サリーの「おいしい」を科学する料理塾

科学する料理研究家/ライター サリーのブログ
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先日、打ち合わせやらラジオの出演やらで京都に行ったのですが、

ちょうどGg’sの振り売りの日だったので、

Kaorinおすすめの京都の採れたてお野菜を買ってきました。

 

※振り売りとは:店舗を構えずに直接家々を回って売り歩く販売方法。

 昔ながらのやり方ですが、京都の農家さんでは今でも行われているそう。

 

といっても時間が遅かったので、

目玉商品はあらかた売れてしまった後だったのですが……

 

 

そういうわけで、この日は紫にんじん黄にんじんを買いました。

どちらも甘くておいしいとのこと。

それから「ぜひ使ってみて!」と渡された宮本ファームさんの米粉

新米を使っているのが特徴だそうです。

「出版のお祝いに」とラナンキュラスの花もいただきました。

 

紫にんじんと黄にんじん、

まずは蒸して食べてみましたが、確かに甘くておいしい。

特に紫にんじんはサツマイモみたいに甘くて味が濃くて、

「にんじんってこんな味だっけ!?」と驚きました。

 

 

しかし紫にんじん、せっかくだからこの色を活かして、何かしてみたい……!!

そんな衝動に駆られて、ポタージュとキャロットラペをつくってみました。

 

 

紫にんじんの濃〜い紫色は、紫キャベツや紫玉ねぎ、

そして昨日のブログでも紹介したブルーベリーと同様に、

アントシアニンという色素によるものです。

したがって、アルカリ性にすれば青く酸性にすれば赤く変化するはず。

 

 

まず試してみたのは、紫にんじんのポタージュ。

紫にんじんの濃い甘味がポタージュにぴったりです。

FullSizeRender.jpg

 

ここにレモン汁をちょっとたらしてみましょう

 

すると ……

FullSizeRender.jpg

レモン汁がかかった部分が鮮やかなピンク色に!!

おいしそうに見えるかというと、

ちょっと好みが分かれそうな見た目ではありますが、

実験として楽しむ分にはいいのかな、と思います。

 

レモン汁を2〜3滴垂らす程度であれば酸っぱくはなりませんし、

混ぜると味が引き締まって、これもまたおいしいので、ご安心を。

 

軽く混ぜると……

う〜〜〜ん、絵の具っぽい……??

 

もう少し牛乳を増やして色を薄くすれば、

ラベンダー色と桃色でファンシーになるのかもしれません。

改良の余地がありそうです。

一応、記事の最後に現状のレシピを紹介しておきます。

 

 

もう少し見た目が優しいのはキャロットラペ。

千切りにして塩もみした紫にんじんに…

 

レモン汁をふりかけてしばらく置いておくと

紫色の部分はほんのり赤みが増し、

真ん中の真の部分はより鮮やかなピンク色に発色します。

 

やはり普通のにんじんよりも味が濃いのと、

歯ごたえがしっかりしているので食べ応えがありますね。

家人には「これ何?ビーツ?」と尋ねられましたが、

ぱっと見なんなのか分からないおもしろさもあります。

 

キャロットラペには、以前、ウィークックナビで紹介した

こちらのレシピを使いました。→キャロットラペ

 

 

紫にんじんのポタージュ

(見た目については要改良)

 

紫にんじん 1本
ネギ 1本
出汁 150ml
牛乳 200ml
塩 小さじ1/4弱

 

1.野菜を切る

紫にんじんは皮をむいて2cm厚さに切る。
ネギは1cm幅の小口切り。

 

2.蒸し煮にする

ストウブににんじん、ネギ、出汁を100ml入れて30分蒸し煮にする。
(普通の鍋の場合は適宜水を足す)

 

3.仕上げ

残りの出汁と牛乳を加えてミキサーやハンドブレンダーでなめらかにする。
温めて塩で味をととのえる。

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