• 15 Jan
    • 『さけ目』におちた人々の同胞として

      現在行っている「2017年 冬の募金キャンペーン」(~2018年1月31)に、山友会クリニックボランティア医師としてもご協力いただいている、本田徹さん(認定NPO法人 シェア=国際保健協力市民の会 代表理事・浅草病院 医師)より応援メッセージを頂きました!****************************『さけ目』におちた人々の同胞として日本国憲法第25条にある、「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という、生活権、健康権を保障した条文は、この国に住むすべての人びとにとって大切な宝です。いまや世界中で、この普遍的な人権原理が、UHC(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ)という名で、人類共通の価値として認められるようになっています。※UHC(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ)…すべての人が、適切な健康増進、予防、治療、機能回復に関するサービスを、支払い可能な費用で受けられること出典:JICA(独立行政法人 国際協力機構)Webサイト…https://www.jica.go.jp/aboutoda/sdgs/UHC.html2015年の国連総会では、UHCを含む開発の目標が、192カ国の賛成を得て、決議されました。一方では、実質的に排除され憲法25条の保護の埒外に追いやられている方々が、この国にはまだ大勢いらっしゃることも厳然たる事実です。山友会の過去30余年にわたる地道な活動は、いわば草の根のレベルで、こうした憲法25条から締め出され、『さけ目』におちた人びとに、同胞として、温かい支援の手を差し伸べるものでした。※無料診療所「山友会クリニック」の診察風景のべ11万人に及ぶ山友会の完全無料診療活動は、その営々たる努力を如実に物語るものです。※無料診療所のある山友会事務所前での団らんこうした、社会的に有意義な活動を今後とも山友会が継続できるように、ぜひ、皆さまの継続的なお力添えを、よろしくお願い申し上げます。(認定NPO法人 シェア=国際保健協力市民の会 代表理事・浅草病院 医師 本田徹)【2017年 冬の募金へのご協力のお願い】ホームレス状態にある人々が、孤独さに凍える冬の夜を越えて、あたたかな人のつながりの中で春を迎えられるように。あなたのやさしさをわたしたちに託してもらえませんか。(募金受付期間:~平成30年1月31日)********************************【スタッフ募集!】■山友会クリニック 看護師(常勤)※1名路上生活を送る方や、経済的な問題で一般の医療機関を受診できない方などが患者さんとして主に受診される、全国的にも希少な無料診療所です。 来院された患者さんの話にじっくりと耳を傾けて、心を通じ合わせながら診療を行うことを大切にしています。募集内容の詳細はこちら→http://bit.ly/2kMwvTq■ケア付き宿泊施設 山友荘 生活支援員(常勤)※1名入居者の方々にアットホームな雰囲気で過ごして頂けるように、生活のサポートを行っています。募集内容の詳細はこちら→採用情報【山友会メールマガジン ”やまとも通信”】活動のトピックスやイベント・ボランティア募集などの情報が満載です! (配信は月1回)登録はこちらから→メルマガ登録フォーム【山谷スタディツアー開催中!】山谷地域や山友会の活動についてご関心をお持ちの方を対象に、スタディツアーを開催しております。「知る」「関心を持つ」ということも、ホームレス問題を解決するひとつの方法です。皆さまのご参加、お待ちしております!詳しくはこちらから→山谷スタディツアー

      5
      1
      テーマ:
  • 14 Jan
    • 手間ひまかけて、じっくりと

      現在行っている「2017年 冬の募金キャンペーン」(~2018年1月31)に、山友会のお墓を建立させていただいた浄土宗光照院 副住職の吉水岳彦さんより応援メッセージを頂きました!****************************『手間ひまかけて、じっくりと』昨年のクリスマス。浅草山谷のお寺には、たくさんの山友会にかかわるおじさんが集まってくださり、たき火で〝焼き芋〟を焼いてくれました。たき火は、飛び火をしないように、消えてしまわないように気をつけながら、みんなでずっと火を見守ります。そして、白い灰にチラチラと火が残るおき火の状態になったらお芋を入れてゆきます。熱さや煙と格闘しながらの、なかなか根気のいる作業です。そして、長時間かけてできた数十本の焼き芋は、簡易宿泊所に住むおじさんたちや山友会に集まってきている人たちへのクリスマスプレゼントになりました。寒い冬に、みんなで一緒に食べてホクホクニコニコ。お腹も気持ちも温まる時間を過ごすことができました。ご存知の方も多いと思いますが、レンジでチンした芋は、簡単に出来上がりますが、どうしても中身がパサパサしてしまいます。一方、時間はかかりますが、手間ひまかけてじっくりとおき火で温めた焼き芋の中身は、ねっとりと甘くなるのです。血縁ではないけれど、毎日顔をあわせ、くだらない冗談で笑い合い、同じ場所で時間を過ごすことができる山友会という居場所は、おき火のようにじっくりと人の心を言葉もなくあたためてくれます。人間関係で傷ついた人や、孤独に生きるしかないとあきらめている人の固く冷えた心を、ゆっくりとあたためて熟してくれます。焦がしてしまうような強い炎ではなく、燃え上がらないように、消えないように、ほど良い火加減を山友会とおじさんたちは見守ってくれます。そして、じっくりとあたたまったおじさんたちは、焼き芋みたいに元来の深い人間味を出会う人たちに笑顔とともに味あわせてくれます。人の心は変えられません。しかし、安心して閉じた心の口が自然と開くときに、変わってゆくものなのかもしれません。人の心をゆっくり芯からあたためてくれる山友会は、拙速に結果を求めようとする現代人に、いま一度ケアの在り方を問うてくれる貴重な存在といえるでしょう。合掌(浄土宗 光照院・社会慈業委員会 ひとさじの会 事務局長 吉水岳彦)【2017年 冬の募金へのご協力のお願い】ホームレス状態にある人々が、孤独さに凍える冬の夜を越えて、あたたかな人のつながりの中で春を迎えられるように。あなたのやさしさをわたしたちに託してもらえませんか。(募金受付期間:~平成30年1月31日)********************************【スタッフ募集!】■山友会クリニック 看護師(常勤)※1名路上生活を送る方や、経済的な問題で一般の医療機関を受診できない方などが患者さんとして主に受診される、全国的にも希少な無料診療所です。 来院された患者さんの話にじっくりと耳を傾けて、心を通じ合わせながら診療を行うことを大切にしています。募集内容の詳細はこちら→http://bit.ly/2kMwvTq■ケア付き宿泊施設 山友荘 生活支援員(常勤)※1名入居者の方々にアットホームな雰囲気で過ごして頂けるように、生活のサポートを行っています。募集内容の詳細はこちら→採用情報【山友会メールマガジン ”やまとも通信”】活動のトピックスやイベント・ボランティア募集などの情報が満載です! (配信は月1回)登録はこちらから→メルマガ登録フォーム【山谷スタディツアー開催中!】山谷地域や山友会の活動についてご関心をお持ちの方を対象に、スタディツアーを開催しております。「知る」「関心を持つ」ということも、ホームレス問題を解決するひとつの方法です。皆さまのご参加、お待ちしております!詳しくはこちらから→山谷スタディツアー

      3
      テーマ:
  • 13 Jan
    • 社会的孤立という問題は、どのように解決すればよいのか

      広報支援チームやまともボランティアの藤井です。前回のブログでは、年間約27,000人とも推計される高齢者の孤立死の背景についてレポートしました。※前回記事はこちら→孤立死の背景には何があるのか?※前々回の記事はこちら→孤立死の現状孤立死をテーマに、その現状や背景についてレポートしてきたこの記事も最終回。今回は、そもそも何が孤立の要因なのか、そして社会的孤立の問題をどのように解決すればよいのかということについてレポートしていきたいと思います。1.孤立の要因は何なのか理論的には、社会的孤立を規定する諸要因には、個人の社会経済的な要因と幼少期のいじめや転居、貧困経験などのライフコース上の要因だけでなく、社会活動や各種グループへの参加しやすさ、地域単位での家族や友人などとのつながりへの選好、就職のしやすさ、勾配などの物理的な環境、地元商店や各種サービスへのアクセス、交通量、治安・安全性などの地域要因、さらには世帯構成の変化やメディアの影響力、政治風土、各種の政策動向などの社会要因があると整理されているようです。※13(図表9)※13 「高齢者の社会的孤立予防・軽減に向けた地域診断の意義と可能性」斎藤雅茂図表9 社会的孤立を規定する要因出典:「高齢者の社会的孤立予防・軽減に向けた地域診断の意義と可能性」(健康長寿ネット)https://www.tyojyu.or.jp/net/topics/tokushu/koreisha-koritsu/koreisha-shakaitekikoritsuyobo.html実に多くの要因が挙げられています。とくに高齢者の社会的孤立については、高齢化にともなう独居高齢者の増加や孤独死の問題などを背景に先行研究が蓄積されてきています。先行研究間で孤立の定義の違いがあるので厳密には比較できないものの、どのような高齢者が孤立傾向にあるのかということについては、一定の特性をもった人々の間で生じやすいものであり、現在の経済状態や健康状態の問題とも密接に関連していることがさまざまな研究で確認されています。※14(男性であること、未婚、離別経験があること、子どもがいないこと、低所得であること、健康状態が悪いこと等)※14「高齢者の社会的孤立に関する主要な知見と今後の課題」斎藤雅茂(2012)一方では、何が主たる要因なのかということについては、それぞれの要因と社会的孤立との関係が複雑であることから、どれか一つの要因を決定的な要因として結論付けることはできないとも言われています。何にせよ、ここで重要なのはこれら社会的に孤立する要因の多くが、社会的な要因に拠っているということです。そしてこのことは、この解決が社会的な責任によっておこなわれる必要性があるということを示唆しています。※15※15『社会福祉援助課題としての「社会的孤立」』後藤広史(2009)こうした先行研究を見ていて、自分の身に引き寄せて考えてみると、とても納得のいくことがいくつかあります。まず、つながっている居場所の数が少ない、ことです。自分にとっての“居場所”とは、何となく心地が良く、社会に結びついていると感じられる、そういったところです。これは具体的な場所に限定せず、オンライン上のものも含みます。コミュニティとも言い換えができると思います。前回の記事をご覧になっている方の中には、“1週間以内に、家庭もしくは職場以外の誰かと話す機会はあったか?”と聞かれて、コンビニ以外だとどこにあるだろうと、考えてしまう方が多いかと思います。多くの日本人にとっては、職場や家庭にしか、社会との結びつきや人との絆を感じられるような居場所はないのではないでしょうか。そして、定年退職したり、失業したり、配偶者に先に旅立たれると、社会と接点があると感じられる居場所はなくなってしまうように思います。次に、その居場所を作るための余裕が(過去に)持てていないことです日々生きることに精一杯で、時間がない。何かをしようとおもってもお金が必要だが、お金もない。働く時間は長く、帰ったら夜遅く。週末も疲れ果てて寝て過ごす。高齢者になり時間ができても、そこから何かをしようと思っても、何かを求めてもやり方がわからない。日本社会を覆っている“何かに忙しい”という空気が、居場所をつくったり、そこにつながったりする余裕を奪ってしまっているのではないでしょうか。最後に、受け入れ先の居場所が少ないということです。ふと考えてみると、職場と家庭以外に社会との結びつきを持つことのできる場所はどこなのでしょうか。昔は、ご近所さんとの寄合だったのかもしれません。しかしながら、今ではほとんど見られなくなりました。そして、多くの居場所が排他的であったり、もしくは排他されるかも知れないと感じてしまわれがちだったりするように思います。例えば、同窓会。人生がうまくいっていないと考えている人にとっては、苦痛だと感じることも多いかも知れません。2.社会的孤立問題への国の取り組み最後に、孤立死や社会的孤立について国レベルではどのような対応が取られてきたのかを見てみたいと思います。とくに高齢者の社会的孤立の問題に対しての取り組みとして、2008年には、厚生労働省において「高齢者等が一人でも安心して暮らせるコミュニティづくり推進会議」(「孤立死」ゼロを目指して)が開催され、「孤立死」予防型コミュニティづくりへの取り組みについて提言されています。※16※16 『高齢者等が一人でも安心して暮らせるコミュニティ推進会議(「孤立死」ゼロを目指して)報告書』厚生労働省(2008)2011年には内閣府において、「社会的包摂(Social Inclusion)政策」の推進「一人ひとりを包摂する社会」特命チームが設置されました。この政策は高齢者の社会的孤立の問題に限らず、国民の中に潜在する社会的排除のリスクを回避することをねらいとした取り組みでした。この中で、「パーソナル・サポート・サービス」プロジェクトの推進、「社会的包摂ワンストップ相談支援事業」の推進が提言・試行されました。(これらのプロジェクト・事業は2011~12年度に実施された。)また、厚生労働省は2009年~2011年にかけて「悲惨な孤立死、虐待などを1例も発生させない地域づくり」を目指した「安心生活創造事業」を、「地域福祉推進市町村」に指定された全国58の市区町村でモデル的に実施しました。※17※17 「長寿時代の孤立予防に関する総合研究 報告書」株式会社ニッセイ基礎研究所(2014)どれも孤立死や社会的孤立の問題を解決していく上では、大きな契機であったのでしょうが、断続的になってしまっている印象があります。そのほかにも、全国の自治体ではさまざまな孤立死防止対策が行われています。※18※18 「孤立死防止対策取組事例」厚生労働省Webサイト http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000034189.html3.「社会的孤立」問題に向き合う上での課題一方で、自ら望んで孤立している人がいるのではないか、そうした人に社会的に介入する必要があるのかという議論もあります。※19※19 2005年9月24日にNHKスペシャルで千葉県松戸市の常盤平団地における孤独死の問題が放映された後、「孤独死して何が悪いのか」「孤独死する覚悟はできている」という批判的な意見があった。(『ひとり誰にも看取られず』NHKスペシャル取材班・佐々木とく子(2007))先に触れたように、社会的孤立に至る要因の多くは社会的な要因に拠りますが、これだけで社会的な介入の正当性が十分に担保されたわけではなく、自ら望んで孤立している人に対しても社会的に介入する必要があるのか、自己決定やパターナリズム※20などの議論と合わせて検討することが必要であるとの意見もあります。※21※20 パターナリズム…強い立場にある者が、弱い立場にある者の利益のためだとして、本人の意志は問わずに介入・干渉・支援すること。※21 『社会福祉援助課題としての「社会的孤立」』後藤広史(2009)一方で、孤立しがちな高齢者ほど生活満足度や幸福度が低く、抑うつや孤独感、生活上の不安を抱えている人が多いという先行研究の結果や、近所づきあいや親しい友人がいない高齢者には生きがいを感じていない人が多いという内閣府の調査結果などから、そもそも孤立した状態を真に自ら望んでいる状態であるのかということを特定することは簡単なことではなく、仮に孤立傾向にある本人が自ら望んでいると表明していたとしても、その多くが真に自ら望んだ状態であり、現在の生活に満足しているとは必ずしも言えないという指摘もあります。※22※22 「高齢者の社会的孤立に関する主要な知見と今後の課題」斎藤雅茂(2012)「社会的孤立」問題の解決に向けた、山友会の取り組みの可能性ボランティアをしているので、贔屓目になってしまうかもしれませんが、前述の課題に配慮しつつ、孤立の問題にフラットに向き合い、孤立した人たちの居場所をつくっているのが、山友会の取り組みの成果なのだと思っています。昼間に山友会の事務所に行くと、無料診療や生活相談、昼食を待っている人だけでなく、何気なく集まっているような人もいます。集まった人同士で他愛のない話をしたり、特に何を話すでもなく時間を過ごしたり。自然体で「ただ、そこに居れる場所」を提供できているのが山友会のいいところだと、個人的には思っています。山谷地域にはホームレス状態にある方だけでなく、アパートやドヤ※22に一人で暮らしている方もたくさんいます。※22 ドヤ…簡易宿泊所の通称そしてその多くがご高齢の方です。高齢化や単身世帯化が進む日本の未来の縮図が山谷にはあるのかもしれません。私自身一人暮らしの母を持っています。そして、私自身も一人暮らしであり、社会的孤立や孤立死の問題は他人事ではありません。ボランティアという微々たる力ではありますが、この活動を通じて、誰もが絆や居場所を持てることに役立てられればと思っています。【参考文献・資料】・斎藤雅茂「高齢者の社会的孤立予防・軽減に向けた地域診断の意義と可能性」・後藤広史(2009)『社会福祉援助課題としての「社会的孤立」』・厚生労働省(2008)『高齢者等が一人でも安心して暮らせるコミュニティ推進会議(「孤立死」ゼロを目指して)報告書』・株式会社ニッセイ基礎研究所(2014)『長寿時代の孤立予防に関する総合研究 報告書』・NHKスペシャル取材班・佐々木とく子(2007)『ひとり誰にも看取られず』(広報支援チーム やまとも 藤井)【2017年 冬の募金へのご協力のお願い】ホームレス状態にある人々が、孤独さに凍える冬の夜を越えて、あたたかな人のつながりの中で春を迎えられるように。あなたのやさしさをわたしたちに託してもらえませんか。(募金受付期間:~平成30年1月31日)********************************【スタッフ募集!】■山友会クリニック 看護師(常勤)※1名路上生活を送る方や、経済的な問題で一般の医療機関を受診できない方などが患者さんとして主に受診される、全国的にも希少な無料診療所です。 来院された患者さんの話にじっくりと耳を傾けて、心を通じ合わせながら診療を行うことを大切にしています。募集内容の詳細はこちら→http://bit.ly/2kMwvTq■ケア付き宿泊施設 山友荘 生活支援員(常勤)※1名入居者の方々にアットホームな雰囲気で過ごして頂けるように、生活のサポートを行っています。募集内容の詳細はこちら→採用情報【山友会メールマガジン ”やまとも通信”】活動のトピックスやイベント・ボランティア募集などの情報が満載です! (配信は月1回)登録はこちらから→メルマガ登録フォーム【山谷スタディツアー開催中!】山谷地域や山友会の活動についてご関心をお持ちの方を対象に、スタディツアーを開催しております。「知る」「関心を持つ」ということも、ホームレス問題を解決するひとつの方法です。皆さまのご参加、お待ちしております!詳しくはこちらから→山谷スタディツアー

      4
      テーマ:
  • 12 Jan
    • 孤立死の背景には何があるのか?

      広報支援チームやまともボランティアの藤井です。前回のブログでは、山友会の活動の現場だけでなく、社会全体として危機感が高まっている「孤立死の現状」についてレポートしました。※前回記事はこちら→孤立死の現状その孤立死はなぜ起きてしまうのでしょうか。今回は、その背景について探ってみたいと思います。1.単独世帯の増加まず、単独(一人暮らし)世帯が増加していることが挙げられます。昭和61年には6,826,000世帯(全世帯数に占める構成割合18.2%)であった単独世帯数は、平成28年には13,434,000世帯(同26.9%)にまで増加しています。(図表3)実に、日本人の4人に1人が単独世帯であるということになります。資料:「平成28年 国民生活基礎調査」より筆者作成さらに、65歳以上の一人暮らし高齢者は昭和55(1980)年には男性約19万人、女性約69万人でしたが、平成22(2010)年には男性約139万人、女性約341万人にまで増加しています。国立社会保障・人口問題研究所によると2035年には男性260万人、女性501万人にまで増加すると推計されています。(図表4)図表4 一人暮らし高齢者の動向出典:平成28年度版 高齢社会白書(内閣府)P152.社会的孤立次に挙げられるのが、社会的に孤立していることです。社会的孤立の状況についても詳しく見てみたいと思います。日本では「友人、同僚、その他の人」との交流が「全くない」あるいは「ほとんどない」と回答した人の割合が15.3%にのぼり、OECD加盟国20カ国の中で最も高い割合です。(図表5)図表5 「家族以外の人」と交流のない人の割合(国際比較)他国に比べると、家族以外の人々との交流が比較的少なく、一人暮らし世帯などが社会的孤立に陥りやすい状況にあることがわかります。孤立死に直面しやすい高齢者の社会的孤立の状況を見てみましょう。内閣府の調査(2008年)※6によると「ふだんどの程度、人(同居の家族を含む)と話をするか(電話や E メールも含む)」との質問に対して、92.1%が「毎日ある」と回答しています。しかしながら、回答者が一人暮らしの場合、毎日と回答したのは、64.8%。更には1週間に1回以下と回答したのは、8.2%とのことです。(図表6)※6 「平成20年度 高齢者の生活実態に関する調査結果」(内閣府)図表6 高齢者の社会的孤立の状況出典:http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000029cea-att/2r98520000029cit.pdfさらにアメリカ、ドイツ、スウェーデンと比較した調査(2015年)※7において、「病気の時や、一人では出来ない日常生活に必要な作業が必要な時、同居の家族以外に頼れる人がいる」との質問に対して、「頼れる人がいない」と回答したのは16.1%。これは他の国と比べて最も低い割合です。(図表7)※7 「平成27年度 第8回 高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」(内閣府)によれば、「病気の時に助け合う」と回答する割合は、ドイツ31.9%、アメリカ27.0%、スウェーデン16.9%、日本5.9%。図表7 近所の人との付き合い方出典:平成28年高齢社会白書(内閣府)P631週間1回話をする機会があるかないかで、さらに近所に病気の時に助け合う人がいないのであれば、孤立死となるのは、想像に難くありません。全てが全てとはいえませんが、数多と発生している孤立死という事象は、こうした社会的に孤立した状況の結果なのだと思います。3.社会的に孤立した人々はどれだけいるのかそれでは、そういった社会的に孤立した状況にある人はどれだけ存在するのでしょうか。しかしながら、それを明らかにするために必要とされる、孤立状態と判断すべき基準や標準的な測定方法は定まっていないのが現状だそうです。※8高齢者については、過去の先行研究に共通して、孤立した高齢者の割合はほぼ一桁(10%未満)と言われています。具体的には、より深刻な孤立状態では高齢者の概ね2~10%程度、孤立しがちな状態では高齢者の概ね10~30%程度という結果が多いようです。※9(図表8)※8、※9 「高齢者の社会的孤立に関する主要な知見と今後の課題」斎藤雅茂(2012)図表8 先行研究における孤立高齢者の操作的定義と出現割合出典:「長寿時代の孤立予防に関する総合研究」(ニッセイ基礎研究所)P11また、対象を20歳以上に拡げた場合の孤立者の割合が8.9%という報告もあります。※10※10 「孤立の社会学-無縁社会の処方箋」石田光規(2011)。2003年日本版社会総合調査(JGSS)で対象となった日本全国に居住する成人(20~89歳)1,706人のうち「悩みを相談できる相手が一人もいない人」が8.9%であったことによる。さらに、ニッセイ基礎研究所は、社会的孤立リスクを日常のコミュニケーション量から測定しており、それによると、ゆとり世代(23~25歳)では16.0%、団塊世代(39~42歳)で5.5%、75+世代(75~79歳)5.0%が最もコミュニケーション量が少なく孤立リスクが高いとされるレベル5であったと報告しています。※11※11「長寿時代の孤立予防に関する総合研究 報告書」株式会社ニッセイ基礎研究所(2014)この報告をもとにすると、日本の全人口のうち孤立リスクが高い状態にある人数が約1,004万人いると推計されるとも言われています。※12※12 『孤独死大国 予備軍1000万人時代のリアル』菅野久美子(2017)やや粗い試算ではありますが、これだけの人達が社会的に孤立してしまうリスクが高いという現状。自分の身に迫る問題として、より危機感を感じます。最終回となる第3回は、何が孤立の要因となっているのか、そして、孤立死をはじめとする社会的孤立の問題はどのように解決していったらよいのかということについてレポートします。【参考文献・資料】・厚生労働省(2016)『平成28年 国民生活基礎調査』・内閣府(2016)『平成28年度版 高齢社会白書』・OECD(2005)「Society at Grance:2005 editon」・内閣府(2008)「平成20年度 高齢者の生活実態に関する調査結果」・斎藤雅茂(2012)「高齢者の社会的孤立に関する主要な知見と今後の課題」・株式会社ニッセイ基礎研究所(2014)「長寿時代の孤立予防に関する総合研究 報告書」・石田光規(2011)「孤立の社会学-無縁社会の処方箋」・菅野久美子(2017)『孤独死大国 予備軍1000万人時代のリアル』(広報支援チームやまとも ボランティア 藤井)【2017年 冬の募金へのご協力のお願い】ホームレス状態にある人々が、孤独さに凍える冬の夜を越えて、あたたかな人のつながりの中で春を迎えられるように。あなたのやさしさをわたしたちに託してもらえませんか。(募金受付期間:~平成30年1月31日)********************************【スタッフ募集!】■山友会クリニック 看護師(常勤)※1名路上生活を送る方や、経済的な問題で一般の医療機関を受診できない方などが患者さんとして主に受診される、全国的にも希少な無料診療所です。 来院された患者さんの話にじっくりと耳を傾けて、心を通じ合わせながら診療を行うことを大切にしています。募集内容の詳細はこちら→http://bit.ly/2kMwvTq■ケア付き宿泊施設 山友荘 生活支援員(常勤)※1名入居者の方々にアットホームな雰囲気で過ごして頂けるように、生活のサポートを行っています。募集内容の詳細はこちら→採用情報【山友会メールマガジン ”やまとも通信”】活動のトピックスやイベント・ボランティア募集などの情報が満載です! (配信は月1回)登録はこちらから→メルマガ登録フォーム【山谷スタディツアー開催中!】山谷地域や山友会の活動についてご関心をお持ちの方を対象に、スタディツアーを開催しております。「知る」「関心を持つ」ということも、ホームレス問題を解決するひとつの方法です。皆さまのご参加、お待ちしております!詳しくはこちらから→山谷スタディツアー

      2
      テーマ:
  • 11 Jan
    • 1月11日木曜日、炊き出しとアウトリーチを行ないました!

      本日も炊き出しとアウトリーチを行ないました!約110名の方にコロッケ弁当と温かいお味噌汁を食べて頂きました。炊き出しの後は隅田川沿いで暮らす方を訪問する、アウトリーチを行ないました。並んで頂いていたみなさま、ご苦労さまでした!ボランティアのみなさま、お疲れさまでした!***************************************************************【スタッフ募集!】■ケア付き宿泊施設山友荘生活支援員(常勤)1名入居者の方々にアットホームな雰囲気で過ごして頂けるように、生活のサポートを行っています。募集内容の詳細はこちら→採用情報■山友会クリニック責任者・看護師(常勤)1名路上生活を送る方や、経済的な問題で一般の医療機関を受診できない方などが患者さんとして主に受診される、全国的にも希少な無料診療所です。 来院された患者さんの話にじっくりと耳を傾けて、心を通じ合わせながら診療を行うことを大切にしています。募集内容の詳細はこちら→採用情報【2017年 冬の募金へのご協力のお願い】ホームレス状態にある人々が、孤独さに凍える冬の夜を越えて、あたたかな人のつながりの中で春を迎えられるように。あなたのやさしさをわたしたちに託してもらえませんか。→http://bit.ly/fuyubokin2017(募金受付期間:~平成30年1月31日)【山友会メールマガジン”やまとも通信”】活動のトピックスやイベント・ボランティア募集などの情報が満載です!(配信は月1回)登録はこちらから→メルマガ登録フォーム【山谷スタディツアー開催中!】山谷地域や山友会の活動についてご関心をお持ちの方を対象に、スタディツアーを開催しております。「知る」「関心を持つ」ということも、ホームレス問題を解決するひとつの方法です。皆さまのご参加、お待ちしております!詳しくはこちらから→山谷スタディツアー

      3
      テーマ:
  • 10 Jan
    • 孤立死の現状

      広報支援チームやまともボランティアの藤井です。普段はITコンサルタントとして働いています。現在、山友会で取り組んでいる「冬の募金キャンペーン」。路上生活状態にある方への支援だけでなく、山友会と関わりがあった元ホームレスの方の孤立死に問題意識を持って、『ホームレス状態から住まいを得ても、ひとり旅立つことは避けられないかもしれない現実。だからこそ、孤独さを分かち合える”絆”と”居場所”を。』というテーマでキャンペーンを行っています。孤立死や孤独死といえば、阪神・淡路大震災の被災者の仮設住宅での孤立死についての報道や、2005年にNHKスペシャルで放送された千葉県松戸市常盤平団地での孤独死の問題は大きな反響を呼びました。※写真はイメージですさらに、内閣府の調査※1によると、高齢者の約4割が孤独死を身近に感じるという結果がでており、孤立死・孤独死についての関心や危機感が高まっているとも言えるでしょう。※1 「平成21年度 高齢者の地域におけるライフスタイルに関する調査結果」(2009年)によると、「孤独死(誰にも看取られることなく、亡くなったあとに発見される死)について、身近な問題だと感じますか」という質問に対して「非常に感じる」と回答した割合が16.6%、「まあまあ感じる」と回答した割合が26.3%であった。つまり、孤立死や孤独死の問題は、山友会の活動の現場だけでなく社会全体でも問題とされていることでもあります。今回の記事では、その現状や背景、そして解決策について3回に分けてレポートしたいと思います。1.孤立死・孤独死とは何なのか孤立死、孤独死という言葉がありますが、どちらも明確な定義があるわけではありません。そのため、今のところは全国的な統計も存在していません。イギリスの社会学者P.タウンゼントによると、「仲間づきあいの欠如あるいは喪失による好ましからざる感情を抱くという主観的な状態が孤独(loneliness)であり、孤立(isolation)とは、家族やコミュニティとほとんど接触がないという客観的な状態である」としています。これに基づいて考えると、死後発見された段階で故人が「孤立」していたかどうかはある程度客観的に判断できたとしても、「孤独」であったかどうかを判断するのは難しいということがわかります。何をもって「孤立死」や「孤独死」とするのかという定義付けをすることや、それに基づいた統計を行うことの難しさはそうしたところにもあるのかもしれません。このような前置きも踏まえて、今回は「孤立死」に焦点を当て、その現状についてまとめます。2.孤立死の現状孤立死はどれくらい発生しているのでしょうか。東京都などのいくつかの自治体や都市再生機構(UR)では独自に孤立死・孤独死に関する統計を発表しています。(図表1)出典:セルフ・ネグレクトと孤立死に関する実態把握と地域支援のあり方に関する調査研究 報告書(株式会社 ニッセイ基礎研究所 2011年)P16死後発見されるまでの期間など、何をもって孤立死や孤独死とするかという定義や、都市の人口規模や対象者数・年齢がかなり異なるので単純に比較はできないのですが、東京都監察医務院の調査※2によると、平成18年の段階で東京23区では孤独死が3,395件発生しており、一日10人前後が孤独死していることになります。※2 金涌佳雅、他(2010)『東京都23 区における孤独死の実態』においては、「異状死の内、自宅で亡くなられた一人暮らしの人」と孤独死を定義。異状死とは亡くなった時点で最初から病死(=自然死)とわかっていない、自殺・事故死・死因不明(病死も含む)のこと。また、ニッセイ基礎研究所の調査においては、東京都監察医務院による「東京都23区における孤独死の発生数」と人口動態統計を用いて、全国の65歳以上の高齢者の孤立死数を推計しています。それによると、約27,000人の高齢者が死後2日以上経ってから発見された「孤立死」と推計できるそうです。※3(図表2)※3 株式会社ニッセイ基礎研究所「平成22年度 老人保健健康増進等事業 セルフ・ネグレクトと孤立死に関する実態把握と地域支援のあり方に関する調査研究報告書」において、東京都監察医務院公表の「東京都23区における孤独死の発生数」(2009年時点)と「人口動態統計(厚生労働省)」(2010年版)から高齢者の孤立死に関する全国推計を算出している。高齢者の孤立死は、死後2日~3日目までに発見された事例…「上位推計」:全国で年間 約27,000人/死後4日~7日までに発見された事例…「中位推計」:全国で約16,000人/死後8日以上経過して発見された事例…「下位推計」:全国で約9,000人と推計されている。図表2 全国の高齢者の孤立死数の推計出典:「セルフ・ネグレクトと孤立死に関する実態把握と地域支援のあり方に関する調査研究報告書」ニッセイ基礎研究所(2011)P2※東京都23区における性・年齢階級別の孤立死発生率が全国市区町村で同一であるという前提さらに、前述の東京都監察医務院の調査によると23区内では、中央値は確認できなかったのですが、男性は平均死後12日、女性は死後6日に発見されていると報告されています。この記事を書くにあたって色々と資料を見ていて、個人的に一番驚き、恐怖を感じたのは、この「死後平均12日」という値でした。人一人の存在が亡くなって、そのことが1~2週間気付かれないのです。※写真はイメージです。それだけの期間発見されなければ、遺体の腐食も進んでしまいます。ショッキングな内容になってしまうので詳細には触れませんが、一般的には死後24時間程度を経過したころから腐敗が始まると言われています。※4※4 参考:法病理学講義ノート2016年度版 青木康博 名古屋市立大学大学院医学研究科法医学分野(http://www.med.nagoya-cu.ac.jp/legal.dir/lectures/newest/node3.html)遺体が腐敗した状態になってしまうまで、発見することができなかった遺族や、発見した方などの精神的なダメージはかなり大きいことが想像できます。※5※5 菅野(2017)は著書の中で、孤独死によって残された遺族の取材を行っており、悔やんでも悔やみ切れない自責の感情に苛まされる遺族の心情を綴っている。次回は、こうした孤立死の背景について探っていきたいと思います。※続きはこちら→『孤立死の背景には何があるのか?』【参考文献・資料】・内閣府(2009)『平成21年度 高齢者の地域におけるライフスタイルに関する調査結果』・内閣府(2010)『平成22年度 高齢社会白書』・Townsend.P.(1957)The family life of old People : An inquiry in East London. Routeledge and Kegan Paul(=1974、山室周平監訳『居宅老人の生活と親族網 : 戦後東ロンドンにおける実証的研究』垣内出版.)・株式会社ニッセイ基礎研究所(2011)「平成22年度 老人保健健康増進等事業 セルフ・ネグレクトと孤立死に関する実態把握と地域支援のあり方に関する調査研究報告書」・金涌佳雅、他(2010)『東京都23 区における孤独死の実態』東京都監察医務院・菅野久美子(2017)『孤独死大国 予備軍1000万人時代のリアル』双葉社(広報支援チームやまとも ボランティア 藤井)【2017年 冬の募金へのご協力のお願い】ホームレス状態にある人々が、孤独さに凍える冬の夜を越えて、あたたかな人のつながりの中で春を迎えられるように。あなたのやさしさをわたしたちに託してもらえませんか。(募金受付期間:~平成30年1月31日)********************************【山友会メールマガジン ”やまとも通信”】活動のトピックスやイベント・ボランティア募集などの情報が満載です! (配信は月1回)登録はこちらから→メルマガ登録フォーム【山谷スタディツアー開催中!】山谷地域や山友会の活動についてご関心をお持ちの方を対象に、スタディツアーを開催しております。「知る」「関心を持つ」ということも、ホームレス問題を解決するひとつの方法です。皆さまのご参加、お待ちしております!詳しくはこちらから→山谷スタディツアー【スタッフ募集!】■ケア付き宿泊施設 山友荘 生活支援員(常勤)※1名入居者の方々にアットホームな雰囲気で過ごして頂けるように、生活のサポートを行っています。募集内容の詳細はこちら→採用情報■山友会クリニック 看護師(常勤)※1名路上生活を送る方や、経済的な問題で一般の医療機関を受診できない方などが患者さんとして主に受診される、全国的にも希少な無料診療所です。 来院された患者さんの話にじっくりと耳を傾けて、心を通じ合わせながら診療を行うことを大切にしています。募集内容の詳細はこちら→http://bit.ly/2kMwvTq

      5
      テーマ:
    • 1月10日水曜日、炊き出しとアウトリーチを行ないました!

      本日も炊き出しとアウトリーチを行ないました!約80名の方に五目ご飯とバナナを食べて頂きました。炊き出しの後は隅田川沿いで暮らす方を訪問する、アウトリーチを行ないました。並んで頂いていたみなさま、ご苦労さまでした!ボランティアのみなさま、お疲れさまでした!***************************************************************【スタッフ募集!】■ケア付き宿泊施設山友荘生活支援員(常勤)1名入居者の方々にアットホームな雰囲気で過ごして頂けるように、生活のサポートを行っています。募集内容の詳細はこちら→採用情報■山友会クリニック責任者・看護師(常勤)1名路上生活を送る方や、経済的な問題で一般の医療機関を受診できない方などが患者さんとして主に受診される、全国的にも希少な無料診療所です。 来院された患者さんの話にじっくりと耳を傾けて、心を通じ合わせながら診療を行うことを大切にしています。募集内容の詳細はこちら→採用情報【2017年 冬の募金へのご協力のお願い】ホームレス状態にある人々が、孤独さに凍える冬の夜を越えて、あたたかな人のつながりの中で春を迎えられるように。あなたのやさしさをわたしたちに託してもらえませんか。→http://bit.ly/fuyubokin2017(募金受付期間:~平成30年1月31日)【山友会メールマガジン”やまとも通信”】活動のトピックスやイベント・ボランティア募集などの情報が満載です!(配信は月1回)登録はこちらから→メルマガ登録フォーム【山谷スタディツアー開催中!】山谷地域や山友会の活動についてご関心をお持ちの方を対象に、スタディツアーを開催しております。「知る」「関心を持つ」ということも、ホームレス問題を解決するひとつの方法です。皆さまのご参加、お待ちしております!詳しくはこちらから→山谷スタディツアー

      2
      1
      テーマ:
  • 06 Jan
    • 足浴の効能

      山友会の運営する無料診療所「山友会クリニック」は、おもにホームレス状態にある方など健康保険証をお持ちでないことにより一般の医療機関を受診できない患者さんを対象に、無料診療を行っています。病院やクリニックで働く看護師の一般的な仕事といえば、患者さんの日常生活のお手伝い(食事介助や清潔保持)、投薬や治療のお手伝い、外来であれば診察や検査のお手伝いです。しかし、山友会クリニックで行える検査や処置は、血圧測定、血糖値測定、尿の簡易検査、小さな傷の処置など、最低限のものに限られています。採血も注射も行わないため、看護師の仕事も、環境整備・カルテ整理(紙のカルテなので)・血圧測定・薬の準備等、一般的な仕事は比較的少なめです。その分、それ以外の大切な役割として、患者さんとゆっくりコミュニケーションを取ることで今後の治療のお手伝いができればと心がけているのですが、これがなかなか難しくもあります。そんな中、最近は足浴や爪切りをする時が、よい会話の時間になっています。クリニックにいらっしゃるおじさんたちはなかなかシャイなので、足の処置に必要な足浴をしてもらうまでにも随分と時間がかかりましたが…。お湯で足を洗っていると和やかな雰囲気になり、色んな話をポツリポツリとしてくれたり、予想外のお話しが聞けたりもします。これも足浴の効能ですね、きっと。                                 (クリニック丸田)***************************************************************【スタッフ募集!】■ケア付き宿泊施設山友荘生活支援員(常勤)1名入居者の方々にアットホームな雰囲気で過ごして頂けるように、生活のサポートを行っています。募集内容の詳細はこちら→採用情報■山友会クリニック責任者・看護師(常勤)1名路上生活を送る方や、経済的な問題で一般の医療機関を受診できない方などが患者さんとして主に受診される、全国的にも希少な無料診療所です。 来院された患者さんの話にじっくりと耳を傾けて、心を通じ合わせながら診療を行うことを大切にしています。募集内容の詳細はこちら→採用情報【2017年 冬の募金へのご協力のお願い】ホームレス状態にある人々が、孤独さに凍える冬の夜を越えて、あたたかな人のつながりの中で春を迎えられるように。あなたのやさしさをわたしたちに託してもらえませんか。→http://bit.ly/fuyubokin2017(募金受付期間:~平成30年1月31日)【山友会メールマガジン”やまとも通信”】活動のトピックスやイベント・ボランティア募集などの情報が満載です!(配信は月1回)登録はこちらから→メルマガ登録フォーム【山谷スタディツアー開催中!】山谷地域や山友会の活動についてご関心をお持ちの方を対象に、スタディツアーを開催しております。「知る」「関心を持つ」ということも、ホームレス問題を解決するひとつの方法です。皆さまのご参加、お待ちしております!詳しくはこちらから→山谷スタディツアー

      8
      1
      テーマ:
  • 27 Dec
    • 大切なことを思い出させてくれる場所

      現在行っている「2017年 冬の募金キャンペーン」(~2018年1月31)に、聖路加国際病院 副院長 石松伸一 医師より応援メッセージを頂きました!****************************『大切なことを思い出させてくれる場所』1995年、「ボランティア医師 求む」というカトリック新聞の一行広告を見たことがきっかけで、20年以上無料診療所「山友会クリニック」のボランティア医師を続けています。山友会クリニックには、保険証をお持ちでないホームレス状態にある方が多く来院されます。患者さんたちは、決して怠けて生きてきたのでありません。人生の歯車が狂ってしまったことで、ホームレス状態に陥ってしまったということを患者さん達から教えてもらいました。クリニックの患者さんとは一期一会です。過酷な生活環境に置かれているので、次にまたお会いできるかもわからないのが現実です。持病や厳しい寒さによって、路上で亡くなる方もいます。クリニックの患者さんたちが置かれた状況をはじめ、世の中には不条理なことがたくさんあります。貧困問題というのは、不条理が積み重なり、誰かが社会からはじき出されてしまうことだと思います。互いに傷つけあったり、奪い合ったりしているうちはこの問題は解決しません。社会から孤立し、苦しい状況に置かれた人たちの事情をよく理解し、寄り添うことが必要なのです。自分が誰のために、何のために医師をしているのか。そして、一人の人間として世の中の不条理とどのように向き合って生きていくのか。山友会は、そういった大切なことを思い出させてくれる場所です。(聖路加国際病院 副院長・救急部部長・山友会 理事 石松伸一)【2017年 冬の募金へのご協力のお願い】ホームレス状態にある人々が、孤独さに凍える冬の夜を越えて、あたたかな人のつながりの中で春を迎えられるように。あなたのやさしさをわたしたちに託してもらえませんか。(募金受付期間:~平成30年1月31日)********************************【スタッフ募集!】■山友会クリニック 看護師(常勤)※1名路上生活を送る方や、経済的な問題で一般の医療機関を受診できない方などが患者さんとして主に受診される、全国的にも希少な無料診療所です。 来院された患者さんの話にじっくりと耳を傾けて、心を通じ合わせながら診療を行うことを大切にしています。募集内容の詳細はこちら→http://bit.ly/2kMwvTq■ケア付き宿泊施設 山友荘 生活支援員(常勤)※1名入居者の方々にアットホームな雰囲気で過ごして頂けるように、生活のサポートを行っています。募集内容の詳細はこちら→採用情報【山友会メールマガジン ”やまとも通信”】活動のトピックスやイベント・ボランティア募集などの情報が満載です! (配信は月1回)登録はこちらから→メルマガ登録フォーム【山谷スタディツアー開催中!】山谷地域や山友会の活動についてご関心をお持ちの方を対象に、スタディツアーを開催しております。「知る」「関心を持つ」ということも、ホームレス問題を解決するひとつの方法です。皆さまのご参加、お待ちしております!詳しくはこちらから→山谷スタディツアー

      テーマ:
    • 12月27日水曜日、炊き出しとアウトリーチを行ないました!

      本日も炊き出しとアウトリーチを行ないました!約50名の方に五目ご飯を食べて頂きました。炊き出しの後は隅田川沿いで暮らす方を訪問する、アウトリーチを行ないました。並んで頂いていたみなさま、ご苦労さまでした!ボランティアのみなさま、お疲れさまでした!**************************************【相談室ボランティア募集中!】相談室では、山友会をとおして生活保護を受給し地域での生活をはじめた方々の一般病院での受診同行や、役所での様々な手続きのお手伝いをさせていただいています。私たち相談室のスタッフと一緒にこうしたお手伝いをしてみたいという方、ぜひご相談ください。社会福祉系の学生さんのインターンシップも受け入れています。詳しくはこちらから→相談室ボランティア募集ページ【山谷スタディツアー開催中!】山谷地域や山友会の活動についてご関心をお持ちの方を対象に、スタディツアーを開催しております。「知る」「関心を持つ」ということも、ホームレス問題を解決するひとつの方法です。皆さまのご参加、お待ちしております!詳しくはこちらから→山谷スタディツアー【スタッフ募集!】ケア付き宿泊施設 山友荘 生活支援員(非常勤)1名を募集しています。入居者の方々にアットホームな雰囲気で過ごして頂けるように、生活のサポートを行っています。募集内容の詳細はこちら→採用情報【Facebookページ】 "山友会”最新の活動の情報を写真付きでお届けしています!「いいね!」お願いします。

      2
      テーマ:

プロフィール

認定NPO法人 山友会

自己紹介:
認定NPO法人 山友会(さんゆうかい) 『路上生活を送らざるを得ない人々や苦しい生活を送らざる...

続きを見る >

読者になる

AD

カレンダー

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

お気に入りブログ

ブックマーク

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。