今まで、ブログで沢山の店舗の賃貸借トラブルについて書いてきましたが、実は店舗の賃貸借トラブルできっかけになる大半は、今日のテーマ「ものの言い方」です。


よく居抜きのトラブルになっている造作譲渡の個人間取引や、借主と貸主の仲裁役としてご依頼を受ける事がありますが、双方の言い分を聞いた際、意外とお互いの言い分は理解しているものの、相手方の「ものの言い方」が気に食わず、売り言葉に買い言葉になっている事も少なくありません。


でも、私が見てきたなかで一つ言えるのは、店舗の賃貸借において、「ものの言い方」が上手な方は、沢山の良い物件情報が集まりますし、交渉においても得する事が多く見受けられます。


例えば、個人ビルオーナーがご所有の長い間空室の物件に交渉にするにしても、空室期間が長い事を理由に交渉することは、いい方にもよりますがあまり得策とは言えません。


個人ビルオーナーからすれば、自分のビルは自分のご子息の様なものです。


そのご子息の様に思っているビルに対して、「長い間借り手がいないんだから安くしろ」と言われてしまっては、安くしてまでその方には借りてほしくないという感情が生まれるでしょう。


しかし、思いやりのあるものの言い方一つで、大きな交渉が認められたり、今後の関係性にも良い影響を及ぼします。


よく弊社には、繋がりができた貸主様や借主様から、店舗の賃貸借の相手方にお願いや提案をするときに、この「ものの言い方」についての質問が多くあります。


相手方に対して、どの様に言ったら気分を害さないのか?トラブルにならないのか?


そんな質問を受けるのが、なんか嬉しかったりする今日この頃です。


取引の相手方を良い取引先、悪い取引先にするのも、自身の「ものの言い方次第」の時がある様な気がします。

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