学生団体S.A.L. Official blog

慶應義塾大学公認の国際協力団体S.A.L.の公式ブログです。


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今年のクリスマス、だれかに何かあげましたか。

だれかから、何かもらいましたか。



それは何かに包まれていましたか。

ラッピングを覚えていますか。



さて、なぜプレゼントって、包まなければならないのでしょう。




おそらく沢山ある理由のうちのひとつには、

その中にあるものが特別であること、大切なものであることを示すためです。

もらったプレゼントが包まれていなかった方は、あまりにもあなたに早く渡したくてそんな暇がなかったのかもしれません。



何かを外側から「包む」ことは、その中身に対する思いを物語っています。

つまり、中身をこう見てほしい、というメッセージを伝えています。

プレゼントのラッピングも、本屋さんに並ぶ本の装丁も、牛乳パックのフレッシュな色使いも、航空機のデザインも……。

数えあげればきりがないほど、わたしたちの周りはメッセージをこめて包まれたものであふれています。




さて、では立ち返ってわたしたち自身はどうなのでしょう。

体のすぐ周りに、外側からの目にさらされるものがたくさんあります。

服、かばん、帽子、指輪、メイク、髪型、ヘッドホン、携帯電話……。

これらも包まれた中身、つまり自分をこう見てほしいというメッセージを伝えているのではないでしょうか。



わたしたちは、何らかの価値を見出したものを選んで身につけてゆきます。

たとえば可愛く見てほしいひとは可愛く見えるものを、かっこよく見てほしいひとはかっこよく見えるものを選んで、そのアイテムで自分を包みます。

ファッションに限らず、生活していく上で選んでゆくものすべてで自分像はできています。


だから、「こう見てほしい」と希望して包んでいった自分像にはそのひとの価値観が映ることになります。





しかし、どんなに頑固なひとも、身につけられるすべてのものを自分で選択しているわけではありません。

そう、プレゼントです。



一緒に選ばない限り、渡されたプレゼントは自分ではない誰かが選んできたものです。

もらった瞬間に、自分が身につける/使う可能性があるもののリストに自動的に追加されることになるそのプレゼントには、自分とは違った感性が映っています。

だからこそ、もらったひとの自分像に、多少でも影響を与えることになります。


たとえば素敵なお財布をプレゼントにもらって使い始めたとしたら、それもまたそのひとの像をつくるアイテムとなって外側に働きかけます。これもひとつの贈りものの意味です。





さらに、綺麗に包まれたプレゼント自体も、あるものをまた包んでいます。

すでに明白かもしれませんが、あげるひとの、もらうひとへの思いです。

「喜んでほしい」、「大切です」から「あたたかくしてください」、「朝寝坊しないでね」まで様々な思いはモノに託され、もらうひとの内面に響いてゆきます。




つまり、あげるひとがもらうひとのことを考えて選んだプレゼントは、

もらうひとの外側から見た像を変える可能性と、内側の心情に何か響かせる可能性とを秘めています。

ひとつのモノが、持ち主の内面にも外面にもメッセージを放つことができるのです。


だからプレゼントは、ただの「モノ」ではなく特別です。

それを示そうと、あなたがもらったプレゼントは何らかのかたちで包まれていたのではないでしょうか。


開けたら忘れてしまいがちなラッピング、ちょっとだけ思いを馳せてあげてください。




少しおそくなりましたが、メリークリスマス。

寒くなってきた残り少ない年の瀬も、風邪にはお気をつけて!


【広報2年・近藤まりこ】




















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