2006年05月28日(日)

蝋人形の館 明るいホラーダークキャッスル

テーマ:映画
ワーナー・ホーム・ビデオ
蝋人形の館 特別版

◆レンタルDVDにて鑑賞。480P。ドルビーデジタル5.0ch音声。


◆R・ゼメキスの「ダークキャッスル」レーベルのホラー。B級ホラー映画の心を,A級映画の予算で制作するダークキャッスル。ゆとり故か,その画調は明るいホラーとなる。そこに賛否は分かれよう。


◆さて,「蝋人形の館」。原題は「House of Wax」だから,「蝋の館」が直訳。しかし,「蝋人形の館」の方がおどろおどろしくて正解。館全体が蝋でできており,それがクライマックスとなる。そういう意味では,原題の通りである。


◆キャストを知らずに,借りたがなんとヒロインはエリシャ(24のキム)カズバートではないか!一気に観る気が高まる。エリシャはタンクトップで汗だくで戦う女を熱演。クライマックスでビンセント(殺人蝋細工師)を説得しようとするところでは,頭のよさを垣間見せて,キムが重なったなあ。もちろん豊かな胸は今回も魅力的。


◆エリシャがニッパで人差し指を切られたり,かなりの残虐シーンが出てくるので,子どもには見せられない。


◆シャム双生児を切り離したことが悲劇の始まりであり,クライマックスで再び兄弟が重なり合うところは印象深い。主人公のカーリー(エリシャ)とニックも双生児であり,双生児が双生児の悲惨な事件に終止符をうつという構造はおもしろい。双生児というのは何か不思議な切り離せないラインでつながっているのかもしれない。思い出すのは,デ・パルマの「悪魔のシスター」。血のにおいたっぷりの中に,コミカルなラストが不思議だった。塚本晋也のズバリ「双生児」というのもあった。あまり,ぱっとしなかった。


◆久しぶりのホラーだったので,楽しめた。ヒロインの力が大きいかな。今後も明るいホラー「ダークキャッスル」に期待したい。

2006年05月23日(火)

シンシナティ・キッド 驚異の高画質

テーマ:映画
ワーナー・ホーム・ビデオ
シンシナティ・キッド

◆BS-hi放送分をHDD録画してやっと視聴。

◆Hi-Vi6月号にて,堀切氏がマックイーンの額の汗にさわれそうなほど高画質,と書かれており,その記事に触発されてやっと視聴する。


◆マックイーンの澄んだブルーの瞳が吸い込まれそうなほど高画質。さらに,私が感じたのは,ロングショットでの遠くの細部まで分かるその映像の驚異である。冒頭の駅の線路の枕木まではっきり分かる解像度。ハイビジョンの凄さを感じるし,その元となるフィルム素材のすばらしさに脱帽である。


◆ストーリーはびっくりするほどシンプル。そこにニューオーリンズのジャズのにおいや奔放な女と純粋な田舎娘,富豪にディーラー達など一人一人のキャラクターが見事に描かれている。特に宿敵のポーカー師の不敵な面構えにはしびれる。


◆のし上がろうと必死の天才ポーカー青年のマックイーンはその鼻をぽっきり折られてしまうが,挫折が成長に結びつくのは必至。映画は,田舎娘との抱擁でハッピーに終わる。希望の残るエンディング。

ワーナー・ホーム・ビデオ
スティーブ・マックィーン・エッセンシャル・コレクション・ボックス (初回限定生産)
2006年05月14日(日)

妖怪大戦争  天才子役

テーマ:映画
角川エンタテインメント
妖怪大戦争 DTSスペシャル・エディション (初回限定生産)

◆レンタルDVDにて鑑賞。1080i,DVI-D接続。DTS-ES音声!

◆オールスター映画である。それも妖怪として!それが最も楽しい企画だと思う。近藤正臣,キヨシロウさん,竹中さん,岡村・・・・。近藤さんはCMでカッパをやっていたので,2度目の妖怪役じゃなかろうか(笑)。

この贅沢さには満足。


◆ろくろっくび,雪女,アギ,河姫など女性妖怪がすてきでセクシー。


◆しかし,何と言っても天才子役神木隆之介の自然な演技は素晴らしい。「インストール」も先日のBSで見たが,これまた見事だった。本作では,一夏の大冒険を通して,成長し,村の仲間にも入れてもらえるというありがちの筋だが,そこが如実に浮き出てこないのが,逆におもしろかった。姉役の成海璃子は瞳が魅力的な女優さんなので,物語にもっと絡んで欲しかった。


◆マシン妖怪は暗めの画面の中で,CGっぽくない画像で好感が持てた。DTS-ES音声はそれなりに迫力がある。レンタルでDTS-ES音声まで入れてくれているのは太っ腹。


2006年05月10日(水)

真実のために Vol5 なんとあの少女が・・・

テーマ:ドラマ
ジェネオン エンタテインメント
イ・ヨンエ主演 真実のために DVD-BOX

◆レンタルDVDにて鑑賞。480P。32型モニターにて鑑賞。


◆新薬の人体実験に,医療費を無料にしてもらっている患者が供され,少女が死亡。事実を隠そうとする病院側との対決。


◆犠牲となる少女は,あれれ何とミン・グッキではないですか!ほとんど台詞もない役だが,このような端役を経て,主役のクッキを勝ち得たのであろう。


◆その「クッキ」だが,ついにキョンソン(ソウル)に上京してますますおもしろくなる。


◆「クッキ」の前の「LOST」も車いすのロックに奇跡が起こる。初めは分からないその奇跡が,だんだんにわかってくる話のつくりがうまい。これまた目が離せない。木曜日はドラマ三昧だ。あ,明日じゃん。

チョン ソンヒ, 田渕 高志
クッキ〈上〉

2006年05月07日(日)

キャメロン・クロウに浸る 「エリザベスタウン」と「あの頃ペニーレインと」

テーマ:映画
パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
エリザベスタウン

◆「エリザベスタウン」をレンタルDVDで鑑賞。1080i。DVI-D接続。弟のドルフィンにて。

◆「あの頃ペニーレインと」をBS2をHDD録画で鑑賞。


◆キャメロン・クロウ監督作品に浸った黄金週間であった。両作品に共通するすばらしさは,そのBGMの選曲である。元ロック評論家のキャメロン・クロウ監督ならでは。さっそく,「エリザベスタウン」のサントラをタワーレコードでさがす。何と,1枚のCDに入りきらず,Vol2まで出ている。2枚とも購入。車の中のBGMとして最適である。「エリザベスタウン」「ペニーレイン」両作品に印象的なのはエルトン・ジョンの曲だ。「ペニーレイン」では,仲違いしたバンドメンバーがツアーバスの中でこのエルトン・ジョンの曲に合わせて全員が歌い出し,再び友情を取り戻すという感動的な場面で使われる。若々しいエルトン・ジョンの歌声は本当に素晴らしい。


◆キャメロン・クロウはヒロインを実に魅力的に描く。「エリザベスタウン」のキルスティン・ダンスト(実はこの人目当てでレンタルしたのだ)は,主人公を再生する女神として実に魅力的である。自作のCDとガイドブック。ファンタジックだが,だからこそ破滅して主人公に息をふきかえさせる。

 「ペニーレイン」ことケイト・ハドソンは自分探しの夢の途中だが,たゆたうようなつかみ所のない存在は魅力的だし,自らの道を見いだした時の笑顔も忘れられない。「ペニーレイン」では,主人公が自分の道を見いだすと共に,ペニーレインもまた人生の希望を見いだす物語だ。希望にあふれて終わる両方の物語はさわやかである。これは映画の一つの方向性である。


◆キルケゴールは言う。「死に至る病とは『絶望』である」と。キャメロン・クロウの希望あるエンディングに大賛成である。

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
あの頃ペニー・レインと デラックス・ダブル・フィーチャーズ

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