10月25日田野畑村田野畑中学校グラウンド仮設団地でウクレレサポート協会(横浜市)による、ウクレレ演奏体験.発表会が開催された。
訪れたのは、宮古市出身で現在は横浜市でウクレレサポート協会として活動している 山本 千香さん。震災後の2011年10月から音楽によって楽しんで元気になってもらえればと、故郷の宮古市をはじめとした被災地を周り、ウクレレを通した交流を行っている。
田野畑村での演奏体験.発表会は今年6月に続き2回目。「前回は時間が短く心残りだった」と山本さんは当時を振り替える。「4か月ぶりの田野畑村で、ウクレレの輪が広まってもらえれば」と今回の訪問に想いをはせていた。
今回の演奏体験.発表会には、四国出身で東京都内でウクレレのライブ活動を行っているいる おおきた ちひろ さんも参加。岩手県には初めて訪れたというおおきたさん。「みんなで楽しんで盛り上がってもらいたい」と楽しみにしている様子。
演奏体験.発表会が始まると楽しみに待ち望んでいた住民約10名が参加し、メリーさんのひつじや赤とんぼを一緒に演奏しながら歌い、大いに盛り上がった。6月にも参加したという住民からは「楽器を触るのは初めてだったが、すごく楽しかった」と、語った。
ウクレレサポート協会の山本さんは月1回は被災地を訪れている。明日27日は岩手県立大学宮古短期大学の文化祭でも演奏を行う予定だ。「これからもウクレレの輪を広げていきたい」と、力強く誓った。
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三陸情報局 太長根