断捨離「気持ちは捨ててはいけない」 | 親身な霊視でお悩みを必ず解決します

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みなさま こんにちは

 

前回のブログの中で「断捨離(だんしゃり)という言葉があまり好きではありません」ということをお伝えしました。

 

ご覧いただいた方より「なぜ好きではないんですか?」というご質問をいただきました。さっそくお答えしたいと思います。

 

以前お掃除の会社で 「コーディネーター(お客様と担当のスタッフさんの間に立つお仕事)」をしていた頃のお話です。

 

1件の断捨離「大掛かりな片付け」依頼を受けました。場所は東京都渋谷区にあるタワーマンションの上階でした。

 

とても大きなお宅で エントランスには住人専用のコンセルジュが常駐しているセキュリティーの厳重なマンションでした。

 

家族構成は 若いご夫妻と小さな双子のお子さんそれに 奥さまのお母さま(以後おばあさま)の5人家族でした。

 

ご夫妻共に それぞれのお仕事が忙しくて 双子ちゃんのお世話は おばあさまが見られていました。

 

当然このお宅で過ごす時間が一番長いのは「おばあさまです」。

 

元々おばあさまのお宅は東京ではなく 他県の田舎にお住まいになられていたそうですが 高齢なのと お孫さんのご誕生を理由に同居を決められたそうです。

 

おばあさまは 以前のご自宅で日常的に使用していた「普段使い慣れていた愛用品」を大切に使用されていました。

 

おばあさまも娘である奥さまも「物を捨てることができません」。ですので 広い部屋の棚やクローゼットに食器棚は どこも物が溢れて収まり切らずに テーブルやカウンターを占領している状態でした。

 

物を避けて生活をしていましたが だんだんと占領していく物の増え方に お掃除と料理を担当していたスタッフさんの作業にも影響があり とても非効率な動き方しかできませんでした。

 

ご家族や担当スタッフさんの悩みの種となっていきましたが 「ご家族の捨てられない」という気持ちが強く しばらくはこのままの状態で生活をしていました。

 

ある時に おばあさまが体調を崩して入院されました。その期間に 娘さんである奥さまから「キッチン部分の食器や賞味期限切れの食材処分」の依頼がきました。

 

本来であれば 担当のコーディネーターとスタッフさんとの作業になるのですが 量が多かったのと依頼主である奥さまが不在ということもあり 大量の処分と捨てる判断がとても難しかったので「当日一緒に作業に入ること」になりました。

 

もしも今 同様の依頼を受けたのであれば 依頼主が不在のまま作業することは決してしないです。

 

断捨離できるのは信頼関係があればこそ」できることなのです。この日までご家族と接点のない私が作業をすることなどは 到底考えられないことだと 今では理解できるので 上司と話し合うことから始めますが 当時はそこまで頭が回りませんでした。

 

冷蔵庫や棚に収納されていた賞味期限切れの食材については「目や鼻で確認することができた」ので 迷うことなく比較的楽に作業を進めることができました。

 

問題は食器やお鍋にカトラリー類です。

溢れるほど「高価な物」と「そうではない物」とが混在してバラバラに置かれていました。

 

最終的には「全ての物が棚や引き出しに収まること」を目標に作業を始めました。

 

同時に担当のスタッフさんに 「ご家族がどのような生活をしているのか?」聞きながら作業を進めていくのと同時進行で 頭のなかは「ご家族の生活をシュミレーション」をしながら 「何を捨てるべきなのか?」を考えて判断していきました。

 

依頼をされた時から「捨てる」「処分する」「断捨離してください」という言葉だけをみて作業を進めていました。

 

物が減ることで暮らしやすくなる」と勘違いをしていたのです。

 

この時点では そこに暮らす家族の気持ちは全く見ていませんでした。

 

焦げたお鍋や未使用のまま桐箱に入ったお皿など さまざまなものが出てきました。

欠けているコップやお茶碗も出てきました。

 

その中に「一客の湯のみ」で出てきました。

茶渋がついて割れ目の線にも茶渋が付着して茶色の縦線が模様のようになっていました。

 

この湯のみについて 担当のスタッフさんへ「これは誰が使われているものですか?」と尋ねてみると「おばあさまがいつも使われています」「とても汚いし割れ目も入っているのでいつ割れるのかわからない」「同じかたちのもので 新しい綺麗なものがたくさんあります」「退院をしたら新しい湯のみを使ってもらいたい」という意見を聞いて「処分するビニール袋へ入れました」。

 

作業時間は確か4時間くらいだったと思います。休みなしでひたすら「処分」の仕分けをして「断捨離は完成」しました。

 

ゴミ置場は各階にありました。

ですのでビニール袋がいっぱいになるたびにお部屋とゴミ置場を何往復もしました。

 

事前にマンションの管理会社へマンションのゴミ置場に「捨てていいのかどうか?」の詳細を聞き了解を得ていたのですが ゴミ置場がビニール袋で溢れる光景を見て「スガスガしさよりも不安が頭をよぎりました」。

 

依頼者である奥さまやおばあさまは「どう思うのか?」 奥さまが帰宅したら「必ずゴミ置場に物を取りにやってくるだろう」と直感しました。

 

Q:

なぜそう思うのか?

 

A:

・断捨離をする前に 細やかな打ち合わせを一切していなかったからです。

・自宅のキッチンがガランと綺麗になったのをみて「不安になる」だろうと感じたからです。

 

全ての作業を終えたころ 奥さまが帰宅されてキッチンを見るなり「ミルミル表情がこわばっていきました」。

 

そうして直感したとおり「ゴミ置場」に直行していました。綺麗にネイルされた指先で一生懸命に物を拾いあげている姿を見て「何も言えず」に ただその場に立ち会っている自分がいました。

 

「ごめんなさい」の言葉を言いたかったのですが「言えば会社に迷惑がかかる」ことを考えると「何も言えない自分」がそこにいました。

 

しばらくすると奥さまから「まぁこんな機会でないと捨てられなかったからこれでいいのよ」「ありがとう」という複雑な表情をしながら声をかけてくださいました。

 

私は「ありがとうございました」の言葉しか出ませんでした。

 

帰り道 寂しさや悲しさが襲ってきて なんとも言えない気持ちになりました。

 

隣りを歩いていた担当のスタッフさんからは「ありがとうございます。これでキッチンが使いやすくなりました」とお礼を言われました。

 

その言葉を聞いて「何の役にも立てていない」とさらに悲しい気持ちになりました。

 

数週間後 おばあさまが退院した報告を受けたので 担当のスタッフさんへ「おばあさまの反応」を伺いました。

 

するとスタッフさんは「私の湯のみ知らない?」「ないねぇ」と何度も聞かれたそうです。

 

その言葉を聞いた瞬間 湯のみを処分したことで「おばあさまの気持ちを捨ててしまった」ことに気がつきました。

 

断捨離は終えた後に「気持ちや心がスッキリと解放されて笑顔になければ意味がない」と思います。

 

この時の苦い経験から もう二度とこのような気持ちにないように「依頼者の心や気持ちを捨てないための整理整頓や片付けをしよう」と心に誓い 今では信念になっています。

 

お部屋の汚れ具合いは「今のあなたの気持ちを表している」と思います。

 

ご依頼者一人一人にあった整理整頓やお掃除を見出し導くことが 断捨離する側の使命だと思います。

 

おばあさまの一言が 断捨離や片付けに対する考えを大きく変えていくきっかけとなりました。

 

お掃除の現場から失敗をして学んだことはたくさんあります。あの時に失敗をして苦い経験をしたことが 大きな財産となって気持ちを支えてくれています。

 

気持ちを捨てない断捨離」を目指して精進していきたいと思います。{DCA60A56-FD5F-41C2-9326-97E1C6A20478}

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

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