米子市企画部地域政策課主催「まちなかを巡るモニターツアー」 ~山陰歴史館&新旧〇〇見学~のつづき。

 

山陰歴史館内見学のモニターツアー特典は、美人学芸員さんによる市庁時代のパネル写真などを用いた解説付きです。

 

 

1階企画展示室では、この建物が市役所であった名残が確認できます。 部屋を二分するカウンターは、当館が市役所であった時代、実際にこの位置で受付けとして使用されていたものです。カウンターを境に床の色が異なっており、オフィス側は緑色、来庁者側は白っぽい色です。

 

 

階段周りは、市庁舎としての竣工時の佇まいが残されています。

 

 

一見、無味乾燥に感じますが、不要な装飾を削ぎ落としてもなお装飾的な曲面と直線。

 

 

踊り場の照明器具は、時代を経た雰囲気があります。

 

 

階段を上がった2階正面が旧正庁です。正庁とはなじみのない言葉ですが、それは公式行事や公賓の接遇等を行うための特別室を意味します。なお、正庁はどこの庁舎にもあるわけではなく、戦前に建造された古い庁舎に造られたスペースで、47都道府県庁ですら、この正庁のある庁舎は十数カ所です。「正庁」を旧字体で表すと「正廰」。さらに古い字体では「正廳」。この文字には、市民の訴えや意見を聴く場所という意味合いが込められています。

 

なお、旧正庁は常設展示スペースとして利用されているため、部屋内部は実際にお越しになってご確認ください。

 

2階西側突き当りの部屋は現在、民具常設展示室となってますが、市庁時代は庶務課、都市計画課、製図室として利用されていました。

 

 

なお、反対の東側突き当りの現館長室は、庁舎時代は市長室でした。

 

 

通常は一般立入禁止ですが、今回は特別許可を得て入室。なお、室内は撮影不可です。

 

3階は収蔵庫として使用されていますが、天井までの高さや壁、床の仕上材、ドアなどの建具、貴賓室の室内装飾など、旧米子市廰舎竣工時の佇まいがよく残されており、往時を偲ぶことができます。通常一般非公開ですが、モニターツアー限定特別許可を得て立ち入り可。

 

 

階段を上がった真正面、二本の飾り柱の奥が旧貴賓室で、正庁の真上に位置します。

 

 

貴賓室前の照明器具は残念ながらカバーは残されていないようですが、旧貴賓室入口両脇の照明器具は竣工当初と同じものが残されていました。

 

 

飾り柱の内側、旧貴賓室入口の天井部はヴォールトになっています。

 

 

旧貴賓室内部の天井に下がっていたシャンデリアは撤去されていますが、シーリングメダリオンは当時まま残されています。

 

 

現在、旧貴賓室は収蔵庫として利用されており、室内の撮影は不可。

 

※参考文献

資料「山陰歴史館の沿革」 山陰歴史館 作成

 

 

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