ベンツのディーゼルエンジン③
テーマ:整備・修理
今回はヘッドオーバーホールが目的では無く、グロープラグ取り外しに端を発っしたヘッド取り外し作業ですが、せっかく外したのでそのままでは取り付けず、各部を点検して取り付けます。
バルブステムシール交換。
走行18万キロなので、オイルの混入などを考えると交換しておくべき部品です。以前もお話しましたが、ドイツ車には専用のリップシール保護カラーが付いてきます。
インテークバルブ使用前、使用後。どっかの添加剤メーカーの写真みたいですが(笑)
NOx低減の為にEGR(排気ガス再循環装置)しているのである程度のスラッジ付着は宿命みたいなものですが、ここまで付着していると洗浄するのも気持ちいいです。
エキゾーストバルブ。
ステム径はINの6mmから7mmへ太くさせています。ただコレット等を共通化させたいが為に(コストを抑える為)取り付け部分はINと同じく6mmになっています。そしてこのバルブは、ディーゼルエンジンは熱負荷も高く、特にエキゾースト側は高温になる為か、バルブの途中で別素材をくっ付ける「軸接」をおこなっています。(バルブ中央の色が変わっていところ)バルブ傘側は、おそらくインコネル材で、ジェットエンジンの一部にも使われる耐熱性の高い材料です。当然コストも高い部品です。
巷では「W210以降のベンツはコストダウンが激しい」と言われていますが、お金掛けるトコにはしっかり掛けてますね。(他メーカーでもディーゼルエンジンでは常識的に使われている素材かもしれませんが)なんたってベンツですからねー。
でも、軸接部分がカーボンカッターとしての役割も持たせているところにコストダウンの影がチラホラと・・・軸接部分はガイド内に納めた方が良いように思うのですが・・・どうなんでしょうか?
ずらりと並んだインテークポート。しかもすごいストレートポートです。
ポート分岐点はマニホールドに付くいており、吸入した空気が整流される時間を長く取ってからシリンダー内に入れる考えのようです。空気と燃料を良く混ぜる必要のある(予混合燃焼)ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンなどと同じく、タンブル流(吸入空気の上下方向の過流)強化が重要なのかもしれません。ただディーゼルの燃焼は、それだけで一つの学問があるくらい難しいので、僕にはハッキリした事は分かりませんが・・・
バルブのすり合わせをして密着を高めます。
ディーゼルは、ガソリンエンジン以上に圧縮は重要ですからね。
フロント周りがバラバラに・・・
オイルクーラーホースも交換したみたいです。右ヘッドライト奥にオイルクーラーがあります。

























