思い入れ★ホームシアター★日記

わ~い。ついに我が家にホームシアターが・・
6.1ch 80インチスクリーン。
その驚きの臨場感!!近所の皆さんごめんなさい。m(_ _)m


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しばらく前に話題になった作品だけど、やっと

wowowで見られました。


主演は、堺雅人と山田孝之


愛する妻をひき逃げで失った堺雅人演じる町工場の

経営者が、出所してきた犯人山田孝之に復讐を企てる

というお話し。


そう書くと、二時間ドラマにありがちな、サスペンスドラマと

思われがちだけど、(私もそう思って観始めたけど・・)

はっきり言って、設定は復讐だけど、それは設定だけの

事であって、描かれているのは、現代人の抱える絶対的な

孤独。


妻を失った事によって、主人公が孤独になったのは

当たり前であるけれど、それ以外の登場人物も全員が

孤独。


犯人に殺されかけても一緒に行動する中年の男

全く何もすることがないからというホテトル嬢

乱暴された相手に「誰かが部屋にいるっていいね。」

とその男を部屋に招き入れる若い女の子。


そして、極めつけがひき逃げ犯

絵に描いたようなロクデナシのチンピラも

行き場の無い毎日を送っている。


そんなチンピラを最近、悪役っぷりが身についている

山田孝之がそれはそれは憎たらしく演じています。

ついでにそのチンピラにどこまでもついていく

子分を演じる綾野剛がなかなかいいです。


他にも安藤さくら、田口トモロヲ、谷村美月など、

演技派の役者をそろえて、2時間、息もつかせぬ

展開を見せてくれます。


使われてる小道具もうまいですね。

wowowの解説でも言っていたけれど、話しは余りにも

非日常的なのに、会話に出てくるのは、牛角やら

セブンのサンドイッチやら、やけに生々しく日常が

描かれているのが不気味です。


映画の最初と最後に描かれた留守電やプリンの使い方も

絶妙ですね。

特にプッチンプリン。あれ、ただのプリンだったらああは

ならないもの。


そうそう、後で気づいたけれど、復讐劇といいながら、

主人公二人が対峙するのが、クライマックスの乱闘シーンだけだと

いうのも驚きです。


全力で観終ってどっと疲れました。

一般受けする映画ではないけれど、でも、重厚な演技の

ぶつかりあいを観たいと思うなら一見の価値はあると

思いますね。

堺雅人はやっぱりスゴイ俳優ですね。

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ついこの間、紅白見たと思ったのに、気がつけばもう3月です。

ほんと、月日の経つのは早いもの・・

今月はちょっと時間があるので、今年に入ってから見た映画、

読んだ本、あと、今クールのドラマ。

遅ればせながらさらっと感想書いておきたいと思います。

もう、結構、忘れてるけど・・・(^_^;)


まずは、「ストロベリーナイト」


誉田哲也さんの人気シリーズ姫川刑事ものの中から

「インビジブルレイン」が原作です。


誉田さんの小説は、読みやすいので結構読んでいます。

この小説もだいぶ前に読んだけど、なんか途中でやめたような・・

誉田さんのミステリーは、面白いのだけど、どうも、近親相姦やら

DVやら強姦やら、目をそむけたくなる題材が多いのが気になります。

この小説もそんな感じかな~。

何もわざわざそんな設定にしなくても・・という気がします。


でも、映画の方は、その辺をちょっとぼかしつつ、TVシリーズの

キャスティングそのままの活躍が見られて、結構楽しめました。

TVのこのシリーズ、わりと好きだったんですよね。


”映画にしなくてもTVで十分な内容”


・・な~んて感想も目にしましたが、好きなTVシリーズをお金かけた

演出で、でっかいスクリーンで観たいというのがファン心理というもんで・・。

私は、観に行った甲斐があったかなと思ってます。


今回は、姫川さん単独捜査が多くて、班員の活動が少なかったのは

残念ですが、ゲストの大沢たかおさんが実に存在感あって良かった

ですね~。


でも、このシリーズもこれで最終とか・・

ちょっと惜しいですね。


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DVD鑑賞

公開時、大ヒット!という事で映画館に行こうかとも思ったけれど、

多分、”想定内”の笑いと面白さだろうと思ったので、DVDになるの

待ってました。


で、やはり、”想定内”の面白さでした(^_^;)


いつもながら、テーマの斬新さとウィットに飛んたセリフには、

笑わせられました。

でも、有名な俳優を意外な役でカメオ出演させて、場面に

メリハリをつけるあたりとかも含めて、「有頂天ホテル」

「マジックアワー」に続き、似たような展開や似たような笑いのツボ。

「マジックアワー」の時とかは、結構面白かったけれど、

これも、三作目ともなると、ちょっと飽きてきたかな~。


それに、今回の作品は、かなり深津さん頼みだったような・・。


主演の深津さん。やっぱりうまいですね。

もうすぐ40歳なんでしょう?

最後のツヨポンとのシーンなんて、まるで、10代の少女の少女の表情。

とても「悪人」と同じ女優さんと思えない。


そんな深津さんを含めて、西田さん、中井さんがやっぱりうまい・・

・・で、この人達がいなかったら、この作品、面白かったなのかな~?

とちょっと疑問に思ってしまいました。


三谷作品は、「ラヂオの時間」とか「みんなの家」とかが好きです。

次回作は、豪華じゃなくていいから、三谷組の有名俳優入れないで、

演出と脚本で笑わせて欲しいな~。



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デビット・フィンチャー監督の中でも「セブン」や

「ドラゴン・タトゥーの女」と同列の分野の作品であると

いう事で、最近タイトルを目にする機会が多いので、

レンタルにて鑑賞。


1960年代後半から1970年代にかけて、サンフランシスコで

実際に起きた連続猟奇殺人事件。

犯人は、ゾディアックを名乗り、新聞社に自らの犯行予告を

入れた暗号文を送り、新聞の一面に掲載させる。


映画は、犯人探しのミステリーや殺害のショッキングな場面

を描いたものではない。

ゾディアック事件に関わった為に、人生を狂わされた

作家、漫画家、刑事等の姿を時系列でドキュメンタリーの

ように描いている。

どちらかというと、「セブン」よりは、「ソーシャルネットワーク」

のような作り方ではないだろうか。

(ラスト、その後の登場人物の行く末を字幕で語るあたりも・・)


158分と長く、また、淡々と出来事が並んでいるので、

単調な印象を受けるが、そこは、フィンチャー監督。


湖での殺人シーン、タイヤを直してもらった赤ちゃん連れた

女性のシーン、ラスト付近の店での容疑者とのにらみ合い等々、

数えきれない程、息つまるドキドキのシーンがあるので、

全く、飽きることはなかった。


特に、


「いや、そのポスターは、私が書いたんだよ」


という地下室のシーン。

頭上の物音や鍵開けてもらう所なんか、心臓止まりそうになった。


この映画、スピィーディーなミステリーとは毛色が違うが、

迷宮入りした事件を執念で追うジャーナリストの姿・・

なんて視点で見ると面白いのでは。


妻に逃げられる漫画家、アル中になってしまった作家(←彼が

ロバート・ダウニーjrだったとは・・)

日本でもこういうジャーナリストいそう・・。


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思い入れ★ホームシアター★日記-sumagura


私が、”写真集”なるものを初めて買った芸能人が

安藤政信


「サトラレ」 良かったな~。

そんで、「バトルロワイアル」の桐山 カッコ良かったな~。


その安藤くんが久々日本映画に登場という事で

「スマグラー」、大した前知識もなく、出かけていきました。


あんな内容だとは、知らずに・・(^_^;)


伝説の殺し屋 ”背中”


安藤君・・・って言っても、彼も36歳になってしまったのね。

怖いけど、変に哲学的で、そして、ちょっと可愛そうな

”背中”


相変わらず、あのストイックな感じは、そのまま。

それに、年を重ねて存在感も出てきて、ほんと

カッコ良かったですチョキ

中国語も堪能で、どこから見ても中国マフィアでした。


もちろん、”ダメな青年”を演じさせたら、彼の右に

出るものは、いないと思っている妻夫木くんも

相変わらず、ホンワカ、ハラハラが混在する演技に

ほれぼれ

永瀬正敏さんの実は結構”イイヤツ”の丈もさすがの

存在感で、良かったです。


他の脇の出演者もとっても贅沢


松田翔太、大杉蓮や、寺島進の使い方も憎いかぎりだし、

女優陣も松雪泰子、満島かおりと演技派そろえて、

期待どおりです。

そして、殺されたやくざの親分は、まさかの”あの人”(笑)


ストーリーも極めてわかりやすく、

展開も飽きさせないし、セリフも結構、いいこと言ってます。


ほんと、面白かったです


でも、絶対に人には勧められないです。

・・・というより、あの映画、勧めたら、私の人格を

疑われそう・・(笑)


いやいや、ほんと、あの拷問シーンは、勘弁して欲しい

ですね。

わざわざ、お金払って、延々とあんなものを見せられる

とはね・・トホホでした。

久々かな。映画見ながら、目をつぶっていたのは(笑)


でも、高島のお兄ちゃん

今までは、ちょっと月並みな2世タレントって感じしか受けな

かったけれど、今回のキレっぷり。

新境地を開いたのでは?

高島弟と共に、今後期待大カモ。


この映画、暴力シーンの不快感を差っ引いてもかなり、

出来のいい映画だと思います。


それにしても、最近、社会にドロップアウトした、”クズ野郎”の

映画が多いですね。

次は、いよいよ、『カイジ』だ!!



公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/smuggler/index.html




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思い入れ★ホームシアター★日記-taiyo

原作を、3巻まで読んでの鑑賞である

あの超大作をどうやって、3時間20分にまとめるのかと
思ったけれど、うまくまとまっていたように思う。
途中休憩が余計に思えた程、画面に引き込まれて
全く飽きたり、だれたりすることがなかった。

原作は、アフリカ編から雄巣鷹山の事故というように順を
追って進んでいくが、映画は事故をベースにおいて、
それまでの恩地の流転ぶりを回想という手法をとって
描いていっている。

それが、緊張感あふれるドラマになった勝因かも。
ただ、アフリカ編。
カラチとかテヘランとかもっと描いて欲しいエピソードもあったので、
ちょっとまとめすぎたかな。

ただ、こういう大作にありがちな、出来事を追うだけの
ダイジェスト版の映画にならずに、脇役のひとりひとりを
丁寧に描いている点が良かった。


特に、原作でも泣かされる場面である、夫を事故で
亡くして、アルコールに溺れてしまう妻。
”日本で一番不幸の似合う女優”と言われている木村多江が
しっかりと見せてくれていた。


それから、主役の恩地と違って、”ちょっとだけ英雄”の
香川照之が良かったな~。
不正を働きながらも、組み合い活動で勝利した時の写真を
取り出してはにやにやと見ているあのシーン
思わず涙してしまった。


それにしても、JAL再編が毎日ニュースに登場する
この時期に、あまりにもタイムリーな映画である。
フィクションとは書いてあっても、モデルは誰が見ても
JALのことだもんね。


こんな時期にあんな映画やってもいいの?


・・と思ったら、やっぱり、映画制作にあたっては、何度も
紆余曲折があった模様。

やっと映画化された今回も、JALは一切協力せず、飛行機の場面
などは、全部CGだったんだってね。


まあ、JALの気持ちも判らないでもないけど・・。

確かにあれを見てしまうと、JALの幹部は腐りきった集団で、社員は
恩地をのぞいて全員人でなし・・なんて、印象を受けちゃって、
ますます国民の怒りが大きくなるのは目に見えているもんね。
JALにだって、ちゃんとした幹部や社員だってたくさんいるはずだし、
ちょっと気の毒かな・・。


それにしても、残業を命じられただけで、転職しちゃうような今の若手社員。
がむしゃらに仕事一筋で働くにしても、それはあくまで自分の利益の
為というやり手の企業人
こんな今の若手世代に、恩地の生き方っていうのは、どう理解されるん
でしょうねえ。。
組合一つにしても、今ここまで骨のある闘士・・なんていう人はいるの
でしょうか。。

映画館は、結構満席だったけれど、ほとんどが中、老年だった。
今の若手世代には、今ひとつ関心のない・・いや理解できない映画なのかも


そうそう、休憩タイムに流れるバイオリンの曲は、
主役の渡辺謙たってのオファーで実現した雄巣鷹山遺族でバイオリニストの
お嬢さんが弾いてらっしゃるとか。
これが、とっても良い曲なので、これから観に行かれる方は、途中のトイレは
我慢しましょう(笑)


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思い入れ★ホームシアター★日記-slam


 4月に入って忙しくて、映画を見に行くヒマもありゃしない。
 『レッドクリフⅡ』と悩んだが、まずは、早く上映終了しそうな
こちらの映画へ。


 インドのムンバイを舞台にし、出演者もインドの名も無き
俳優を使ったというこの映画。
 TVスポットで使われていた日本でおなじみの『クイズミリオネア』
は、映画の進行の為の大がかりな”道具”にすぎない。
 本当のテーマは、インド貧民層スラムの悲惨な生活や孤児達
への虐待。そして、その中で雑草のように生き続ける子供達の
パワーである。
 
 アカデミー賞8部門独占・・っていうのは、どうなのかとも
思うけど、テーマの悲惨さにもかかわらず見終わってなんだか
元気が出てくる映画であった。

【内容】

人気テレビクイズ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、あと1問で
全問正解というところまでこぎつけたジャマール。
インドのスラム出身で、教育を受けた事がない人間が、正解を
知るはずがないとインチキを疑われ、警察に通報されてしまう。
警察で過酷な尋問を受けたジャマールであるが、やがて何故
問題に答えられたかの真実が明かされていく。
そして、ジャマールがクイズに出た目的とは・・


 クイズを1問1問解きながら、明かされていくジャマールの
おいたち。 それは、どれを取っても悲惨で目を覆いたくなる
ような現実であった。
 
 「何で、そんな都合の良い問題ばかり出たの?」
 「予選はどうしたの?」

と、ストーリー展開の為のご都合主義もあるにはあるが、
そんなのはどうでも良いこと。
 日本でもみのさんでおなじみの『クイズミリオネア』の持ち味を
本当に良く生かし、すごく工夫されていて、2時間手に汗握る
展開であった。 
 
 ねちっこい司会者の嫌みな進行(←これは、日本と違う?(笑))
じらすような間の取り方やらライフラインの使い方なんかも絶妙。
 (ラストは、やはりこう来たか・・という感じ。事前に先を読めたんで
ちょっとうれしくなってしまった)
 特に、50-50での司会者の仕掛けたわなのシーンは、
トイレのシーンと合わせてドキドキもんであった。


そして、日を改めて行われたインド中が注目したラスト問題の
シーン。

”最後にしては、ちょっと問題が簡単過ぎるんじゃない?”

とも思ったんだけど、泣けるんだよね~。この問題が・・。
問題聞いた瞬間に不覚にもウルウルと・・。


 それにしても、不況不況と言われていても、日本人がいかに
裕福でのうのうと暮らしているかをまたまた思い知らされた。
 
ゲリラによって罪もない人たちが虫けらのように殺害される
シーン。ゴミ捨て場で寝泊まりする孤児達をさらってきて、
稼がせる犯罪集団など。
 物乞いをさせるのに、少しでも多く稼がせようと足を切ったり
両目をつぶしたり・・
 過去の出来事という風に描かれているが、今でも同様な事が
行われているのではないだろうか。
 
 子供への虐待の悲惨さは、前に見た『闇の子供たち』を彷彿
させる。
 
 でも、その悲惨なシーンも、スラムの子供達の生活力とパワーと
いう視点でカラッと描かれているところがこの監督のすごさである。
長距離列車での生活やアンコールワットでのバイト(?)のシーンも痛快。
「闇の・・」の時に感じた”上から目線”でないからなのかなあ。
あの映画では、やけに感じた”後味の悪さ”がこの映画には全く無い
ところが気持ち良かった。
 
 ラストも純愛が実ってハッピーエンドで終わってめでたし。めでたし。
 悪ぶっていたお兄ちゃんの最後も泣けた。
 そして、出演者による大団円のレビュー。
 まさに娯楽映画という感じで、スッキリとした気分で映画館を後に
することができたのが何よりであった。


 ところで、後日ネットニュースに、監督のダニー・ボイルが、この映画の
収益金の内、7500万ドルをスラム街に寄付するという記事が。


 「撮影に協力してくれたお礼・・」との事であるが、なんだかいい話だな~♪
と思っていたら、数日後には、主役のラティカ役の少女が実の父親によって
競売にかけられたというとんでもないニュースが。


 父親がスラム街から抜け出す為に、娘を2000万ルピー(約3980万円)
で養子縁組を中東の富豪に持ちかけたんだって。
 ゴシップ誌みたいだから、ほんとかウソかわからないけど、とんでもない
話しである。


 映画の1シーンで、

「アメリカ人の力を見せて上げましょう」

 と言って100ドル紙幣を渡した観光客の夫人。この夫人に代弁される
”持てる国”アメリカと、様変わりして豊かになったとはいえ、
それは、ごく一部の人間だけの話で、まだまだ貧困にあえぐインド。
 この差が映画だけでなく、現実でも起こっている事を見せつけられて
複雑である。
 何でも、主役を演じた子役の二人は、まだムンバイのスラムで暮らして
いるとか・・。


やっぱり、日本って豊か・・


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 アカデミー賞 主演男優賞受賞作品

 レビューなど見ても非常に評価の高い作品であるので
是非見てみたいと思ったけれど、意外と上映期間が短い。
4/26から公開だというのにそろそろ公開終了に近づいて来た
ようなので、あわてて見に行く。
 昼下がりの2時間半は、かなり苦痛ではあったけれど、
長さを感じさせない、しかし見終わってもちっとも気分がスカッと
しない、でも見応えのある大作でした。
 見て良かったのか見る必要はなかったのか、はっきり言って
複雑です・・。
 
【あらすじ】

 20世紀初頭のカリフォルニア
 貧しい鉱山労働者のプレインビューは、石油が沸く源泉が
 あるという情報を耳にし、幼い息子と共に採掘事業に乗り出す。
 欲と野望にとりつかれている彼は、誰一人信ずるものもなく、
 息子までも商売の道具にし、富と権力を手にしていく。


 事前に読んだチラシなんかによると、欲にとりつかれた男が
ありとあらゆる手段を使って富を手に入れるが、結局破滅する。
 
 『欲にとりつかれ、彼は、”怪物”になった。』

 ・・的な事が書いてあったので、どんなひどい奴かと思ったけれど、
実際に見てみるとそう”極悪人”て感じでもない。

 確かに、事故で耳が聞こえなくなった息子をある時は突き放し、
ある時は商売の為に呼び寄せ、挙げ句の果てに
 
 「おまえなんか拾った子供だ!!」

 なんてひどいことを言ってしまう。

 でも、彼は彼なりに息子を愛している姿も見せるし、列車に置き去りに
したのも都会でちゃんとした教育を受けさせる為だったのかなあとも思う。
 最後の”拾った子”発言にしたって、本当なのだろうか・・。
 息子に独立を切り出されてのショックによる苦し紛れの捨てゼリフなのじゃ
ないかなあ。(結局、養子か実子か証拠はないし・・)

 石油の利権を得たいが為に、子供を商売に使ったり、エセ信者に
なったりとひどい事をいろいろやっているけれど、でも、彼は欲望に忠実な
だけ。ある意味。”金が第一!”と自分で認めて言っているだけ正直者と
言えるのではないだろうか。

 それよりも、一見、おとなしそうにそばにすりよってきた自称”腹違いの弟”。
人間不信の主人公もちょっとだけ信じたように見えたけれど、結局は
金目当てのニセ者。

 そして、もう一人。この映画の主人公と言ってもおかしくない教会の神父。
ストイックに神を語り、あたかも無欲な”善”の固まりのような顔をしながら、
その実は、やはり金に頭が行っている。
 
 初めに、石油の話しを持ちかけてきたポールと同じ俳優なので、

「あれ、実は、神父が話しを持って来たの??」

 なんて、混乱もしたけれど、実は双子であったというオチになっている。

 この偽善者神父の方が、プレインビューより、よっぽどの悪党だという
印象がする。
 ラストでプレインビューに命乞いをするその姿は、確固たる信念を持つ
(その信念が良いか悪いかは別にして)主人公と比べてあまりにも弱く
見苦しいのである。

 そんな二人も、結局は、主人公に殺されてしまう。
 でも、なんかなあ。主人公があの二人を殺したくなる気持ちもちょっと
わかるような気がしないでも
 ・・なんてね。

 そうです。私は、どちらかと言うと、”極悪人”の主人公擁護派です。

 でも、ネットに書かれてる感想見ると、全く逆のようで・・。(^_^;)

 まあ、人間の欲望っていうのは、どんな形であっても醜いなあ。。という
所は皆さんと同じですが・・。

 映画全体の雰囲気は、このテーマにぴったりのどす黒さです。

  石油の黒。石油まみれ、泥まみれの男達の黒。 
  乾いた不毛の土地。(←「ノーカントリー」と撮影現場ダブッってたんだって)
  わざと不協和音を並べた耳障りなBGM。
  
  初めから最後まで、何をとっても、救いはない・・ってな感じです。
 (唯一の救いは、新しい一歩を踏み出した息子かな)
 「ノーカントリー」に続いて、またまた、アメリカの暗部っていう奴を
見せつけられてしまいました。

  主人公のダニエル・デイ=ルイスは、やっぱりすごいな。

 アカデミー賞の受賞式では、結構若々しい感じだったけれど、
この映画では、若い時から年取るまで、しわの一つ一つひとつにまで
彼が生きていた年輪を感じさせた。
 ほんと、ものすごい存在感。
 
 前に書いた「ノーカントリー」の感想では、ちょっと勘違いしてたみたいで、
ハビエル・バルデムは、助演男優賞だったのね。
 もし、バルデムが主演候補で、彼と、主演争ったらどっちが取ったん
でしょうね~。
 まあ、どちらにしても、 「スィニートッド」のジョニーでは、ちと太刀打ち
できなかったのでは(^_^;)。
 ジョニーよ、がんばれ!   
 
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rihatu




先週”らしくない映画”(←『アース』に感動したのもつかの間。
今日は、最も”らしい映画”を見てきた。


 「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」

ティム・バートン×ジョニー・デップがタッグを組むのは、6度目に
なるんだそうだが、「スリーピー・ホロー」魅せられ、「エド・ウッド」で、
二人の世界にどっぷり浸かった私にとって、正直言って、「チャーリー
とチョコレート工場」は、イマイチだった。

 おまけに、パイレーツ以来、ジョニーもやたらメジャーに
なっちゃって、毒が抜けてきたような感じだったんで、今回も
そんなもんかなあ・・と思っていたけど、いやいや、どうして、
どうして、この映画はすごい!

 舞台は、19世紀のロンドン。
 「フロム・ヘル」「エレファントマン」「プレステージ」・・とダークで
おぞましい映画には欠かせない時代設定である。

 そして、そんな期待を裏切らず、オープニング、タイトルバック
から、ぞっとするような映像に息を飲んでしまった。
 
 全編、ダークな画面の中で、死人のような白塗りとアイメイクで、
無表情に殺害を繰り返す、主人公ベンジャミン・バーカーと
ミセス・ラベット。


 ストーリーは知っていたけど、ここまでグロテスクな映画とは
思わなかったんでちとびっくり。
 ”これは、スプラッター映画かい?”というように流血、流血・・。 
グロテスクな描写の嵐である。
 
 でも、
バートンのグロテスクって、変な話しだけど、なんか上品。
 
 これが、日本のホラーとか、やくざ映画だと、目を覆いたく
なるのだけど、この映画は、色調を押さえた画面に飛び散る
深紅の血しぶきのコントラストが妖しい雰囲気をかもしだして
まるで絵画をみているよう。
 
 ミュージカル仕立てにしたっていうのも良い。


 残酷な描写もコミカルな歌で、テンポ良くやられてしまうので
さほど、不愉快な気分にならず。


 あ、歌も良かったです。


 そこそこ、みんな歌うまいし、ほとんどが歌で展開していくにも
関わらず、無駄に長い歌もなくてダレるところがなかった。


 そして、、、ジョニデはやっぱりさすが!!


 陥れられた者の、怒り、悲しみ、やるせなさ、哀れさなんてものを
一見同じような無表情と思われる顔に、使い分けられているっていうのも
彼ならではしょう。

 唯一、明るい画面・・家族3人で幸福に暮らしていた頃の、はにかんだ
ような表情とのコントラストもさすがである。 


 ストーリー的には、最後にとんでもないオチも用意されていて、
なかなか楽しめる。

 ただ、ドラマとして見ると、登場人物の心情なんてものは描かれて
いないので、誰かに感情移入して泣いたり、喜んだり・・なんて事はできない。

 ただ、これは、意識的に排除したのでは?

 この映画は、ドラマとして見るよりは、ミュージカルとして、一編の
芸術作品として、五感で見るべきなんだろうな。役者も、ストーリーも
その作品の一部なんだろう。

 ネタバレになるけど、主人公が15年間思い続けていたはずの
愛する妻の顔を、全く忘れていたという場面が悲しい。
 
 「髪は、黄金色で・・」

とミセス・ラベットに聞かれて、口ごもるシーンが切ないなあ。 

 宿敵の二人は、一見しただけでも判別できたのにね。
 
 やはり、人間、極限状態になった時のエネルギーっていうのは、
”愛”よりも”恨み”ってことなのかな・・ 
 
 余談になりますが、ジョニデが愛娘を治療してもらった病院に
密かに、多額の寄付をしていたというエピソードに感動した。
 お金寄付するだけなら、そこらの金持ちなら考えそうだけど、
ジャック船長の格好で、入院している子供達に本を読んであげたと
いう話しはいいな~。
 やっぱり、やることがカッコいいし、いいひと・・。
 日本人ならさしずめ、マスコミ呼んで、床屋の格好で、宣伝に使うのが
おちなんだろうにね。(笑)
 
 
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サラマンダー
最近のマイ・ブームは、何故かクリスチャン・ベール。
「バッドマン・ビギンズ」を、映画館で見た時に、
”何てかっこいいんだろう!”と思って、立て続けに
「リベリオン」「マシニスト」「アメリカン・サイコ」と
彼の作品を見たのが昨年のこと。
感想は、こちら ↓ ↓ ↓
「バッドマン・ビギンズ」
「リベリオン」
「マシニスト」
「アメリカン・サイコ」
  
でも、最近はすっかり忘れていたのだけれど、先日バッドマンの
DVDを1350円也で衝動買いして見直してみて、熱が再燃。
やっぱりかっこいいではないか。
・・で、彼の作品をもっとみた~いと言うことで
探して来たのがこれ。
ベールは予想どおりかっこよかったです。
でも、映画は、何でこんなの借りて来ちゃったんだろう~。
の世界だった。
【内容】
ロンドンの地下鉄工事現場から、太古の巨大竜サラマンダーが
目を覚ました。サラマンダーはみるみる増殖し、20年後には
人類を滅亡の危機においやった。最初のサラマンダーの
目撃者だったクインは、生き残った人達と共に地下で要塞を築く。
そこにアメリカの義勇軍の戦車隊があらわれ、サラマンダー退治
の為に力を貸してくれと依頼をしてくる。
内容見てから借りれば良かったと反省。
「ウォーター・ワールド」「猿の惑星」
もともと、原始時代に戻ったような近未来の地球ってあんまり
趣味じゃなかったのでした。
だって、服装とか生活様式とかメチャクチャなんだもの。
地球が滅亡してしまうとやっぱり服装は、原始時代に戻るものなの?
これって、大きな疑問です。
でも、映画の方は、竜との戦闘シーンの連続でまあまあ
飽きずに楽しめたかな。
1時間40分という短さもお手頃。
これ、2時間以上やったらほんと話し続かなかったと思う。
・・で、肝心の内容の方は、100分レベルということで。
全編に”まあ、細かいことは、抜きにして・・”という
コンセプトが流れています。
いきなり登場したアメリカ軍と竜の空中戦も唐突なら
ラストのもって行き方も唐突。
大体、核兵器まで使ってもやっつけられなかった竜が
どうして、ボウガンで一撃されて死んでしまうのか。
おまけにやっつけた竜がいくらボスたからといって、
全世界にはびこっていた竜まで全滅してしまうのか・・。
でも、まあ、”細かい事は抜きにして・・”
ただ、戦闘シーンはなかなかの迫力だし、アメリカ軍との
空中戦なんかもなかなか真に迫っていて、手に汗握って
しまった。
相手、竜なのにね。(笑)

この映画。アメリカでは当時大ヒットで、PS2のソフトは
結構売れたとか。
確かに、ゲームとして考えるとおもしろいかも。
そうそう、主人公の親友に「オペラ座の怪人」の怪人
ジェラード・バトラーが出ていました。
重要そうな役回りであったにも関わらず、これまた、
あっけなく消えてしまった。
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