蓮池透氏の制裁否定講演を斬る
テーマ:拉致問題月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログより抜粋
拉致問題「対話で解決を」 蓮池透さん札幌で講演

経済制裁では何も進まない、対話こそが問題解決への早道だ―。15日午後、北朝鮮による日本人拉致問題の被害者家族として知られる蓮池透さん(54)が札幌市内で講演し、約280人の市民らに「拉致問題の“真の解決”を」と訴えた。拉致やミサイルなどの問題を利用して北朝鮮の脅威を煽る世論に警鐘を鳴らし、「左右の垣根を超えた闘いが必要」との呼びかけに、参加者らは対話路線の可能性を実感している様子だった。
講演会は全国印刷出版産業労働組合(全印総連)札幌地連(横川雅則委員長)が主催し、北区民センターで開かれた。蓮池さんが札幌で講演するのは、今回が初めて。拉致被害者家族連絡会(家族会)元副代表の蓮池さんは、2006年7月のミサイル発射問題に端を発する経済制裁路線への傾斜に強い違和感と危惧を覚え、北朝鮮の脅威を強調して憎悪を煽るだけでは何も解決しないと考えるに到った。現在は家族会と行動をともにすることはなく、退会勧告が出されているという。講演では、「拉致問題で在日の人たちを責めても意味がないと言ったら、国賊とか売国奴とか言われるんです」と苦笑混じりに報告する一幕もあった。
まず最初にはっきりしておきたいのは拉致は北朝鮮がやったことであり、日本は被害国であるということだ。だが、北朝鮮は拉致を否定してきた。国交を「正常化」して1兆を越すと言われる賠償金ほしさに、拉致の一部を認めたのが小泉第一次訪朝であった。しかしその後は拉致は解決済みと称して、被害者を返せという日本の要求に一切応じなかったのである。「解決済み」をなし崩しに訂正したのは、日本が制裁をしたからだ。蓮池透氏は日本が制裁も圧力も加えずに、ただ返してくださいと繰り返していたら、北朝鮮は「解決済み」を撤回したとでも言うのであろうか。
氏は家族会や救う会、奪還運動に携わっている人から、国賊とか売国奴とか言われたのだろうか?
拉致問題で在日の人たちを責めるような者が、家族会や救う会、奪還運動に携わっている中にいたというのだろうか?
こういう話は具体的な事例を示すべきである。そうでないと、いくらでもでっち上げることができる。私はちょくちょく救う会全国協議会を批判するが、このようなつかみどころの無い話で批判したことは一度もない。政府と一体化でも、米国頼みでも具体的例をあげて批判している。
家族会・救う会・調査会など、奪還運動をしている者は政治目的を持ってやっていると思わせるためのセリフとしか思えない。
問題の早期解決を願う蓮池さんは、再調査に関する昨年の日朝合意を「同時行動で形にすべき」と訴える。今年9月の鳩山首相の国連演説に触れ、「首相は『北朝鮮に誠意ある行動があれば日本も』などと、あたかも向こうが先にボールを投げるべきであるかのように言うが、現状は逆。日本が先に意思表示をし、両国同時に行動すべき」と話した。
日本が投げるボールは一つしかない。「拉致被害者を返せ」それだけである。北朝鮮に拉致被害者を返す意思があるのなら、全ての拉致被害者を出してきて、「これで全員です。ウソだと思うなら、北朝鮮中を納得行くまで調べてください。納得したら、国交『正常化』をしてください」とボールを投げ返せば、一挙に解決にむかうのである。
また、核実験やミサイル発射の脅威を拉致問題と一括りにする論調を批判し、「全世界的な問題と日朝間固有の問題とをパッケージで考えるのはおかしい。核が動かないと拉致も動かない、ではなく、それぞれ単独で解決する問題の筈」と指摘、経済制裁にこだわっていては早晩身動きがとれなくなると訴え、「いくら甘いと言われようが、対話路線の模索は必要。にらめっこしているうちに時間だけが過ぎていく。一刻も早く、7年前の日朝平壌宣言を具体的に履行する姿勢を示さなくてはならない」と呼びかけた。講演終了後の質疑応答では、参加者からの「かつて『拉致は存在しない』と公言していた政党や個人から、その後謝罪はあったか」との質問に「むしろ名もない在日の皆さんが何人も『申し訳ない』と言ってきた」と答えるなどのやり取りがあった。
(以下省略)
核・ミサイル問題と拉致問題を一括して解決するというのは、おかしいというのはそのとおりである。はっきり言って不可能だ。だが、それと圧力なき対話は何の関係もない。
北朝鮮の脅威を強調して憎悪を煽るだけでは何も解決しないと考えるに到った。
我々が怒りを抱き戦っているのは、金正日一族と、独裁者に忠実な部下たちである。総聯とその構成員は、当然のことながら戦いの対象である。ところが蓮池透氏は家族会や救う会、そして支援者たちが、朝鮮人全てに憎しみを持っているかのように、巧みに聴取者を誘導しているのである。
北朝鮮の脅威を強調して憎悪を煽るだけでは何も解決しないと考えるに到った。
「拉致問題で在日の人たちを責めても意味がないと言ったら、国賊とか売国奴とか言われるんです」
「むしろ名もない在日の皆さんが何人も『申し訳ない』と言ってきた」
憎悪を煽る家族会や救う会、支援者と、誠実な在日のみなさん。という構図である。私メの掲示板で投稿者のお1人が、“講演内容や物の言い方に北朝鮮の臭いがプンプンしてますが”と指摘していたが、同感である。
確かに民族差別をしている日本人は存在する。だが家族会・救う会・調査会・拉致議連、そして政府の方針に民族差別を思わせるようなものがあるだろうか。あったら指摘していただきたいものだ。拉致問題に歴史問題を持ち込んでくるやつはいるが、蓮池透氏は民族差別問題をわざわざ持ち込もうとしているのである。

「左右の垣根を超えた闘いが必要」と言うが、思想の壁、民族の壁を作っているのは、蓮池透氏自身である。戦い戦いと強調していが、金正日との戦いを放棄した蓮池透氏が、戦いを挑んでいるのは、家族会を先頭とする奪還運動に対してだと断じざるを得ない。
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かつてはシベリアで、今は北朝鮮で、祖国に戻る日を待っている同胞がいます。
奪還しましょう。全ての同胞を!!
YouTube動画“異国の丘”









































