「日本数学検定協会認定 幼児さんすうインストラクター」のしまだ・まきです。

本業多忙のため、数カ月ぶりの投稿になります。
(生きてます。まだ投稿する気もあります。)

5歳、6歳は空間把握能力が伸びる時期ということで、「かたち」を意識した取り組みをしたいと考えていたのですが、おもちゃ(レゴやキュボロ、ラキュー、マグフォームなど)で遊ばせているだけだったりして、あまり面白い記事が書けずにいました。今日、久々に息子にヒットしたお手軽な遊びがあったので、記事を書きます。

「おりがみ」は以前の記事にも書きましたが、「数学そのもの」なので、折り紙遊びは沢山させたいと思って昨年もいろいろアプローチしていたのですが、我が家のきわめて平凡な年中男児くんは、あまり折り紙に興味を持ってくれず残念に思っていました。

ところが、最近急に折り紙ブームが来た様子。とってもいい傾向なので、ここ数日は食事の後に少し時間を割いて折り紙遊びに付き合っています。

今日も彼のリクエストを聞いて、5歳でもできる折り方をネットで探して一緒に折るという作業をしていました。私が「椅子」の折り方を教えると大変喜び、お礼に「いいおり方」を教えてあげると息子が、ホッチキスや穴あけパンチやらを使いながら、意味の解らない折り方をレクチャーしてくれるので、それに付き合っていたのですが・・・。突然、数学的な何かが久々に私を突き動かしました。


私 「面白いことしてあげようか」

息子 「なになに?」

私 「こうやって、四角を2回折って、小さい四角をつくるでしょ。」

息子 「うん」 (一緒に折ってみる)

私 「4つの角のどこに穴をあけるか選んでみて。」

息子 「うーん。ここ」

私 「じゃあ、ママはここね。」

(穴あけパンチで穴をあけてみる。)

私 「同じ形になるかな~?開いてごらん。」

息子 「あれ???」


つまり、こういうことです。↓↓

折り紙を2回折って、四隅の好きなところに穴あけパンチで穴をあけます。
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開くと、穴が開いている部分が違う。これ、年中の息子には、魔法のようだったみたいです。

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同じになるようにクイズを出してみたり。(どこに穴をあけたら同じになるかゲームです。)

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他の形でもやってみたり。

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色々実験中。

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すごい勢いで折り紙が消費されましたが。(^_^;)

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折り紙を色々な形に折っては、穴あけパンチで穴をあけて、結果を見る。この実験に没頭する息子・・・。

しめしめ。

「ママがお皿洗うまで、やってていいよー。」

この隙に皿洗いができたのでした。


きっとこの経験が、線対称・点対称といった対象の概念を理解するときの土台となってくれるはず。

私もお皿が洗えたし、まさに一石二鳥でした。

そして、これを魔法と感じられる幼少期にこそ、反復学習ではない経験が大切なのだろうなと思った次第です。



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幼児さんすうインストラクター