主人公であるニナ高野球部の天才肌ピッチャー、”コーキを主眼とした成長物語”なのであり、変にど根性なところもなく、ドタバタっぽさもあり、大変面白かったのですが、それとは別に、興味深かったのは、かつての師弟である名門K高監督の結城とニナ高監督の大木の関係性。
物語序盤に、大木の教え子であったころの結城のエピソードが語られますが、これがタイトルの意味や、物語の大きな伏線になります。
この伏線ってのが、なんとも良いです。
それは、前述した、蜷谷村の人々へのメッセージであり、読み手へのメッセージだったりするわけです。

物語の展開は、エピソードというエピソードが、いわゆる定番といえば極めて定番なのですが、ここまできっちりと定石どおりの展開ってのも、心地よかったりします。
意外な展開ばかりを期待しちゃう最近の読書なのですが、ここまで来ればアリですね。

物語の後半に、コーキに謎の約束事をして挑む、K高の地区予選試合の描写があるのですが、ここでの約束の果たし方と事の顛末ってのが、ぐっときました
これは、男心、もとい、”男の子”ごころをくすぐる、とても感動的なシーンでした。

ちなみに漫画チックな描写の試合シーンなども、そういった意味で”男の子”ごころをくすぐられました。

「少年ジャンプ」をワクワクしながら読んでいた諸兄にオススメです。引き込まれます。
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