日本各地めぐり”ささっぷる”

これを機にブログタイトルを変更しました。
東京近郊を中心に、時には国内の遊里跡をメインに街をぶらりと歩いてはデジカメで撮った下手糞な写真を織り交ぜて綴る、観光案内になっていない散策ブログ。

東京近郊を中心に、たまに遠方にも脚を運んで、遊里跡やらシブい商店街などぶらりと歩いてはデジカメで撮った下手な写真を織り交ぜながら綴っています。
「●っぷる」と違って、観光案内にはなっていませんので、悪しからず。
過去に歩いた街並みの写真の忘備録的サイトとして、Ownsにて★KENTAの写真倉庫★も公開中なので、そちらも併せてどうぞ。

※コメントは承認制です。記事内容に関係のないものなどは掲載しませんので悪しからず。

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築地というと、真っ先に出てくるのがいま移転問題で揺れる「築地市場」でしょうか。

しかし、もともとは築地本願寺の門前町でした。

小雨が降る中、築地の街並みを散策しましたが、まずは築地のランドマークたるこのお寺へ。

 

 

創建は元和3年(1617年)、もともとはここ築地ではなく浅草御門(現在の浅草橋辺り)に置かれ、「西本願寺江戸浅草御堂」と呼ばれていました。

しかし、明暦の大火により現在地に移転し、「築地御坊」と呼ばれるように。

現在の建物は昭和9年(1934年)築、設計者は伊東忠太。

それにしてもデカい、そして大胆なファサードにぶっ魂消ます。

 

 

旧本堂は関東大震災で被災しますが、その再建にあたっては当時の浄土真宗本願寺派法主・大谷光瑞の影響によるところが大きい。

明治38年から3度にわたり「大谷探検隊」を結成し、インドや中央アジアに派遣しますが、うち際の1回は大谷自ら率いてインドに訪問。

その途上で伊東忠太と出会いますが、本堂再建にあたって大谷は伊東にインド仏教式の寺院をイメージした設計を依頼。

日本古来の寺院からかけ離れた外観なのは、そのためだったんですね。

 

 

大谷の影響でインドの寺院をイメージした外観と書いたんですが、そもそもインドに行ったことのない自分からすれば、「へ―そうなんですか?」という感想しか(苦笑)

そもそも、インドは確かに仏教発生の地ではありますが、現在は仏教国ではないし。

インドに仏教建築があるのか?という疑問が湧くんですが......

 

 

それはともかく、(恐らく)インド風の外観は大谷の影響によるところが大きいのですが、実は所々に伊東の趣味もちりばめられています。

何しろ、彼は大の妖怪好き。

その影響なのか、以前取り上げた東京都慰霊堂復興記念館と同様、摩訶不思議な動物の彫像を所々で見かけるのです。

 

 

インド贔屓の大谷と妖怪好きの伊東、この二人の趣味が大きく反映したこの寺院は、日本の神社仏閣にありがちな「奥ゆかしさ」とは無縁。

 

 

本堂までの参道を長くとって「心の準備」をさせようとするのとは正反対で、有無を言わさずいきなり「さー見ろ!」という風の大胆不敵な建築はある意味凄い。

多くの寺院が木造建築だったのに対し、この築地本願寺は鉄筋コンクリート築。

やはり、関東大震災の教訓を生かして耐火性を重視しています。

大理石の彫刻をふんだんに用いて、当時流行のアール・デコ調も採用。

東京大空襲にも耐えたこの建物は、もちろん国の重要文化財。

 

 

中に入ると、一気に線香の香りが充満していて、やはりここはお寺であると実感。

それがなければ、キリスト教の教会と勘違いしてしまいそう。

 

 

その証拠に、床のタイル装飾、

 

 

ステンドグラス、

 

 

そして、極め付きがこのパイプオルガン。

日本で備え付けている寺院は他にないんではないかと。

何だか讃美歌が流れそうですが、ここは仏教の寺院。

しっかし、デカい罠......

 

 

国の重文なので当然ながら中は禁煙。

「たばこはごゑんりよなされたし」という、味のある手書きの注意書きが。

 

 

外装だけでなく、中の柱にも伊東の妖怪趣味があって、設計者の公私混同ぶりがここまで徹底しているのには魂消ます。

しかし、それ故に東京いや日本を代表する仏教建築としての名を知らしめているんですけどね。

 

 

この築地本願寺を初めに、戦前建築が多いのが築地という街。

そんな街並みを次回散策します。

 

 

 

 

 

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