February 14, 2012
父親になりかけの産婦人科医 16
テーマ:父子手帳こちらでは
他人への干渉が少ない。
日本にいるころは
自分を干渉するような人を極力避けてきたし
日常生活で他人への干渉に興味を持たないようにしてきた。
アメリカではもはやそういう努力さえいらない。
アメリカでは日本よりも
気楽に生活が出来る。
しかし
日本からアメリカへ来て適応するのは
比較的簡単だけれども
アメリカから日本へ戻って適応するのは
大変だろうなと思う。
このままいけば
わが家の胎児は新生児になってすぐにアメリカ市民権を得るだろうけれど
彼は将来どちらの国を選ぶだろうか。
彼女の母親が
早くも子育ての本を送ってくれた。
僕らの帰国時の再適応を思ってか
あるいは
遠い異国の地で毎日ベッド上で安静にしている娘のために
少しでも出来ることをしたいからなのか
いずれにしろ心配しているのだろう。
小さな本屋の育児書を全部買い占めたんじゃないかと思うくらい
たくさんあるので
僕も簡単そうなヤツを何冊か読ませてもらった。
選んだのはエッセイみたいな本。

こっちの本にいたっては10分くらいか。

もっと難しそうなのはあとで。
子育ての本に混ざって
気の早いことに
何冊かの絵本も届いた。
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自分なりに意気込みを確認する意味で
僕も子育ての本を注文してみた。
久しぶりのNICUマニュアル。
「ちょっと…、なんの本を買っているのよ?」
「あ、ごめんごめん」
「そうよ。気をつけてね」
「そうだね。NICU入院しない前提?
小児科の本にすれば良かったね」
「ちょっ…、そういう問題じゃないわよ」
もう少ししたら
僕は自分で絵を描いたり
切り絵を貼ったりして
絵本を作ってあげるんだ。
色々アイデアが浮かんできて
書き留めるのが大変です。
気に入ってくれるといいんだけど。
お腹の子に
ビバルディを聴かせながら
お前はどんなのが好きなのかと
尋ねたら
しばらくして
蹴とばされた。








