毎度ご来店くださいましてまことにありがとうございます。



郷土が誇る貴重な歴史遺産を文化財として適切に保存し、次世代へ引き継ぐとともに活用を図っていくため、まずは、米子城跡の価値や魅力について広く知ってもらうことを目的として「米子城シンポジウム」が、米子市公会堂で昨日、開催されました。


米子城シンポジウム 2016.01.23

米子城シンポジウム 2016.01.23

米子城シンポジウム 2016.01.23

プログラム


第1部

●基調講演1 「史跡整備と活用について - 米子城跡を活かす -」

講師 佐藤正知氏 (文化庁主任文化財調査官 [史跡専門] )


●基調講演2 「米子城のここがすごい! - 史跡を活かしたまちづくり -

講師 中井均氏 (滋賀県立大学 人間文化学部地域文化学科 教授)


第2部

●パネルディスカッション「隠れたる名城 米子城 - その価値と魅力に迫る -」

パネリスト

佐藤正知氏

中井均氏

金沢雄記氏 (米子工業高等専門学校建築学科助教 工学博士)

国田俊雄氏(米子市立山陰歴史館館長)

コーディネーター

中原斉氏 (鳥取県埋蔵文化財センター所長)


中井先生のツカミのひと言。


今回のシンポジウムに“隠れた名城”というタイトルが付けられているが、米子城には石垣が残っているので、“隠れた”という冠は誤り。米子城が隠れていたら、中世の山城は存在すらないことになってしまう。


米子城シンポジウム 2016.01.23

ツカミはOK!


普請と作事。時代劇などで聞いたことがある言葉ですが、普請は土木、作事は建築を意味します。普請は基礎工事や石垣の修築、堀の開削や埋立などの土木工事を指し、作事は建物の造営や修理などを指します。現代に置き換えてビルを建設する場合、基礎工事が普請、上物が作事ということになります。江戸幕府がより重要としていたのは普請の方です。大坂夏の陣で豊臣氏が滅亡した後、徳川氏が治める天下泰平の世が訪れ、城は藩の象徴のようになりましたが、城の本来の役割は軍事拠点、要塞。


米子城シンポジウム 2016.01.23

米子城シンポジウム 2016.01.23

とかく天守閣ばかりに目が行きがちですが、城の本質は石垣ということです。この石垣の積み方によって修築年代が分かります。


米子城シンポジウム 2016.01.23

米子城シンポジウム 2016.01.23

ただ、明治以降適切な樹木管理ができていないため、鬱蒼と茂る木々に隠れているだけ。樹木の伐採をすると自然破壊だー!!、と、目くじら立てて、口から泡飛ばして怒り、なおかつ人の話を聞かないから人たちだから厄介。そしてメディアも飛びつく(苦笑)放っておくと石垣の崩壊の恐れもあり、美観からも適切な伐採は必要だと思います。


そして、米子城下の町割りも大切な米子城の遺構です。


米子城シンポジウム 2016.01.23

佐藤先生曰はく、史跡整備が「目的」ではなく、史跡の価値を伝える「手段」や「方法」と考えることによって「活用」の幅が広がることになる。活用があって史跡整備がある、と、従来の考えを逆にしてみる必要性もある。


この考えにはまことに同感で、ハコモノを整備することや存在に疑義の生じたものをまず残すことを目的にしてしまうから共感が得られない。鉄道、百貨店を例に挙げると、それらはあくまでも利益を上げるための設備であって、経営者の使命はそれらを利活用して企業価値を上げること。身も蓋もない言い方ですが、お金を儲けることです。目くじら立てて、口から泡飛ばして反対と叫べば残るというものではないのですが、それを指摘すると口汚く罵られてブロックされる(笑)汗もかかず知恵も絞らず対案を示さず突っ走っても無意味、とはいいませんが、共感は得られない。H県知事からは見放され、S県知事から話し合いの席についてくださいとたしなめられることになるのです。


スタバが無い、セブンが無いで大ブレイクした!?鳥取県ですが、街づくりとは無いものねだりではなく、あるものを探す。これに気づき、知恵を絞って、汗をかいて、カネを融通し、人づくりをする。この努力を長いスパンでコツコツ努力を積み上げていけば街興しも叶うでしょう。


米子城シンポジウム 2016.01.23

天守閣が無いから米子城には何もない。ではなく、天守閣よりも重要な石垣がある。城下の町割りが残っている。見えていないだけの貴重な歴史遺産がたくさんあります。


米子城シンポジウム 2016.01.23

米子城シンポジウム 2016.01.23

米子城シンポジウム 2016.01.23

スーツと革靴でも登山口から15分ほどで山上の天守台へと登れる米子城跡。そこから見る360度の眺望は大きなセールスポイントですが、それだけではありません。城下町のいろいろな場所から見える石垣も大きなセールスポイント。


米子城シンポジウム 2016.01.23

米子城シンポジウム 2016.01.23

&Aビル、山陰合同銀行旧米子支店、山陰歴史館の向こうに見える米子城天守台。


米子城跡 2016.01.23

米子城跡 2016.01.23

米子城跡 2016.01.23

米子城跡 2016.01.23

米子城跡 2016.01.23

米子城跡 2016.01.23

個人的には国道9号から見るこの構図がたまらなく好き。


そしてこれぞ米子の景色。


米子鬼太郎空港連絡バス 2016.01.23

国道9号中町交差点にて、米子鬼太郎空港連絡バスと米子城跡。


米子鬼太郎空港連絡バス 2016.01.23

「米子」て書たーるから、どこからどうみても米子の景色(笑)


※なお、本日予定されていたがっつりウオークなどの関連イベントは、数十年ぶりの大寒波襲来で暴風雪、交通機関の乱れが予想されたため中止となりました。




本日はご来店くださいましてまことにありがとうございました。


またのお越しを心よりお待ち申し上げております。



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