先月、12年働いた会社からの転職を決断したあと、一足先に転職していた友人に勧められて読んだ一冊。


未来の働き方を考えよう 」 

キャリア論を中心にブログで活躍する「ちきりん」さんの新刊。


紹介されたときは、

「覆面の人気ブロガー? 覆面レスラーみたいで怪しいなぁ」とか思ったのですが(笑)、読んでみて驚きました。転職を決めた自分にぴったりの本だったのです。


転職先の仕事がやりたい仕事だったとはいえ、現職大企業を「中退」し、従業員数でわずか0.2%の会社にチャレンジする自分が漠然と感じていた不安を、的確に、論理的に、やさしく、「その方向で大丈夫」と背中を押してもらえた気がします。


このような本が、このタイミングで新刊として出版されたことに、勝手ながら縁を感じてしまいました。


本は、

ここ5年くらいで「世の中が大きく変わる感じを強烈に感じた」著者が、働き方、生き方も従来とは変化するという考えをまとめられたもの。


サマリーとしては①IT革命によるパワーシフト → 大企業・大組織から個人へ 

                     グローバリゼーション(先進国から新興国へ)

②少子高齢化社会の到来  → 定年70歳時代 (働く年数の増加)

という外部環境の変化があり、


ストック型(従来の資産・人脈蓄積重視・老後はそれを取り崩して生活するかたち) から

フロー型(その時々で価値を生み出していく力)への転換が必要だとしています。


そして、大企業・大組織で安穏と働くこと自体がリスクであり、

パッケージライフ(就活で入った会社でのお決まりの定番人生)ではなく、

オリジナルライフ(自分自身で働き方・生き方を決めること)を勧めています。

40代でもう一度働き方を選びなおそう、と。


(注 本の構成とはやや異なるサマリーです)


印象的な内容としては、


・20代の就活は企業に選んでもらうゲーム。

やりたいことなんてないのに、「一生遊んでだらだらいきたいです」という本音は口に出せず、「社会の役に立ちたい」だの無理やり言わされる。


・そうして入った会社で、新人のときに感じる「違和感」(鎌倉投信の鎌田社長)

・これまで大企業が提供してきた価値に陰りが見え始め、社内に「ああはなりたくない」という人が増え始める(個人的には、前向きで尊敬できる上司にフォーカスして頑張るモチベーションが必要と思う)


・定年70歳になったとき、そこに目をつぶり、今の職場でずっと働いていたいですか?通算48年間(半世紀)も!!


・今までは一生懸命働き、稼いで、より豊かな生活をおくることが常識であったが、これからは働くことの意味が変わる


・たいていの人が強くやりたいと思えることがないなかで、そういう仕事(趣味)があるだけで幸せ



自分の場合は、ぶらさがるもの(嫁・子・家)もあるので、趣味に生きるとか、稼げる分だけで生きるという「ワークライフバランス」のようなしごとを選んだわけではなく、逆に、猛烈に厳しい業界に飛び込むわけですが、それはそれで、自分のやりたかった仕事に挑戦できるという幸せと、これから自分の働き方を選択し続けられること、それを選択した自分への自信とが深まったひとときでした。 

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