2005年07月29日(金)

チャングムの誓い 41話 火花を散らす女の対決

テーマ:ドラマ

tyangumu41

◆HDDに録画し,即日鑑賞。

◆ヨンセンが懐妊し,一気に地位がジャンプアップ。何と,チェ女官長もクミョンチェゴサングンも両手を重ねて平伏。ヨンセンはクミョンに何度も食事を作り直させる。ヨンセンの師の悲運の最期への復讐とばかりに

「チョンサングンにあったものが,お前(クミョン)には欠けている」とクミョンの食事を拒否。ううむ,気持ちいい。クミョンの心中の怒りは爆発し,かつてのクミョンの素直さ今やチェ一族の泥沼の中で,真っ黒に染まってその片鱗も残さないよう。

◆策士,いやもう悪女と言ってもいいヨリはチャングムをヘーミンソンへと追放しようと画策するが,チョンホが医療部門の副長官となり,助かる。王様の追放されそうになったチョンホへの英断と言い,チョンホの堂々とした態度と言い,実に気持ちのいい今回である。その分チャングムは今回控えめか。

◆悪女ヨリはヨンセンの担当になったことで,恐るべき事に流産を狙う。担当していて流産させたら,ヨリの罰も必至だろうに,ヨリも命がけということか?すでに,宮中は見限って,世間に下り,パンスル商会の薬屋経営へとその心は動いているのだろうか。

◆火花を散らす女の対決と正義の男性陣の気持ちよさが印象的な回であった。緊張感漂う中で,ミンサングンらの喜んだりあわてたりはほっとさせてくれる。

NHK出版
韓国ドラマ・ガイド 宮廷女官 チャングムの誓い 後編 教養・文化シリーズ―韓国ドラマ・ガイド
2005年07月26日(火)

死の棘 そこらのホラーよりこわいぞ

テーマ:映画

sinotoge

◆BS2の小栗康平作品集をHDDに録画していたのをやっと鑑賞。

◆寡作映画作家小栗康平の作品集がBS2で連続放映された。「泥の河」「伽椰子のために」「死の棘」「眠る男」である。すべて,HDDに録画していたが,なかなか観る暇がない。名作「泥の河」は宮本輝の原作から大好きで,映画「泥の河」も9800円もするLD(レーザーディスク)を持っている。

◆「伽椰子のために」はデビュー作だが,初めて鑑賞した。南果穂が初々しい。朝鮮と日本の歴史を背負った重い佳作だ。

◆さて,「死の棘」である。佳作小説家「島尾敏雄」の原作。主人公の男は「島尾敏雄」自身。名前もそのままである。その敏夫の浮気を知った,妻の狂気のような,夫への責めが延々とつづられる。

◆撮影はセットのようで,縁側の向こうの空は,いつも上半分が灰色で,下半分が白い,どんよりした日本海の空のよう。それは重苦しい夫婦の関係のようにいつも中途半端に明るく暗く,据わりが悪いのだ。

◆そこに来て,音楽が実に不気味だ。作曲は細川俊夫。日本を代表する現代作曲家である。その魂を引き裂くような弦楽器の響きが映画の狂気を増していくようである。

◆松坂慶子の狂気の演技が恐ろしい。この女房には「芸のためなら女房も泣かす」はまったく通用しない。時代は戦争の直後と思われるが,男と女が対等であるところに,この夫婦の異様さが有る。

◆小栗作品は,見終わった後,一週間ほど心の奥底に鉛を残すような厳しさがある。しかし,思わず映画には引き込まれている。

松竹
小栗康平監督作品集 DVD-BOX
2005年07月25日(月)

トロイ 群衆シーンに驚愕

テーマ:映画
ワーナー・ホーム・ビデオ
トロイ 特別版 〈2枚組〉

◆レンタルDVDにて鑑賞。

◆群衆シーンのすばらしさに驚く。同様な場面に「ハムナプトラ2」があるが,CGも日進月歩である。トロイはCG臭さが抜けて,どこまでがエキストラか分からないのがすごい。「スターウォーズⅠ」のポッドレースのシーンの群衆なぞ,実際のエキストラとCGの違いが分かりすぎて,悲しいくらいである。その実際のエキストラの中にマーク・ハミルがいたのも悲しかったが・・・。

◆男優人の充実はもちろんだが,ヘレン役のダイアン・クルーガーは際だって美しい。彼女はドイツ出身でディアーヌ・クルージェというフランス風の読みもあり,ミッシェル・ヴァイヨンにも出演しているようだ。久々に魅力的な美人女優の出現に大きく期待したい。

◆監督は「Uボート」のウォルフガング・ペーターゼンだが,完全にハリウッド化した映画には,あまりリアリティを感じられない。これは,ペーターゼン監督に限らず,ハリウッドの歴史大作には,作り物臭さがまとわりついているように感じる。だから,男優や女優の美しさに酔えばよい。ああ,CG無き頃の大エキストラ大作「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥールが優しげな顔で出ていたなあ。彼の胸の中に去来するものは何だろうか。「昔はよかった」?「今はらくちんでいい」?

2005年07月22日(金)

チャングムの誓い 40話 ついに抱擁

テーマ:ドラマ

tyangumu40 ◇HDDに録画し,即日視聴。


◇恋は巨大な障害の中で一層燃え上がるものだなあ。チャングムとジョンホ。これまで思いを告げながらも,チャングムの立場をおもんばかって,静かに見守っていたジョンホ。恋よりも,女官の仕事を,医女の仕事を優先してきたチャングム。疫病とヨリらの策謀の中で,絶体絶命に追いつめられたチャングム。間一髪ジョンホに救われ,そしてついに二人は美しき抱擁に至る。


◇以前中国との国際交流団として,船で中国に渡ったことがある。交流も2日目を過ぎたとき,数百人の日本人団に食中毒が発生。多くの交流団員が苦しんだ。苦しむ団員とそれを必死で介抱する団員の間に多くの恋が生まれた。私は幸か不幸か,症状が軽く,船室で一人で休んでいたので,恋は生まれることはなかった。(悔)


◇HDDにはアンコールチャングムもたまってきており,日々チャングム三昧である。

バップ
宮廷女官チャングムの誓い DVD-BOX 2
2005年07月19日(火)

宇宙戦争 スピルバーグよどこへいく

テーマ:映画
utyuu ◇ユナイテッドシネマ200人程度の小屋で観賞。少しおくれて入り,エンディング5分でトイレに行きたくなり,ずいぶんがまんしたが,限界で,席を立ち,戻るとエンドタイトルが流れていた。トホホ。

◇冒頭より息もつかせぬ特撮で見せる。スピルバーグらしい家族のきずなを漂わせながらも,母が去り,兄が去り,極限の中で,家族は離れ離れになっていく。勉強もせずだらだら過ごす兄は,地球を守るという自分の存在価値を見いだし,トライポッドに向かっていく。

◇名子役ダコタ・ファニングはその達者な演技は発揮できずに,こわがっているだけであり,もったいない使い方だ。才気煥発に父親を助けていくみたいにできなかったのかなあ。

◇ボストン行きのフェリーの場面は白眉である。引きさかれる家族,やっと乗ったフェリーもあえなく転覆させられる。様々な光か交錯する夜間のシーンはすばらしかった。

◇ティム・ロビンスとの静かなシーンはクライマックス前の静けさだろうが,あまりに前半との特撮の量のちがいに,少し拍子抜けする。

◇「続・激突カージャック」のころのエネルギーの爆発がないのは,スピルバーグも加齢したと思えばしかたないが,加齢なりの重厚な作品を期待してしまうのは酷なのだろうか。ああ,スピルバーグよどこへいく。

2005年07月09日(土)

ジョゼと虎と魚たち さわやかさの中のテーマ

テーマ:映画
アスミック
ジョゼと虎と魚たち 特別版 (初回限定生産2枚組)

◇すてきな邦画にであった。幸せ。

◇池脇千鶴の名演技に脱帽である。冒頭の乳母車の中で包丁をかざす,醜い彼女が,どんどんかわいく知的でエネルギーとウイットに満ちたすばらしい人物像へと観る者の目を新しくしてくれる。

◇「こわれもの」として世間から隠そうとする世代(祖母)と偏見をもたない不思議さわやかな大学生(妻夫木)。リアルさとそうでなさがないまぜになって主人公ジョゼのまわりを回るが,ジョゼはしっかりした自分をもち,自立している。

◇ラストで,結局ジョゼから逃げてしまう自分の情けなさに涙して,その情けなさからも逃げようとする大学生(でも,男ってこういうものだと思う)と電動車いすで買い物に出て,人生を楽しむかのようなジョゼの後ろ姿が対比されて終わる。車いすは後ろ姿しか映さないが,たぶんジョゼは微笑んでいる。それが,さわやかさの中に見事にテーマを浮立たせていて秀逸。

◇「スウィングガールズ」の上野樹里が芦屋(?)の令嬢で大人っぽい役を演じるが,違和感なく,高校生でも大学生でも,そして主婦もできる,恐るべき女優かもしれない。

◇「ジョゼ」の表現語法で感心するのは,映像で全部を語らず,観る者の想像を上手に喚起すること。それは,まるで文学である。例えば,セクシーな場面だが,ジョゼ「いちばんHなことしてもええよ」で,画面はモーテルでの愛の交換の終わった場面で,妻夫木「いたくなかった?」ジョゼ「あんなんでええの?」これは,いったいどんな行為をしたのかは,観る者の想像にゆだねられるが,男はたいがい判ってしまう。こんなところが,じつに文学的である。久々に出会った邦画の秀作である。

2005年07月09日(土)

レンタル10枚借り いろいろ観ました

テーマ:映画

pato ◇近くのレンタルDVD店が1枚100円セールを行っていたので,開店前から並んで,10枚を借りてきた。

◇「笑の大学」

 「タイガー&ドラゴン 三枚起請の回」

 「JamFilms」

 「うる星やつら オンリーユー」

 「機動警察パトレイバー アーリーデイズ Ⅰ&Ⅱ」

 「精霊流し」

 「ジョゼと虎と魚たち」など


◇「笑の大学」いまひとつ

 「タイガー&ドラゴン」すばらしい!シリーズへ向かう勢いがあり,設定が完全に提示されている。

 「JamFilms」玉石混淆。気に入ったのは望月六郎のセクシーなストーリー。吉本多香美にうっとり。

 「うる星やつら オンリーユー」押井 守はやはり,「ビューティフルドリーマー」で自分らしさを全開にした。

 「パトレイバー」何度みてもすばらしい。押井ワールドとエンタティメント性の見事な結合。

 「ジョゼ」はあまりにすばらしいので,別に述べたい。

バンダイビジュアル
機動警察パトレイバー アーリーデイズ VOLUME 1.

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