「あの時」 | 公!!光留塾☆期間限定復活分校☆

「あの時」

佐藤光…あぁっ!!

第2回DDT48総選挙、第1位の

佐藤光留DEATH!!わー!!

応援、投票、ついでに誹謗や中傷!!本当にありがとうございました!!良いにつけ悪いにつけ、DDT48総選挙という、ある意味でリングよりも酷な現実を突きつけられる場で1位になる事が出来ました。本当に

ありがとうございます!!

泣いても笑っても暴れても、この「投票してもらう」という選挙の仕組み上、自分の力ではなんともなりません。上に行くために考え、鍛えた技術と身体も、コノ時ばかりは役に立たないのです。じゃあどうしたら良いのかって、自分が投票したい選手像でいる…という事でした。

昨年の2位と今年の1位。順位には1つしか差が無いけど、意味合いは随分と違うと思います。
今年の1位は、とらなければならないと思いました。満員の両国国技館で初めてマイクを持ち、自分の感情を言い表した時の、あの押し寄せる歓声は、DDTが日本のプロレス界の中心に向かって凄いスピードで向かっていってる事を感じさせてくれました。

僕が子供の頃は、プロレスと言えば「猪木と馬場」でした。今、プロレスと言えば誰の名前が出てくるのかはわかりませんが、近い未来、プロレスと言えば「男色ディーノ」とか「飯伏幸太」とかになる日が来るかもしれない。なんなら「プロレスと言えばDDT」と言われる日が来るかもしれない。

形は違うかもしれませんが、それに近い影響力をDDTは持っているのです。プロレスに心と身体を捧げた類いの「プロレスラー」ならば、そこの中心で生きたいと思う事は当然です。なんとなくやっているだけのプロレスラーを見て「俺も頑張るぞ」とは思わない。笑いも怒りも喜びも悲しみもプロレスだけど、全部を目標には出来ない。だったら自分は、見ている人の背中を押すようなプロレスをしようと思い、デッド・オア・アライブしていこうと決めました。他の方法でDDTで生きている人達との競争が始まりました。

他の人がどんな覚悟でやっているかを論じる事に意味が無いのに気付いたのは最近です。結局はその人の考えは、本人にしかわからないのだから。だったら、その中で自分が1番の覚悟を持ってやっていると、自分に言いきれるまでやってやろうと思いました。自分のやる事には嘘はつけませんからね。無視は出来ても。

その覚悟を持たなければ、結局は会場が大きくなっただけで、DDTが本当にプロレスで大きくなった事にはならないハズです。その思いには所属も外様もない。もっと言えば、選手もスタッフもファンもアンチもないと思うのです。僕は選手として、応援してくれている人に成長した姿を見せたい。会社が金を払う商品として、拾ってくれた高木さんに恩を返したい。僕を生かしてくれているプロレスというジャンルを紡いでいきたい。好きなモノには妥協したくない。目の前でバカな夢を本気で叶えようとしている仲間を前に、プレッシャーのかからない場所でリスクのひとつも起こさないで生きていく事を選ぶのは卑怯だと思った。そんなズルい事を本当に好きなモノに対してしたくなかった。プロレスにも、DDTにも。

選挙期間中の試合は、全てが納得のいく試合ではなかったかもしれない。でも、対戦カードも含めて、今の自分に嘘をつかず、現実に向かい合った試合ばかりだったと言い切れます。そうすれば勝率や試合内容が関係ないかと言われれば、答えはNOです。でも、大前提として「現実に向き合う覚悟」を持って挑まないと、投票してくれる人への裏切りだと思いました。

10月にKUDOさんのタイトルに挑戦します。0勝2敗の相手です。1回も勝った事がありません。だから僕は、覚悟を持って挑みます。1回も勝った事のない相手に挑むという現実を、残りの日数で受け止め続けます。

賞金を返還したのは本心です。あの時にリングで言った事以上の気持ちはありません。ただ、その行為を誤解されているみたいです。佐藤光留はチャンピオンのKUDOよりも飯伏かよ、と。

が、そうして誤解される事によって敵が増えた事は、僕にとっては意外と嬉しい事でした。なんなら全員でかかってきて欲しい。想いをぶつけてきて欲しい。なんなら今までのDDTで変態團しか経験したコトの無い、生々しい争いをしていこうじゃないか。プロレスって戦いだろ?プロレスって勝負だろ?マイケルが寒い笑いと人間性しか勝負できないのと同じで、佐藤光留には争う事でしか勝負できませんです。例え味方がいなくなっても良いです。自分のプロレスに対する姿勢と、応援してくれるファンの人に嘘をついてまで味方を増やして安心していても意味が無い。だったら敵だらけの方が、なんだかサッパリしていて良い。変態とは、潔くないといけません。

男色さんが僕に不快感を示したのも、土手っ腹で受け止めます。一回、真剣に向かい合ってみたかったんだよ。DDTの象徴と。本物のピープルズ・チャンピオンって人と。仲間と。男色ディーノっていうレスラーと。

文句のある人は、どうぞ発してください。こんな奴にベルトをとられたくないなら、一生懸命KUDOさんを応援して下さい。先に言っておくが、僕のファンは強力だ。どれぐらい強力かというと、僕自身がビックリするぐらいの応援力を持っている。ファンでもアンチでも、本当に気持ちを腹から叫んだら、それはきっと選手に届く。コッチ側は、きっと準備万端。そっちも妥協しないで発して欲しい。互いに100%出し切って勝負を決したい。それが僕の願いです。

今だから言えるのだが、実は総選挙期間中に、本当に緊張で嘔吐した。第三京浜の玉川出口を通過した瞬間、我慢できなくて。選挙が終われば楽になれるのかと思っていたが、どっこい今度はタイトル戦の事で吐きそうだ。この感覚、たまらない。悩みで、重圧で埋まったプロレス人生こそ、戦うのに相応しいと思う。

あ、ちなみにココからは業務連絡なのだが、その嘔吐した時に乗っていた車は、

DDTの車

なんですね。ええ、借りてた。うん、助手席に。そりゃもうドバー!!グエー!!オロオロオロオロオロ!!って。

さ、明日も練習よっ!!

じゃあまたね☆