ラスト3回の、まちカフェ薬膳
7月のまちカフェ薬膳にご来店、有り難うございました。
それにしても、蒸し暑かったですねー。雨の予報は、いずこ?そろそろ梅雨明けでしょうか。
今日のお客さまは、いつにも増してバラエティ豊かでした。いつもお世話になっている常連さん、コラボイベントでお世話になっている先生、旧くからの素敵な先輩、美人度No.1のママ友、そしてマクロビのプロフェッショナル!同業者、何気に緊張いたしました…。
この貴重な繋がりが持てたのも、お客さまのおかげ。Sさん、有り難うございます。人見知りなワタシでも、すっかり打ち解けられました。
さてさて、メニューの薬膳解説、行きます。食べたものにも、学びがある。それが薬膳です。
今回は、スバリじめじめを吹き飛ばす内容でした。こうも湿度が高い日が続くと、あちらこちらがむくんで美容的にはいかがなものかだし、何だか体の中にカビが生えてきそう。
養●酒のCMにもあります、気血水。
気を巡らせ、血を補い、水を代謝する。なんてことはない、体の循環をよくしました。
この時期は特に水。一ヶ所に滞ることによって、体の不調が引き起こされるというのが、漢方の考え方です。
顔や足のむくみは代表的ですが、頭痛、胃痛なんてのも水が悪さをした結果です。水毒なんて命名されちゃってる。
この時期は水のコントロール、美容と健康の要です。
ランチ
・夏野菜の薬膳カレー
薬膳といえば、カレーにスープ。生薬ともなるスパイスがたくさん入りますから、とにかく即効性があるんです。今回は、元気の気を巡らせるカレーでした。りんごとはちみつはもちろんのこと、油や小麦、乳製品は不使用です。
ベースは、大量のトマト。無水、トマトの水分のみです。
ズッキーニ、なす、ピーマン、オクラ、出始めのとうもろこし、かぼちゃにチキン。美肌の味方ヨクイニン(ハトムギのことです)。ガーリックは多め、ジンジャーは控えめに。
とろみは、大和芋。
三年味噌が、隠し味でした。トマトには、お味噌が合うんです。トマトのお味噌汁、いっとき流行りましたよね。
ごはんは五分づきコシヒカリ。キヌアが入りました。
・今月のおばんざいは、暑気払い
胃腸を労り、水はけをよくしました。
皆さまにとっては、各種ポテトが印象的だったでしょうか。
おじゃがの甘みは、胃によいのです。花形に細工したのはインカのめざめ。高野豆腐にローズマリーとはさんであったのは、きたあかりの新じゃが。いずれも、ココナッツオイルにしょうゆ麹の味付け。
プラス、紫キャベツ。こちらは胡桃と塩で和えてありましたが、キャベツは言うまでもなく、胃のお薬。
玉葱は、腸内細菌の餌となり、皆さまのお通じの強力なサポーターとなります。
ズッキーニ、なす、ピーマン、パプリカ、きゅうりなどの夏野菜は、体をクールダウンしてくれます。いずれもグリルや炊き合わせ、酢の物で、あっさりと。
いんげんなどの豆類も、水はけよくなりますよ。これからの季節は、とうもろこし。季節のお野菜は、勘どころがよく分かってます。
真っ赤なビーツに人参は、血を補う。貧血、目まいの予防です。
・薬膳茶
ルイボスに紅花、ジャスミン。
ジャスミン茶は、気を巡らす。これ単品でもイケるおいしいお茶なのですが、紅花にルイボスをプラス。これまた暑い夏に、血を補う。常飲すれば、視力も回復してしまうかも。
スイーツ
・3層のカフェゼリー
「食前に頂けばデトックス、食後に頂けば胃薬」の通り。天草の威力、おそるべし。
コーヒーベースは、ブラックコーヒー、ジャージー乳、デーツシロップ漬けのオレンジピール。クコの実。
抹茶ベースは、抹茶にウグイス豆、デーツシロップ漬けのオレンジピール、ケールにはちみつ。松の実。
これらが、けっこうたくさん頂いてももたれない、明日の朝のトイレットタイムが鼻歌交じりになる薬膳でした。
スッキリな夏休みを、お過ごしください。
来月のまちカフェ薬膳は、8月10日木曜日。
気苦労の絶えない?いや楽しいお盆に備えたパワーアップメニュー展開となります。
既に常連さんにはお伝えしましたが、まちカフェ薬膳もあと3回!毎回、皆さまの心に一生残る薬膳としていくことを、お約束します。
どうぞ、ご予約ご来店くださいね。
追伸
有機農家のななこさんからの夏野菜お差し入れ、薬膳のお客さまのお土産となりました。有り難うございました。