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2004年12月25日(土)

いまさら冬ソナ 第9・10話 好きになるのに理由はない

テーマ:ブログ
◆BS2完全版にて視聴。ついに,DVD視聴は毎日2話放送のBS2完全版に追いつかれてしまった。

◆さて,9話10話は各所にいいシーンはあるものの,全般にすこしもどかしいテンポの悪さを感じた。ユジンの「揺れる心」は台詞でなく,表情や涙で表現されるので,女優にとっても難しく,それが繰り返されるため,演出でも苦慮したのであろう。

◆印象的なシーンは,サンヒョクに「どうしてチュンサンでない,あの人なんだ」と問いつめられて「好きになるのに理由はない」というミニョンの言葉がユジンに去来し,「理由はない」とサンヒョクに答える場面だ。この部分の台詞はDVDとBSでは微妙に訳が異なっており,写真にあるように,DVDでは「本当に好きなときは,理由なんてない」となっていた。私はBSの「好きになるのに理由はない」の方がしっくりくる。「恋に落ちる」という状況である。翻訳者が違うのであろうか?このあたりも完全版を観る価値へと通ずる。

◆さて,すこし停滞感を感じたわけだが,10話のエンドタイトルで,(エンドタイトルに次回予告が挿入されるようになった),「チュンサンという子供を助けた」という一言があり,複線であった,ミニョン&チュンサンの母の「7歳の時おぼれた」道であったおじさんに「ありがとうございました」を一気に連結させて,「また観なければ!」と思わせるあたり,うまいなあ。
2004年12月24日(金)

いまさら冬ソナ 完全版7・8話 嫁姑

テーマ:ドラマ
◆やっと観ました,BS2「冬ソナ」完全版。8話などDVD版を昨日観ていたので,カット部分がよくわかり楽しかった。

◆印象的なカット部分は,サンヒョクの母親の誕生日のシーン。チェリンの言葉で,ユジンに疑惑を抱いている母親は,ユジンに対しいつも以上に冷たい。DVDでは,デザートのリンゴを食べるシーンから始まるのに対し,完全版ではサンヒョクの母親の「ユジンの母親からのプレゼントを邪険に扱う」「料理の手伝いをしようとするユジンをまだ嫁でもないと退ける」「バースデーケーキの火を吹き消そうともしない」「無言で食事する」などのいじわるな仕打ちが丹念に描かれている。母親のこの態度が,サンヒョクを追いつめる要因になっていることがよくわかる。


◆つまりは,明日から毎日完全版を観ることになりそうだ。
2004年12月23日(木)

いまさら冬ソナ 第8話「疑惑」 サンヒョクの苦悩

テーマ:ドラマ
◆DVD視聴。忘年会シーズンである。会の席で,女性(40代)と話すとき,「冬ソナ」を話題にすると,必ず話が弾む。20代の女性はそうでもないようだ。昨日の体験談でした。むろん,その40代の女性は,10:00前にそそくさと帰宅されていました。

◆今回のエピソードでは,サンヒョクの苦悩がよく描けている。韓国では目上の人,父母には服従するのがあたりまえであるようだ。その母に,「どうしてユジンが嫌いなんだ,なぜだ」と乱暴な口を利いてしまう。母親にとっては,あんなに優等生で言うことをきくいい子だったサンヒョクの変貌ぶりに驚く。その理由をユジンに求めてしまうのも無理はない。

◆心乱れたサンヒョクは,ユジンをホテルに連れ込み,無理矢理に事に及ぼうとする。走り去るタクシーを追いかけ,追いつけず,自らの行為を恥じるサンヒョクの苦悩が心に伝わる。日本とは婚前交渉の実態が違うことも感じさせる。日本もかつてはそうであったろうに,日本という国はどんどん変わって,五里霧中の中にあり,だから何でもありになってしまうのだろうか。韓国ドラマになつかしさや節度のよさを感じるからこそのこのブームだとしたら,日本よ,もう一度いい日本にもどろうよ。もどそうよ。

◆空港にチュンサンの母が降り立ち,「チュンサンは元気?」と謎の言葉で8話は閉じられる。うまいねえ。実に。次回を観ずにはいられない。
2004年12月22日(水)

いまさら冬ソナ 第7話「冬の嵐」 影の国の住人

テーマ:ドラマ
◆DVD視聴。BS2完全版に追撃されている。しかし,BS2はまだ未視聴なり。ヨンジュンの声はやはり,吹き替えなしがいい。低く鼻にかかったようないい声である。吹き替えは妙にかん高い気がする。ユジンもしかり。でも,24は最初のシーズンから吹き替えで観ている。これは,出会いが大切。24ファーストシーズンにBSフジ連続放送(吹き替え)で出会ったからだ。したがって,自分には「ぷれびあすりぃ24」より,「前回までの24」の方が耳になじんでます。

◆横道にそれたが,今回の白眉は,思い出の湖でのミニョンとユジンであろう。思い出ばかりを追うユジンに,「影の国の住人は君だ」「思い出に縛られて,誰を愛せる?」と語るミニョン。思い出の呪縛からユジンを解放しようとするのも,もちろんユジンに惹かれているミニョンだからだ。人は,思い出がなければ生きていけない。映画「ブレードランナー」の人造人間レプリカントが自分の(植え付けられたものではあるが)記憶である写真の束を持っていたシーンを思い出す。また同時に,思い出に縛られても先に進めない。忘れることによって新しい世界は開ける。ミニョンはそれがよくわかっていたのだ。人の心はなんと不思議なことでしょう。
2004年12月21日(火)

いまさら冬ソナ 第6話「忘却」 死者にとって忘れられるのは幸せか

テーマ:ドラマ
◆友人のDVDにて視聴。完全版の放送が始まったが,BS2との画像比較は,これからの楽しみにとっておく。

◆今回のエピソードもなかなかにすばらしい脚本。「忘却」のタイトルは実にわかりやすい。すなわち,今回最も印象的なのが,ユジンが,ミニョンに向かい,毅然と言い放つ下りだ。「あなたは,本当に人を好きになったことがありますか?」「これまで息がかかるくらい近くにいた人がいなくなった寂しさがわかりますか?」「周りの他の者が何も変わらないのに,一人だけいなくなった気持ちが」「その人のために涙を流すことは間違ったことですか?」ユジンの顔を正面からとらえたショットは彼女の毅然とした気高いまでの美しさ,これまでのつらさをよく表現した名シーンだ。

◆ミニョンはクールに「死んだ人にとって一番幸せなのは,忘れてやることだ」と返す。が,ミニョンも,ユジンの主張に,心動かされている。

◆ユジンも同様にミニョンの言葉に心揺り動かされている。「チュンサンを忘れることが,彼にとっても自分にとっても,婚約者にとっても一番幸せでは無いか」と。じっと,窓の外を見つめるショットで,それを表現している。

◆ユジンはその答えを見いだすべく,母に電話する。このシーンがまたいいなあ。母は,縫い物で手が離せないので,肩電話(肩に電話を乗せて話す)である。そして,亡き夫のことを,いいことも悪いことも全部覚えている,「永遠に忘れられないんだよ」という。ユジンには明確な回答となったであろう。この肩電話の演出がいい。構えない,さらっと話す中に真実が織り込まれているのだから。

◆それから,今回はユジンのうつうつとした表情ばかりでなく,持ち前の明るさ,世話好きな面が,宴会での現場の「おじさん」との関係,そして「歌いまーす」と空きビンをマイクに歌うところもさわやかなり。

◆完全にはまっちゃいました。今更だけど,「冬ソナ」
2004年12月20日(月)

いまさら冬ソナ 完全版スタート記念

テーマ:映画
◆友人から借りた「冬のソナタ」DVD全巻、ぼちぼち視聴中。本日12月20日よりBS2にて完全版(毎日2話ずつ)放映を機に、「いまさら冬ソナ」と言われそうだが、ご勘弁。

◆第5話「罠」まで視聴した。このエピソードは秀逸。ミニョンを取られたくないチェリンの女心故の謀略がよく理解できる。チェリンは高校時代にもユジンに好きな人を奪われたのであるから、今度こそはというその思いがよく描けている。

◆また、酔いに任せて、ミニョンに「初めて好きになった人に似ている」「初めて・・・」の告白の時のユジンの表情がすばらしい。「初めて」は、チョンサンが夕暮れの音楽室で弾いたピアノ曲であり、その後放送室で、そして卒業間ぎわにもユジンがよく流していた思い出の曲の題名と付合する。いい脚本だ。

◆閑話休題。キム次長は、「ラスト・プレゼント」でも楽しい役をやってくれていたと思いますが、どうだったかな?
2004年12月19日(日)

elephant RPG的視点

テーマ:映画
◆Harinezumiさんの「命がけおすすめ」に触発されて,リクエストしたレンタルDVDにて視聴。

◆コロンバイン高校での銃乱射事件をモチーフにした作品である。終末の銃乱射以前には,ストーリーはなく,高校生たちの普通の日常が淡々とつづられる。

◆アル中の父親に手を焼いているジョン。写真部だろうか,さまざまな対象をカメラに写しては,自分で現像しているイーライ。あけすけに「だっさーい」と罵られるミッシェル。いつもべったり3人組のジョーダン・ニコル・ブリタニー。ジョンのガールフレンドで,異性・同性愛会(?)で意見交換をするアケイディア・・・。

◆特筆すべきは,そのカメラ視点。カメラは,高校生の後をついて,ハイスクールの中をふわふわと移動する。画面には追いかける生徒の後頭部が映る。音楽はなく,その場その場の音,たとえばロビーに流れるライトクラシックやフルートを練習する音,カフェテリアでの歓声などなどがまさにBGMとなる。これは,RPGゲームの主人公のような視点だ。これにより観る者は自分がハイスクールの中を漂っているような感覚をもつ。ハイスクールの中は掃除がゆきとどき,廊下も実に広い。設備も充実しており,学生たちも活気に満ちていて自由な雰囲気を満喫できる。


◆メイキングによると,台詞は生徒たちのアドリブだそうだ。ストーリー展開がないので,それで可能なわけだ。おもしろい着想である。

◆ある事件がおこるまでの普通の日常を淡々と描くことで,その後に起こる惨劇との対比が鮮明にされる。これと同じ着想の邦画がある。黒木和男の「TOMMOROW明日」である。長崎原爆の落とされる前の日のいくつかの家族の生活が,普段の生活が淡々と描かれる。彼らの明日には死が待っているというのに。観る者は,明日起こることも知っているから,この普通の日常を必死に生きている登場人物があわれでしかたない気持ちになるのだ。

◆悲劇は普通の日常を引き裂いて,突然に迫りくる。しかし,予想することはできない。主人公たちのように,その日の日常を普通に必死で生きていくしかない。

◆暗示:ヒトラー,ベートーベンの「月光」ソナタ,「エリーゼのために」
2004年12月16日(木)

チャングムの誓い 第11話 深く不覚!

テーマ:映画
◆あな悲し,昼間の勤労の疲れか,はたまた,夕食の少量のビールに酔うほど酒に弱くなったか・・・・楽しみに第11話の冒頭を観ていたのに,次に気がついたときには,予告編。♪オナラオーナラのテーマソングが流れているではないか。ああ不覚,深く反省。

◆他のブロガーの皆さんの意見で,内容を想像しよう・・・トホホ。
2004年12月14日(火)

ふたご座流星群2004 島の冬空は満天の星

テーマ:ブログ
◆13日から14日にかけては,ふたご座流星群の放射ピークにあたる。13日夜は新月の次の日で,さらに晴天であり,観測には最適であった。

◆完全防寒に身をつつみ,自宅の前庭にいすを置き,オリオンの方をぼうっと観ていると,出た出た。美しいしっぽを出して,天空をかける帚星。

◆30分くらいで10個くらい観測。子供たちも出てきて,一緒に楽しんだ。

◆それにしても,島で観る冬空の星の何と美しいことか。数年前は,獅子座流星群を午前3時頃たくさん観測したが,今回のふたご座流星群は一晩中出ているので観測しやすい。まだの方は,今晩がチャンス。
2004年12月13日(月)

ドーン・オブ・ザ・デッド (2004) 全速力ゾンビ

テーマ:映画
◆レンタルDVDで視聴。ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」のリメイクであり,正直それほど,期待はしていなかった。ところが・・・。

◆冒頭から終末まで,まったくゆるみのない,緊張感あふれる作品に結実している。元の「ゾンビ」はLDで所有しているほど,昔から大好きな作品であった。本作はそのリメイクとして徹底したエンタティメント性を追求し,実に楽しめる逸品である。

◆主人公アナは,突然の近所の女の子のゾンビ化,そして愛する夫のゾンビ化をも乗り越えてショッピングモールへ避難。そこで,これまでの悲劇を改めてかみしめ,一瞬悲嘆に暮れるが,後は戦う気丈な女として描かれる。人間の生き抜くための本能を越えて,その気高い力強さには感動する。

◆愛する人がゾンビ化して襲ってくるという地獄が次々に描かれるが,中でも妊婦である妻を守ろうとする黒人男性の悲劇は心に突き刺さる。ベビーゾンビは,予想はしていてもいただけない。夢に出そうだ。

◆文字で連絡を取り合い,友情を結んでいく黒人警官と銃砲店主アンディもつらい悲劇である。「すまんな相棒」と引き金を引く悲しさ。このような一つ一つの悲劇のエピソードを,さらっと描いているのが,スピード感を落とさなかった理由だ。

◆スピード感を最も高めているのは,旧作「ゾンビ」との最大の違いでもある,全速力で追ってくる元気なゾンビたちだ。彼らは何もしゃべらないが(これはゾンビ3より退化。たしか,ゾンビ3では,知性を持つゾンビが出た),生きた人間を食う本能が全速力を生むのか。あるいは,ダン・オバノン解釈(「バタリアン」参照)のように,脳みそを食わねば苦痛が走るのか,それは定かでないが,とにかく元気がいい。元気がよすぎてゾンビらしくないともいえよう。しかし,そんなことは,後で振り返っておもうばかりで,鑑賞中は,そのスピード感に圧倒され続ける。

◆エンドタイトルが出ると,席を立つあるいはDVDをストップさせる方,要注意!エンドタイトルに結末が記されている。それも,船においてあったどうも8ミリキャメラのような主観映像で示されるのは,なんともすばらしきアイディア。

◆そういえば,この映画2004年公開だが,その画像はざらついており,70年代の劇場で観ている感覚を模しているようだ。その辺も計算尽くであろうが,そんなことはどうでもよい。とにかく映画に身を任せよう。とんでもない疾走感と終末感が結合した作品だ。

(改造バスと群がるゾンビたち。いいねえ。こわいねえ。)

◆評価☆☆☆☆

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