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KGBがソ連共産党からロシアを簒奪して建国された「プーチン・ロシア」は、ロシア帝国の正しき再来である。プーチン・ロシアとは、KGBが絶対的権力を有する暗黒の世界帝国である。

プーチンはグルジア、モルドバ、ウクライナなどで南下の侵略の意図を露骨にし、たとえば近時においては、それはオバマ・アメリカ大統領のこの上ない無能さと愚かさが相俟って、シリアにおいて成功した。

オバマはアメリカ史上稀に見る愚かな大統領であり、自国の国益を何ら省みず、ロシアや支那の使嗾に甘んじる点で、大東亜戦争を引き起こしたフランクリン・ローズヴェルト大統領の再来である。

「大陸の大帝国は我々日本人の敵である」

歴史と経験から帰納法的に導き出されるこの事実は、それが我々の父祖らが数千年にわたって大陸の帝国とその属国の半島諸国を相手に戦いを繰り広げてきたことから知れるのであり、すなわちこれこそは我らの憲法(いつくしきのり)であり、皇祖皇宗の遺訓であり、國體である。

悪しき蛮族の策謀は、華やかな祝祭の陰に巡らされる。ソチ五輪の背後で進む、ウクライナの動乱がそれだ。

アブハジアというところをご存知だろうか。実に、ソチからは眼と鼻の先にあるグルジア共和国内の“自治共和国”だ。

グルジアは、依然としてアブハジアの独立を認めていず、また、アブハジアを国家として承認する国は少ない。しかし、アブハジアはロシアの後ろ盾の下、アブハジア紛争(1992~94)などにより、実質的にはグルジアから独立するに至っている。

また、ロシアは2008年8月にもグルジアを再び侵略した。南オセチア紛争である。南オセチアもまた、“南オセチア共和国”としてロシアから国家として承認された。かくして、ロシアはグルジアからアブハジアと南オセチアを奪い、ここに軍を駐留させ、占領下においている。

グルジア共和国は、ソ連から独立以来の反ロシア国家であり、現在もEUとNATOへの加盟を目指すなど、親米路線が強い。実に、グルジアの存在こそは、ロシアの南下政策にとっては大きな障害であり、邪魔者なのである。それが、ロシアが繰り返しグルジアを侵略し続ける理由である。

さて、ウクライナは反政府デモが激化し、ついにヤヌコーヴィチ大統領(親ロシア)は議会によって罷免され、国外逃亡を図るに至った。職権乱用の疑いで収監されていたユリア・ティモシェンコ(親米)は釈放され、5月に実施予定の大統領選への出馬を表明している。

かくして、ウクライナにおいては、ロシアからの独立路線派が巻き返している状況である。しかし、ヤヌコーヴィチは国外逃亡を阻止されたものの、東部のハリコフに立てこもり、キエフの新政権を認めないと主張。ウクライナは東西に分裂する恐れさえも出てきた。元々、西ウクライナはロシアからの独立派が強く、東ウクライナは親ロシアの気風が強いのだ。

今後、ウクライナにおいては、ロシアの膨張はひとまずは抑えられたと見て良いだろうが、さて、そうなると、次にロシアが南下の手を伸ばすのはどこか。

一つは中東である。ロシアによるシリア内戦の介入は、無能なオバマ米大統領の優柔不断と無策により、アサド政権の強化とロシアの影響力増大に資することとなった。今後、イラクにおけるアメリカとの角逐はますます本格化するだろう。

もう一つは、他ならぬ、我々への侵略である。シベリアのガス共同開発は、我々のエネルギーをロシアに依存させる策謀である。プーチンの差し伸べてくる杯には、毒が盛られているのだ。決して、彼らとは交渉してはならない。

そして我々が断じて忘れてはならないのは、憎むべき北朝鮮による拉致事件とは、ロシアが日本海を「ロシアの内海」としていなければ、決して起こりえなかったことである。大東亜戦争後、冷戦を経て今に至るまで、日本海はロシアの内海であり、ロシアの軍艦の自由に行き来するところとなっている。

実に、ロシアこそは、北朝鮮による拉致事件の共犯なのだ。


狡猾な蛮族は、己の手を汚さない。韓国などの露骨な反日を、その最も背後で使嗾するのは、他ならぬロシアである。それは、我々に対する侵略の準備である。

我々は、ソチの祭典にただ徒に幻惑だけされていてはならない。國を背負って戦った選手たちの活躍には喝采を送りつつも、狡猾な侵略の手から注視を怠ってはならない。

今こそ、我々は

「反ロシア/反支那とその属国」は皇祖皇宗の遺訓(國體)である

ことを拳拳服膺し、国防力と諜報力の強化に向けて剣を抜く時である。