2011-01-15 21:50:00

【試験対策】傾聴・カウンセリング原理に関する演習問題

テーマ:◆産業カウンセラー試験対策

産業カウンセラー資格取得サポーターの中山法子です。


ブログで以前に掲載したものから「傾聴」「カウンセリングの原理」のテーマのものをまとめてみました。



1.傾聴に関する以下の説明のうち、正しいものを選びなさい。(ヒント:複数個あり)

1傾聴の基本的態度として、自己一致・無条件の肯定的配慮・共感の3つをフロイトはあげている。
2傾聴の前提として、人間は自己成長力をもっているという考え方がある。
3傾聴するためには、カウンセラー自身が自分の状態に気づく必要がある。
4傾聴によってカウンセラーとクライエントの信頼関係が出来るが、クライエントの自己理解をより深くするためには心理アセスメントが必須である。
5傾聴はカウンセリングのベースであり、傾聴がしっかり出来ていれば特に他の技法を習得する必要はない。



2.傾聴の基本的態度に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1クライエントが言ったことをカウンセラーは正しく理解しているかどうかを確認するために、自分が感じ取ったことを言葉で伝えることが大切である。
2カウンセラーは、個人的に自分自身の心が不安定になるような問題をかかえていても、それを抑えて傾聴することが大切である。
3クライエントを正しく理解するためには、クライエントの発する言葉だけでなく、非言語表現にも配慮することが大切である。
4カウンセラーは、自分に影響を及ぼすような事情とその意味、それに関連する自分の傾向をよく理解していることが大切である。


3.面接技法の質問に関する次の記述のうち、最も適切なものの組み合わせはどれか。

A .自己表現が難しいクライエントの場合にはもっぱら開かれた質問を中心とするのがよい。
B. キャリア・コンサルタントからクライエントに対する質問は、単に情報を集めるためというよりも、クライエントが自分の問題を正確に掘り下げるのを援助するために使われる。
C. 「どうして」「なぜ」と尋ねる質問は、クライエントの幅広く柔軟な反応を引き出し、会話を進めやすくする。
D. 「どのように」と尋ねる質問は、クライエントの個人的・主観的な感情・行動・意味などを知ることができる。


1AとB
2AとC
3BとD
4CとD



4.傾聴の技法について説明した以下の文で誤っているものを選びなさい。

1クライエントの沈黙には自分の考え、感情などを探索しているような肯定的、積極的な気持ちが示されている場合がある。
2質問はカウンセラーがクライエントの理解に必要な情報を得るために、あるいはクライエントの自己探索を援助するために行う。
3クライエントの話は冗長だったり、欠落していたり、方向性が変わりやすい。要約はクライエントのまとまりのない考え感情の整理をするためには重要である。
4カウンセラーはクライエントの言語表現だけでなく、声の調子、話し方、表情、姿勢、動作などの非言語表現にも注目し、何を伝えたいのかをつかみフィードバックする必要がある。
5開かれた質問である「どのように(how)」「どうして(why)」は、クライエントに考えや感情などを自由に語ってもらえるのでクライエントを的確に理解できる。


5.カウンセリングとサイコセラピー関する以下の説明で正しいものを選びなさい。

1カウンセリングとサイコセラピーは原理が全く異なるものだが、ほとんど同義に使われていることが多く、間違いやすい。
2サイコセラピーは精神分析療法のみが使われている。
3カウンセリングとサイコセラピーの歴史はほぼ同じぐらいである。
4カウンセリングでは現在から未来への人生の問題を扱い、サイコセラピーでは過去から現在の人生の問題を扱う。
5カウンセリングという言葉は20世紀初頭にパーソンズによって用いられるようになった。



6.以下の説明で間違っているものを一つ選びなさい。

1カウンセリングの学習においては自分自身についての理解が重要な意味を持つ。自己の価値観や人間観の検討なしに、カウンセリングの理論や技法が学ぶならば本末転倒である。
2ソーシャルワークとは高齢者、子供、心身障害者らを対象にする社会的、環境的側面からの専門的福祉活動である。
3カウンセリングとサイコセラピーには明確な区別がある。
4コンサルティングは専門的知識に基づく情報の提示である。それに対してカウンセリングはクライエントが自主的に解決するように支えるものである。しかし、カウンセラーはサポートにおいてコンサルティングを行う場合もある。
5来談者中心療法の人間観は人間はよりよく成長しよう、可能性を実現しようとする潜在能力を持っていると考える。



7.以下の記述のうち不適切なものを選びなさい。(ヒント:複数個あり)

1カウンセリングの効果の判定は、クライエントによって面接初期に述べられた主訴が解決・解消・改善できたと、カウンセラーが判断することによって行われる。主観を排除しながらカウンセリングを行ってきたカウンセラーの客観的な判断こそが信頼できる判断基準である。
2発汗恐怖がなくなったなど心身症状の改善や葛藤の解消などがクライエント自信によって認識され実感されたときに、カウンセリングは効果があったと判定される。この状態になれば、新しい不安がぶり返してくることはない。
3カウンセラーとクライエントの相性が合わないとき、すなわち、いわゆる馬が合わないとき、会話が上手くかみ合わないことがある。このような関係が長く続くようなときは、カウンセラーは適切にリファーすべきである。
4カウンセリングにおいてはクライエントの自由は最大限に尊重される。だkら、無理矢理相談室に連れてこられたクライエントはカウンセラーの問いかけに答えたくなければ答えなくてもよい。もちろん、このようにクライエントの意欲や積極的な参加が見られない場合には、カウンセリングは成功しにくい。
5カウンセリングはカウンセラーとクライエントとの相互的コミュニケーションを媒介とするので、クライエントにある程度の理解力や表現力が備わっていないと進展しにくい。



8.カウンセラーの自己開示に関する記述で正しいものはどれか。(ヒント:複数個あり)


1初期の来談者中心療法では、カウンセラーの自己開示は否定的に捉えられていた。
2カウンセラーの自己開示を重視しているのは実存主義的アプローチである。
3カウンセラーの自己開示は、クライエントに対して特定の意図を持ち、意識的に自分の意見を表明することである。
4自己開示と自己提示は異なる概念である。
5一般に外傷体験を自己開示すると、精神的健康度は低下すると言われている。




解答へ続く