ホントならこれは3月12日の日に書きたかった。
震災の影響で直接見ることはできなかったけれど本日堀幸一選手の引退セレモニーがやっと行われた。
とにかくこれほどマリーンズに貢献した選手なのだからキチンと送り出すことができてホッとした。
自分がマリーンズファンになった頃堀は外野手をメインにしていた。
とりわけ上手いわけでもなくクッションボールをおでこに当てたりしていた。
20本ホームラン打ったと思えば翌年さっぱりだったり
盗塁成功したのにアウトと勘違いして離塁してアウトになったり。
黒木のような情熱さも
初芝のような面白さも
小坂のような華麗さも
諸積のような派手さも
堀には突出して見受けられなかった。
自分の中で堀幸一はレギュラーでありながらも中途半端な選手だったのだ。
それが変わったのが2005年の日本一の日だ。
その日もスタメンだったが走塁中に足を痛めてベンチに下がった。
病院行きを打診されたが 「今日決まるから絶対グラウンドにいたい」 と甲子園にとどまった。
9回裏を抑えてベンチから足を引きずり泣きながらも輪に加わる堀がいた。
祝勝会で今まで見たことない笑顔でビールをかける堀がいた。
優勝したい気持ちは誰だって一緒。
堀幸一を中途半端と思っていた自分を恥じた。
マリーンズの歴史に残る選手。
自分の野球人生の中にも燦然と輝く選手。
堀幸一よ、ありがとう。
サヨナラは言わない。
きっとまたマリーンズに帰ってくるよね。
p.s 入場曲の『P-Machinery//Propaganda』好きやったな~
チャーチャッチャッチャチャチャ オイッってね