与一、かぶらを取つてつがひ、
よつぴいてひやうど放つ。
小兵といふぢやう、十二束三伏、
弓はつよし、浦響くほど長鳴りして、
あやまたず扇の要ぎは一寸ばかり
おいて、ひいふつとぞ射切つたる。
かぶらは海へ入りければ、
扇は空へぞ上がりける。
しばしは虚空にひらめきけるが、
春風に一もみ二もみもまれて、
海へさつとぞ散つたりける。

これはかの有名な平家物語の
「扇の的」のくだり。

国語教科書にも載るように
日本人なら弓の名手の
那須の与一はほとんどの
かたが知っていると思います。

西のウイリアムテル、東の
那須の与一ですもんね。

日本の弓は何しろ大きい。

保元の乱で敗れ、伊豆大島に
流された鎮西八郎源為朝こと
源為朝も弓の名手。

流された先の伊豆七島を支配
することになった為朝を討伐
軍勢が押し寄せたときのこと。

自慢の強弓で300人もの
兵を載せた軍船を一発で
沈めちゃったんです。

ことほど左様に、日本の弓の
歴史は古く、また素晴らしい
弓の名手がいたんです。

日本の柔道どころじゃなくて
世界最高を自負。


と思ったら。

世界弓道:仏が初代王者「七人の侍」に魅せられ

自分なりの判断のご紹介-世界弓道大会仏優勝
弓道初の国際大会となる

第1回世界弓道大会が
このほど、東京・
明治神宮内の
中央道場で
開かれた。

国別対抗戦の団体と
個人戦が
行われ、団体戦
には18カ国・
地域が出場。
日本優位の前評判を覆し、
フランスが初代王者の
座に就いた。

海外では弓道はスポーツ
ではなく、精神鍛錬として
取り入れらるほどの人気。

4年前に「国際弓道連盟」が
設立されることになって
今回の世界大会ですが、
今回優勝の弓道歴約30年の
ミッシェル・デュポン(50)さん。

18歳の時に見た映画
「七人の侍」で弓矢に魅せられ、
「(心技体の)三位一体
の追求が弓道にはある」と
語るほどののめりこみ。

これじゃ、日本は勝てませんね。

次回4年後まで、日本の
選手?の皆さん。

精神鍛錬を行ってくださいね。o(^-^)o。




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