「僕が六本木に会社をつくるまで」

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グリーの社長の田中氏が、今日に至るまでの生き様を描いたのがこの本。
田中氏については今年の夏に、サンダル履きでヨレヨレのTシャツを着て六本木をうろうろしているのをよくお見かけした。
もちろん自分は、田中氏とはぜんぜん知り合いでもなんでもない。
でも、GREEの考え方からいえば「six degree」どころか「two degree」って感じだ。
遠いようで近いようで、やっぱり遠い気がする。

田中氏は、楽天が社員数50人のときに入社して1000人になるまでの5年間在職したとのことだが、僕だって前職で、あるインターネット企業が社員数150人のときに入社して1200人になるまでの5年間在職していた。
田中氏が楽天に入社したのは2000年2月だが、僕が前職の会社に入社したのは2000年1月だ。小さなベンチャーが大企業になっていく様を同じように体感しているし、それを経験している時期はほとんど被っている。
その5年を経て、片や田中氏はグリーという日本を代表するコミュニティサイトをゼロから立ち上げベンチャー企業の社長となり、片や自分は中小企業の中間管理職。

この本に書かれている田中氏のインターネットに対する考え方や仕事に対する価値観は、僕も非常に共感できるし、まるで自分の思いをそのまま書き綴ってくれているかのような内容なのだが、こんなにも同じことを考えているのに、こんなにも大きな差が生じるというのは、いったいどういうことなのか。

端的に言って、取り組む姿勢が全く異なるのである。コミットメントと言っても良いだろう。
悲しいまでに中途半端な僕は、いまだに燻ったまま。一生をボヤで終わりかねない。
一方、ラディカルなまでにインターネットを突き詰めた田中氏は、常にゴールに向かい続けている。

その取り組む姿勢の差を考えることが、そのまま起業するためのヒントにつながるような気がする。
そういう意味で、非常に示唆に富んだ内容であり、考えさせられるところが大きかった。

負けたくない。負けられない。


にしても、どうも、なんだかこの本を読んでいると、すぐそこで楽しげにワイワイやっているのに自分は仲間に入れてもらえないような、そんな疎外感がある。
直接的な知り合いがちょくちょく登場することも関係しているのかもしれないが、、、


(インターネットへの熱い思い度:★★★★★)

田中 良和
僕が六本木に会社をつくるまで

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