アド街が放送しない東京散歩-西川口01
今回は西川口の街並みを散策します。

京浜東北線で川口の次が西川口。

同じ駅前でも、立派なペデストリアンデッキを持ってベッドタウンらしさを持った川口駅と比べると、場末のローカル駅前のような風景。

しかし、西川口は別の意味で有名な街なんですね。

何が有名かというと……



アド街が放送しない東京散歩-西川口02 アド街が放送しない東京散歩-西川口03

駅を降り立つといきなり

客待ち禁止区域

なんて看板を目にするんですね。


「この地域では、埼玉県迷惑行為防止条例により性風俗店または異性接待飲食店の客引き、勧誘、誘引などを目的とした客待ち行為が禁止されています」


駅前にこういう看板をこれ見よがしに置いてある街……どこを探しても西川口を除いて存在しないんではないでしょうか。

そして、道を歩いていると、所々に

性風俗営業 客待ち禁止区域

というのを目にするわけで。


以前の西川口は、古ぼけた2階建ての駅ビルと、出口が東と西にそれぞれひとつずつ。(中略)階段やエスカレーターを降りつと、まず近寄ってくるのが風俗店のチラシ配りの面々だった。東口は男性が多かったが、西口では20代くらいの女性をよく見かけた。

(橋本玉泉『色街をゆく』より)


かつての西川口駅前では、これが普通だったんですね。

もっとも、今ではそういうのはまったくないのですが。




アド街が放送しない東京散歩-西川口04
西口を降りて右手に進むと「西口一番街」というアーチがお出迎え。

しかし、街は閑散としていて、とても駅前の賑やかさとは程遠い。




アド街が放送しない東京散歩-西川口05
やきとり次郎が入っている建物にはスナックの看板が。

角のスペースが自販機スペースとなっていますが、もともとは何が入っていたんでしょう?




アド街が放送しない東京散歩-西川口06
そして、隣の店舗群……ものの見事に駐輪場と化しています。



アド街が放送しない東京散歩-西川口07
もともとは工業都市川口で働く労働者のための歓楽街として発展してきた西川口、2004年までは歌舞伎町や渋谷、池袋を凌ぐほどだったそうで。

中でも凄かったのが風俗店の数で、最盛期でも少なく見積もっても60~70軒、モグリも含めると100軒以上は存在していたのではとも言われています。

この西口一番街も、あまり広くないエリアに数メートル間隔で真昼間から客引きが立っていたというぐらいなので、慣れない人の一人歩きは難儀しそうだったのではないでしょうか。


その光景も今は昔。

今ではそんなケバケバしさも感じさせず、閑静な街並みを残すのみ。




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