来年度の税制改正大綱が発表されました。
相続税・贈与税に関する本文をそのままご紹介します。
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相続税・贈与税は、格差固定化の防止や、富の再分配の観点から、
重要な税です。
しかしながら、バブル期の地価上昇に対応した相続税の基礎控除の
引き上げや、税率構造の累次の緩和等により、相続税が課される
相続は、亡くなられた方100 名に対して4件程度にまで低下するなど、
その再分配機能の低下が認められます。
このため、相続税の負担の適正化が必要です。
他方、高齢者が保有する資産をより消費性向の高い若年世代に移転
することで需要を喚起し、経済活性化を図るとの観点からは、贈与税に
ついても見直しを行うことが求められています。
平成23 年度税制改正では、上記の考え方に基づき、基礎控除の引下げ
を始めとする相続税の課税ベースや税率構造を見直す一方、
子や孫などが受贈者となる場合の贈与税の税率構造の緩和、
相続時精算課税制度の対象となる受贈者への孫の追加といった措置を
盛り込んでいたところですが、国会における審議の結果、
これらの改正事項については見送られることとなりました。
本改正事項については、税制抜本改革における実現を目指します。
平成24 年度税制改正においては、特に若年世代への資産の早期移転が
喫緊の課題となっていること、また裾野の広い住宅需要を刺激することは
デフレ脱却に向けた内需拡大に資することを踏まえ、省エネルギー性及び
耐震性を備えた良質な住宅ストックを形成する観点から、住宅取得等資金
に係る贈与税の非課税措置を拡充・延長します。
また、相続税の連帯納付義務については、相続後長期間が経過した後に
履行を求められるケースがあるとの批判を踏まえ、
そうしたケースの発生を防止するための緩和措置を講じることとします。
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結局のところ
相続税の増税はまだしばらく見送りますよ、
という風に読めるのですが、
「税制抜本改革における実現を目指します。」
とは何とも微妙な表現です。
では税制抜本改革はいつ実現されるのか?
大綱の別のページに、当改革に関する記述がありますので抜粋します。
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・・・遅滞なく消費税を含む税制抜本改革を実施するため、
(中略)平成23 年度中に必要な法制上の措置を講じる・・・
・・・税制調査会においては、平成24 年度税制改正と並行して、
税制抜本改革の具体化に向けた検討を進めているところであり、
その取りまとめへ向け、議論を加速してまいります。
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・・・具体的な明示はありません。
消費税率のアップも絡んでくる問題なので、
少々時間がかかるかもしれません。
しかしとりあえず、
「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置」が延長されること
だけは確かなようです。