2005年01月30日(日)

エイリアンVSプレデター うすっぺらだがニヤリ

テーマ:映画
◆東京出張中,新宿伊勢丹裏映画館ビルの小さな小屋(70人)にて鑑賞。

◆すでに公開して日が過ぎ,小さめの小屋で上映された。が,前から2列目で観ると,まあまあの迫力で観ることができた。

◆もともと企画物で,2つのキャラを破綻無く対決させるためのシナリオに完璧を求める方が無理はあるが,こじつけっぽい部分はどうしても感じられた。

◆そのため,ストーリーの重厚さはなく,薄っぺらいのだが,そこここに,これまでの映画のオマージュというかパロディというか,ニヤリとさせられるカットがあり,これまでのシリーズを知っていると,より楽しめる。

◆例えば,ピラミッド内で,2人がクレバスをジャンプして越え,男は飛び越えるが,ヒロインは崩れる崖にクレバスに落下しそうになる。先に越えた男の悲鳴が聞こえ,エイリアンにやられたことがヒロインにも分かり,そっと這い上がってくるシーンは,初めに手袋が映り,つぎにフォーカスがヒロインの顔に合い,手袋はぼける。このカットは,「エイリアン」の中で,終末シャトルへの通路にいるかもしれないエイリアンを警戒しながら登ってくるところで,出てくる。初めに玉の汗にまみれたリプリーの手が映り,次に顔へとフォーカスが映る。(ニヤリ)

◆寄生されまゆに閉じこめられたヒーローをヒロインが殺してやるところは,「エイリアン」ディレクターズカットで追加されたシーンだ。ダラス船長は自ら「殺してくれ」というのだから,こちらの方が潔い。

◆南極へ向かう夜の砕氷船は,「ノストロモ号」にソックリ。(ニヤリ)

◆舞台が,わけのわからないピラミッド(3文明の文字がある!!!?)で,しかも「CUBE]状態に変化する迷路で,広がり感がなく,ピラミッドという既存の様式に乗っかったため,「エイリアン」の異星人の宇宙船のような想像を絶する異世界を創造できなかったスタッフのお手軽ぶりを露呈している。

◆また,「会社」が,時制的に今後となる「エイリアン」シリーズにどう結びつくのか,「エイリアン3」での「ヘンリクセン」との関連など,ゆっくり考えてみるのもおもしろいかな。
2005年01月30日(日)

ハウルの動く城  尺足らず?

テーマ:映画
◆出張で東京に向かう途中,時間が空いたので福岡のAMC13にて視聴。

◆前半のテンポの良さ,画のディテイルのすごさ,徹底した描き込み,渾身の宮崎動画であった。完全に引き込まれる自分がいた。

◆しかし,後半の言葉足らずはどうしたことであろう。あれほど迫力ある敵役であった「荒れ地の魔女」は簡単に腑抜けとなり,「ギガント(コナン)」や「トルメキアの戦艦(ナウシカ)」を彷彿とさせ,わくわくさせてくれた空中戦艦や軍艦も,何のための戦乱やらわからず,魔術の先生との対決も,いつの間にか終結して,すてきな王子「カブ」の出番はチョイ役・・・。

◆宮崎氏は4時間あるいは6時間の尺が欲しかったのではないか。あまりにも,物語をはしょりすぎているのではないだろうか。私は原作は未読であるが。

◆「ロード・オブ・ザ・リング」や「キルビル」のように分けるともっと,壮大な世界が描けたのではないかと思う。セルの枚数は天文学的に増えるかもしれないけれど・・・。
2005年01月26日(水)

ちょっとだけ閉館

テーマ:ブログ
◆当ものおきシアターは,オーナーの出張に続く,急病,そして養生のために「ちょっとだけ閉館」します。読者のみなさま,ごめんなさい。
2005年01月16日(日)

怪奇異星物体 ナスターシャ・キンスキーも・・・

テーマ:映画
◆レンタルDVDにて視聴。

◆B級ホラーっぽい題名とヒロインの「ナスターシャ・キンスキー」,特撮のスタン・ウインストンに惹かれてレンタル。

◆まさに,B級である。特に,モンスターの造形が,ほとんど全体像がわからない。少年ベンの観ているビデオの中のモンスターが実体化したものであろうから,ビデオの中のウエストショットがヒントである。エイリアンやプレデターのように美しい物ではなく,一つ目玉がもの悲しい,みにくいモンスターである。

◆田舎町の閉塞感。よそ者を排除する気質などがリアルである。魔女扱いされて殺されるベンの母親はセクシーで美しかった。それが,魔女扱いされる要因でもあったのだろう。

◆ヒロインのナスターシャ・キンスキーは,必死に戦おうとするが,中途半端な感じを受ける。何より,昔の美しさがかげりを見せていたのは,残念である。

2005年01月16日(日)

ドッペルゲンガー 役所広司のオーディション

テーマ:映画
◆第2の世界の黒沢こと黒沢清の「ドッペルゲンガー」。レンタルDVDにて視聴。

◆伊丹十三プロデュースの「スイートホーム」おもしろ怖かった。TV2時間ドラマ「悪霊」鳥肌ものだった。霊界から幽霊があふれてくる「回路」の終末感もすばらしかった。特に,幽霊が上からのぞき込んでくるところは,忘れられない。時々夢に見る。こわかったー。

◆ところが最近の作品はピンとこない。クラゲの映画,題名なんだったかなあ?この「ドッペルゲンガー」しかり。時折,黒沢清特有の,「いやーな感じ」はあるものの,何か訴えてくるものがない。私が凡人故だろう。

◆そこで,今回は我らが長崎県民「役所広司」のおもしろネタを。「無名塾」のオーディションで「自分に一番似合うと思う服を着て参加」との条件に,なんと「海パンと裸」登場。オーディションでは,大声を出し過ぎて本当に卒倒したらしい。で,結果は800人の受験者で,合格者は4名。なんと,200倍の難関を通過した。

◆ローカルネタをもう一つ。最近車を購入した。その車屋さんが,高校時代(大村工業高校)に役所広司(本名:橋本広司)とバンドを組んでいたらしい。役所広司はギター。車屋さんはドラム担当。

◆最後。私は大学時代地方TV局の取材で,役所広司の実家を訪れたことがある。お母さんにインタビューしたと記憶している。小さな家だった。今も住んでらっしゃるのかなあ。
2005年01月10日(月)

阿弥陀堂だより 四季は人生の如し

テーマ:映画
◆BSジャパンをHDDレコーダーに録画して視聴。

◆都会の便利さはすばらしい。それに慣れ,あまりにそれにまみれてしまっている私たちは,利便性と引き替えに何か大切なものを失っていっているのではないか。そんなことを考えさせてくれる作品である。

◆小説家の夫と医師の妻。都会に疲れたこの夫婦が,信濃の田舎で,その自然やそこで暮らす人々と交わる中で,徐々に癒され,本来の人間を取り戻していく。

◆中でも北林谷栄の演ずる「ウメ」の軽妙な演技はすばらしく,本来の人間のもつユーモア,明るさを見事に表現している。

◆田村高広演ずる「先生」は,寿命を知り,紅葉の季節に多くの村人に看取られて静かに逝く。夕日が頭上より差し込みあたかも天上に登る魂の道のようである。実に美しく気高い場面であった。そして,阿弥陀堂に一枚の板が増える。

◆逝く命あれば,生まれくる命がある。呼吸器系の持病を持つ妻は,癒され,愛される中で43歳にして初めての赤ん坊を身ごもる。

◆終末,小説家は原稿用紙にペンを走らせる。「春,夏,秋,冬,四季は人の一生に似ている」納得し,心に染みいる言葉である。そしてこの映画のテーマである。いい映画だった。




タイトル: 阿弥陀堂だより 特別版
2005年01月09日(日)

「ハルモニア」/篠田節子

テーマ:読書
◆「チェリストなら必読の書だよ」先輩のそんな言葉に動かされて,読み上げた篠田節子作の「ハルモニア」。

◆物語自体は,サイコサスペンスであるが,文章のそこここに,登場する楽曲の解釈としての名文が輝く。

◆「バッハの音楽には,トラップがしかけられている」
 このいくつものトラップを完全に制覇したとき,音楽はえもいわれぬ高みへと上昇するという。私も,無伴奏組曲第1番のプレリュードを時折弾くが,トラップに引っかかりっぱなしである。

◆「人間の感情や知性を越えた果てにある,清冽な美の抜けるような透明な音。一音一音が丹念に編み込まれた果てしないリング」
 やはり,無伴奏組曲に対する文章であるが,美しい。

◆「組曲の中に現れるアルペジオは,その和音が基本となる。調和と深い色合いが変化しながら,見事なアラベスクを描いていく」
 見事な文章だ。もう,バッハの無伴奏チェロ組曲を弾くのは恐れ多くなってしまった。いや,その名品にチャレンジすることがアマチュアに許された特権である。たとえ,1合目,2合目で止まろうとも。少しずつ歩む。這い上がる。あきらめたら終わりだ。


著者: 篠田 節子
タイトル: ハルモニア
2005年01月09日(日)

24サードシーズン CTUの中の赤ちゃん

テーマ:ドラマ
◆優秀なアナリストでありながら,癇癪もち,皮肉屋,上司も恐れぬ自己主張など,サードシーズンの初めから,独特のキャラクターであった「クロエ」。

◆ついに活躍の時来る。なんと,赤ん坊をCTUに連れ込む。しかも,かなり訳ありのようだ。なぜなら,クロエには赤ん坊はいないからだ。

◆キムやアダムがクロエの仕事への支障を疑問視しながらも,トニーはクロエのオーディオ分析力を手放すことができない。それほど,優秀なアナリストであるということだ。

◆クロエの危うさでサスペンスを盛り上げるとともに,赤ん坊という「家族」を絡ませていくシナリオはさすがである。

◆本編ではカットされたが,もう一人超優秀なアナリストでありながら無頼漢風の「ダルトン?」も魅力的なキャラクターだと思うが,今後登場の機会はあるだろうか。ぜひ,登場させてCTUをかき混ぜて欲しいなあ。
2005年01月09日(日)

24サードシーズン 抱擁

テーマ:ドラマ
◆予想できない展開がたまらない24だが,その中に「人間ドラマ」が織り込まれているのがサードシーズンの特徴であろう。

◆ウイルス保菌者と思われていた青年が,実はそうでなかった。駆けつけた家族との抱擁は「家族愛」を表現する。


◆パーマー大統領の心の支えであり,最愛の人「アン」と大統領の抱擁。大統領の何と幸せそうな表情であることか。


◆夫トニーの手術が成功した。冷血な上司シャペルとミッシェルの抱擁は,シャペルの別の一面を垣間見せてくれた。今後シャペルの活躍があり,たぶんその後に命を落とすのではないだろうか。「最後に花を持たせて死をもって舞台から去る」のがアメリカ映画の一つの法則であるからだ。

◆日本の文化・生活習慣には人前での「抱擁」はない。日本人は喜びを胸に秘める。でも,憧れてしまう。
2005年01月07日(金)

あけましておめでとうございます

テーマ:ブログ
<長崎県小浜の丘の上のお稲荷さんから橘湾を望む>
みなさま あけましておめでとうございます

◆年末の多忙、帰省でしばらく「ものおきシアター」は閉館しておりました。

◆昨日島にもどりましたので、再びオープンいたします。

◆さて、年末年始にはいくつかの買い物をしました。年末に、HDDレコーダーRec-pot250GBとフリフリDVDプレーヤーMOMITSUのV880を買いました。これで、平日に撮りためて、週末に観ることができます。さっそく、8日の「チャングム」を録画。

◆MOMITSUはまだ試しておらず、オークション落札品だけに少し心配。

◆悲しいことー(古いか)。4日にコジマ電気に朝6時半から並び,3時間待ったのに,お目当てのデジカメが私の前の人で売り切れたことー(真っ白に燃え尽きました)

◆とまれ、ことしもがんばって映画を観ます。そして、ブログに感想をあげることを、大きな目標の一つにしたいと思います。ジャンルランキング30位以内を目指したいですね。しかし、アメブロのランキングの基準って何なのでしょうか?

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