2010-11-09 10:28:36

コラボ企画第二弾『M探偵・明茶マピ郎の事件簿』 第5話 

テーマ:企画モノ

こんにちは、さま’zです

今回は、僕が以前参加していたサイトの方々と協力し、リレー小説を書く企画の

第二弾がやってまいりました!

もし機会がありましたら、お読みになって下さい!


==========================================================


『M探偵・明茶マピ郎の事件簿』 


第0話「プロローグ」(スんず区)

第1話「You've Got Mail」(pon)

第2話「マグレ男の受難」(ファンキーガッツマン)

第3話「異次元よりの使者」(おきゃんT)

第4話「ナレーション口調でつっこんで」(マッピー)


これまでのあらすじ


M探偵・明茶マピ郎は美人助手を従える有能な探偵だったのだ!

警察から協力を要請された今回の事件。被害者はイボンヌ=大老。

しかし、マピ郎は頭を悩ませていた・・・。

彼の推理力は人並み程度。M探偵の「M」はマグレのMだったのだ。

そして、そんな彼の元にやってくる異次元からの使者おきゃん。

事件の犯人の出頭の知らせ。マピ郎をとりまく環境が物凄いスピードで加速していく。

新感覚SF推理官能小説。君達はこのスピードについて来れるだろうか?



==========================================================


第5話


「ねぇねぇ昨日のマピ郎見た?」

「見た見た。なんか中途半端に終わっちゃったよね」

「あ~もう来週が気になるわ!」

電車内で響き渡る女子高生達の甲高くうるさい喋り声。

サラリーマンはゴホンと咳払いし、音楽プレイヤーを聴いてる者は自然と

ボリュームを上げて行く。


「でさ、お姉ちゃんに聞いたんだけどね、この町にマピ郎のモデルがいるんだって!」

「うっそー!マピ郎にモデルが居たの?

あんなマグレ探偵居たら商売として成り立たないでしょ(笑)」


※※


人口3万人と市としては規模が小さい惚毛手市。駅前の商店街は寂れ、

シャッター街と化している。そんなシャッター街にポツンと看板を抱える「M探偵事務所」。

仕事は主に隣の突込市の市民から依頼を受けるぐらいで、惚毛手市の市民からはあまり

依頼を受けることはなかった。

ボサボサの髪で無精髭を生やした男が、M探偵事務所の鍵を開ける。

男はソファに座りタバコをふかすと、TVにスイッチを入れる。


「17時から発揮ってグロンサンの高田純次かよ」

TVから聞こえてくるのは、男をモデルにしたというドラマの音声。

男は、すぐチャンネルを変えるとソファに寝転がる。

「今日も依頼は無しか。東京であんな事さえ無ければ地元に戻ってくる必要も無かったのにな」

男は、口から吐き出される煙を見ながら遠くを見つめていた。


コンコン


探偵事務所のドアを叩く音がする。

男はいつの間にか居眠りをしてしまっていた様だ。男は鏡を見て、髪の毛をササッと手で整え

服装をキチッとした所で、事務所のドアを開ける。

「はい、どうぞ」

精一杯の笑顔を見せる男。しかし、彼の笑顔は汚いと言う依頼者の声が後を絶たない。

「あの・・・突然ですみません・・・。マピ郎さんですよね・・・」

其処にはすらーっとした細身の綺麗な女性が立っていた。

男は思わずゴクッと唾を飲む。


「い、いや、俺はマピ郎じゃないですよ・・・。人違いじゃないですか・・・」

男はドアを閉めようとドアノブを掴む。其処へ女性が男の腕を掴む。

思わず男はドキッとする。徐々に顔は赤くなり、耐え切れなくなった男はドアノブから手を放す。


「私の事覚えてませんか・・・・?と言っても20年ぶりですからね・・・」

女は古ぼけた集合写真を男に見せる。それを男は受け取るとマジマジと写真を見つめる。

「9歳までこの町に住んでて・・マピ郎君とはよく遊んでたんだけど(笑)」

「も・・・もしかして・・・恩田サライ ちゃん・・・?お父さんがイギリス人の・・・?」

「そうよ!やっと思い出してくれた!(笑)久しぶりね!」

サライはマピ郎に抱きつく。マピ郎は突然の抱擁に驚きを隠せない。

ハーフと言う事もあるだろうが、あまりにも綺麗になっている。

マピ郎はそんな彼女にときめいてしまう。


「マピ郎くん・・・私、貴方の噂聞いてたわ。探偵になった事。東京で数々の事件を解決した事。

そして、それが小説になり、ドラマ化もした事。そして、貴方が地元に戻ってきた理由もね・・・」

「流石、小さい町だな・・噂はもうそんなに巡ってるのか・・・」

マピ郎の言葉を最後に2人とも黙り込む。事務所に重い空気が流れ始める。


「あ、あの!サライちゃんは、なんで・・今更ここに来たんだい?」

「マピ郎くん・・・実は貴方の力が借りたくてここに来たの・・・これを見て・・・」

サライの胸元から出される手帳の様な物。彼女はそれを開くと、そこには彼女の写真と

警視庁と言う文字が入った所謂、警察手帳をマピ郎に見せた。

「そう、私は今、刑事をやってるの・・・。そして、この地域の署に配属された訳。

そして、町で事件の聞き込みをしてる内にある噂が耳に入ったの。そう、それは貴方の存在」


「で、俺に何しろって言うんだ。もうハッキリ言えば俺にはもう能力が無いんだ!!」

「能力?貴方が持っていた『マグレ』と言う特殊能力よね?」

「ああ、その能力を失った事も知らずに、警察の協力要請である事件に参加した。

能力が無ければただの能無し探偵だからな・・・。そして、「アレ」が起きた・・・」

マピ郎は何かを思い出すと体中が震え始めた。


「ねぇ、マピ郎くん・・・貴方、この町に帰ってきて何年目?なんか事件を解決した?」

優しく肩にポンと手を置くサライ。

「ああ、浮気調査や、ネコ探し・・小さな依頼だけどな・・・マグレかどうか知らないが

全部一応解決はしているよ・・・・」

「そうよね、貴方のマグレは無くなっていない。私が、何故この地域に配属されたか?

それは貴方の「マグレ」が私を引き寄せたの。いいや、それだけでは無いのかもしれないわね」

サライが一呼吸置くと意を決したかのように話し出す。


「貴方が持っている能力は『マグレ』。そして、私の能力は『引力』。これはターゲットと認識した人物に

近づくことが出来るの。だけど、それはあくまでも『近づく』だけね。決して捕まえたりする事は出来ない。

だから、ここに貴方の『マグレ』が追加されればさらに協力になると思うの・・・・」

「おい、どういう事だってよ!!」

マピ郎は机をバンッと叩く。

「つまり、超能力みたいなモノよね。マグレもその部類に実は入ってるの。そこまでは解るわよね?」

マピ郎は大きく頷く。


「そして、この町にその「特殊能力」を持った人々が何故か急に増えているの。

勿論、普通は気づかないで『偶然にもこんな事あるんだねぇ』ぐらいですむんだけど、

その能力に気づく人物も出てくるわけ」

「俺みたいに・・・か・・・・」

「マピ郎くんみたいに正義の為に使ってくれればいいんだけど、悪用する人も出てくるわ。

そんな奴らを取り締まるために是非協力して欲しいの!」

サライはマピ郎の手を握る。マピ郎は先ほどとは違い顔は赤くならず、何かを考えている。


「少し考えさせてくれないか・・・」

「解ったわ。よい返事を期待してるわ・・・・。ここに連絡頂戴ね」

サライは名刺を机の上に置くと事務所を去った。


「いるんだろ・・・おきゃん・・・・」

「中々の美人だったわね。でもアタシには敵わないかなぁ(笑)」

事務所の奥からすーっと顔を出すおきゃん。

「最後の事件覚えているか・・・イボンヌ=大老殺人事件・・・。俺はあの時の過ちを取り戻す事が

出来るのか?それとも・・・・」

「やってみなきゃ解らないじゃん。マピ郎の能力とアタシの能力。そして、美人刑事の能力。

後・・・あの2人の能力があれば、なんだって解決出来るわよ!」

おきゃんはエイエイオーと掛け声を上げ、能天気にマピ郎に話しかける。


「guppyとトットリーノか・・・どんな状況もエロいハプニングに変えてしまう二人の能力・・・」

マピ郎は携帯電話のメモリーを検索すると発信ボタンを押す。


トゥルル・・・トゥルル・・・


「そういう訳だ・・・うん・・そうだ・・・解った。場所は後でメールで送る」

「連絡は取れたの?」

おきゃんがマピ郎の顔を覗き込む。

「ああ、明日にはこちらに来てくれるらしい。早くしないとこのままでは・・」

「そうね、早くしないと能力者は増える一方だよ。今も何処かで誕生してるかもね・・・」

おきゃんは意味深な笑みを浮かべる。


※※


「おい、またバグったじゃねーかよー!」

ゲームをしながら、怒りの声をあげる少年。

「チッ、この間はPCもバグるし・・カラオケの機械もバグるし・・・なんかついてねーよなぁ」

最近、電子機械に触れるたび度々バグが起きる事に少年はイライラしていた。

イライラしてると同時にある事に気づいた。

もしかして、俺が触ると全ての物がバグる・・・・。


彼は学校のPCに触れると案の定バグった。

学校のサーバーに繋いである教師達のPCすらもバグり、中間テストの開催が遅れるという

前代未聞の事件も起きた。


「おい・・・これはひょっとして・・・・」

少年は「この能力」に気づいてしまったのだ。


「と言うわけで・・中間テストの日にちは未定だ・・・。もしかしたら無いかもしれんな(笑)

やったー!やりぃ!などと教室から騒ぎ声が聞こえる。

少年は自分がやった。そんな優越感に浸っていた。

「おい、溝口!溝口マルオ!今日ゲーセン行こうぜ!」

少年の席の隣のクラスメイトが話しかけてくる。

「いや・・・俺は今日はいいや(笑)ちょっと眠たいし」

少年はワザとらしくアクビをし、クラスメイトを追い払う。


「なんか、溝丸さ、最近つれねーんだよな」

「溝丸って誰だよ」

「ああ、溝口マルオね、小学時代からのヤツはみんな略して溝丸って呼んでるぜ」

クラスメイトの声が遠くから聞こえる。


溝丸はそんなクラスメイトがとても幼く見えた。

だって、自分にはこの「能力」があるからだ・・・・。

この能力を使いこなせば、僕には何だって出来る!


「おーい、溝口、お客さんだ。刑事さんらしいけど、お前なんか・・したのか?」

教師が溝丸にちょっと来いと手招きをする。

ドキッ!となるが、悪い事は何もしていない。そして、バレるはずが無いからだ。

「わ、わかりました・・・・」

溝丸は教室を出て、使われていない教室へ向かった。

そこには、女性が3人、男性が一人、溝丸を待ち構えていた。


「貴方が溝口マルオ君ね。大丈夫、質問に答えて欲しいだけ」



次へ(おもろなりたい。by クッタス)


==========================================================


はい、と言う訳で第5話完了しました~!!

順番的にも早い方だったので、もう好きにやらせて頂きましたよ!w

残り話数も多いので、今回は一旦マピ郎に「未来」に行ってもらい

そして、マグレと言うのは「能力」の一種である、と言う事に重点を置いて書かせて頂きました!

ちょっとあまりにも好き勝手やりすぎたので当初の推理モノとは全然違った

話になっちゃったのが・・・・!うん、でもいいか!w


と言う訳で、次はクッタスさんです!

あらかじめ考えていたネタあるかもしれませんが・・・全てぶち壊しの5話だったので

次が大変かと思いますが、よろしくお願いします!w

AD
いいね!した人  |  コメント(22)  |  リブログ(0)

さま’zさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントをする]

22 ■Re:無題

>マッピーさん
すみません!ビックリさせちゃって!
この手法は、卑怯だと思ったのですが
まだ最初の方の順番だしいいか!と思って
やっちゃいましたw

僕の方の事件はあくまでも伏線の一環なので
それを上手く利用してイボンヌ事件を解決して欲しいです!

21 ■無題

のっけからビックリしましたよ!!ww

いきなり今までの話が全部、TVの中の
フィクションにされちゃった!!って思いましたもんww

かと思えばモデルになった人物のその後の話が
現実世界で展開しはじめ・・・

なかなか凝った手法を使いますね!!!

さぁ、イボンヌ事件と、未来の能力者事件、
ラストまでに回収しきれるのか!!(笑)

20 ■Re:無題

>いんでいさん
能力者・・・!!そうですね
よくよく考えてみればワンピースですw
でも、規模が小さいんですけどね。。。w

溝口くんが敵になるのか、味方になるのか
そして、イボンヌ大老事件へ戻れるのか・・・w

次が楽しみですね!w

19 ■無題

さま‘zさん、こんちわ&おつかれさまでした^^

 恩田さん、女性だったんですねぇ。

 それにしても「能力者」ってフレーズはナイス
ですね^^

 ワンピース大ファンの僕としては、この
フレーズだけで300メートルは走れると思います。

 溝口くん・・・何やらキーマン的な雰囲気が
漂ってますねぇ、でも他にも出てくるような
伏線を引いたあたり、さすがさま‘zさんですね^^

 

18 ■Re:無題

>おきゃんTさん
ありがとうございますー!
謎の生命体オキャティーがおきゃんさんの小説で出てきた時から
こういう話にしようって考えてました!

さぁ、どうなるんでしょうねw

17 ■無題

読みましたー。
こんな展開になるとはwww
ニヤニヤが止まらんかった(・∀・)
面白かったです。
次で折り返しかあ、早いなあ。
一体どうなるんでしょうね。

16 ■Re:無題

>ponさん
特殊能力と言うのはマグレというワードで思いつきました!
僕の中ではマピ郎はまだ、イボンヌ事件を引きずってるんですよね・・・

だから、惚毛手市の事件とイボンヌ事件が結びついて
最終的に解決してくれねぇかなと祈ってますw

15 ■Re:無題

>ぷれじさん
なんとか出来そうな気がしてきましたか?w
僕も何とかして欲しい気持ちでいっぱいです!w

いえいえ、なんか気分転換に変えたくなりまして・・w

14 ■Re:無題

>ぷれじさん
ええ、変えましたよ!w

13 ■Re:無題

>スんず区さん
ええ、全く推理小説じゃなくなった事をまず謝りますw
もう気づいてるかも知れませんが・・
そう、ジョジョなんですね、もろw
書いてる途中で気づきました・・・

クッタスさん次第ですwはいw

12 ■Re:無題

>クッタスさん
未来に来ちゃいました・・・
未来から過去のイボンヌ大老殺人事件にどうつなぐか・・・

時効はもうすぐだ!

11 ■Re:無題

>溝口マルオさん
恩田サライが温度差さんなのかは
もう次の人に任せますが・・・w

能力と推理って逆の立ち位置だと思ったんですが
マグレ、マグレと頻繁に出てくるので能力にしちゃえとw

10 ■Re:無題

>取鳥の卑猥ですさん
折り返し地点だったんですね、僕
ああ、どうしよう・・・

後、設定はジョジョ4部丸パクリ臭いですよねw

9 ■Re:無題

>ファンキーガッツマンさん
まさかのお褒めの言葉ですか?w
予想してなかったですw
まぁファンガツさんは終わってるんで気も楽ですものねw

無茶苦茶やってしまったので次の人から大変ソウですw

8 ■無題

「特殊能力」と、サライちゃんがあらたに
加えましたねーw

すごいなぁ・・・。

そっか。中間地点という立場だから、
さまずさんの構想上で、話を膨らませたんだw

おもしろかったでーすww

おつかれさまでした★

7 ■無題

おお、
0、1話と2~4話をどうつなげて
収拾付けようかって考えてたんですが、
なんとか出来そうな気がしてきましたよ!

ではでは・・

PS:先ほどの下らないコメントをお許しください。

いや、けっこう好きだったもんで、あの柄w

6 ■無題

あの、たった今(20時50分)
タイトルの柄を変えました?

ネイチャージモンのレビューを
読んだ時は、いつものだったのに!

あ、ごめん。
小説はこれから読みますw

では、後ほど・・

5 ■無題

第五話、お疲れ様でした~!! 

次々に現われる職にn… 能力者たち!
再び現われたマピ朗のスタンd… おきゃん!
杜お… 惚毛手市に忍び寄る 不穏な影!!

見事な描写と 緻密な計算で書かれたこれらの要素を、
クッタスさんが どう料理するのか見ものです。
頑張れw!! クッタスさん!!

4 ■無題

あんれま!未来になっちゃったよ・・・

どうしよう、どうしよう。

とりあえず釣りをしながら考えよう。

小笠原の中級でじっくり考えよう。

所詮はノープラン。

明日にはたぶん間に合わないかも。

でもあんまり引っ張って大作を執筆中かな?なんて
思われても大変だから、なんとか早めに頑張ろう。

あぁ緊張して口から鉛筆削りが出ちゃいそうだ。

3 ■無題

う~んさすがだ!!
キチンと物語になってるw
恩田サライちゃんも登場させちゃって
やりますね~さまさん!

「能力者」の話が追加されて
今後の展開がますます読めなくなったなぁw

2 ■無題

さすが!さま’zさん

おもろいなぁ

うまいなぁ

惚れるなぁ

リレー企画中間地点の折り返しがうまくいきましたね

1 ■無題

すごい!すごい!

さすがです!一気に物語に深みが出ましたね!!!

ponさんの素敵な第1話
 ↓
ギャグテイストの第2話・第3話・第4話
 ↓
見事な軌道修正(笑)

あっぱれです!!!

コメント投稿

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。