本当に感動!
今日は、岩手県の釜石の奥にある、大槌町という所にボランティアで炊き出しに行ってきました!
この大槌町は、忘れられた避難所と呼ばれていて、マスコミもタレントも絶対に来ない、むしろ救援物資すら忘れられる時もあるくらい奥地にあるのです。
その情報を聞いて興味を持っていた時にあの追い打ちの地震。
何がおいらに出来るかわからないけど、行く決心がすぐついて行動していました。
車に乗って七時間、まずは岩手で一泊し次の日に三時間かけて、大槌町に到着しました。
現地の酷さはとても言い表せるものではありませんでした。
原形をとどめない車が散乱していたり、一軒家が真っ逆さまになっていたり、鉄骨だけになっている無惨なコンビニなど、見るもの全てがあり得ない光景でした。
そして、現地の人達が避難している場所に到着して、肉じゃが作りをお手伝いさせていただきました。
おいらが来た事にみんなすごく大喜びしてくれて、避難所が笑顔で満たされていく気がしました。
ちびっこからおばあちゃんまで、全員やっくんやっくんと集まって来てくれて、たくさん触れあいました!
一緒にみんなでご飯を食べ、そしてみんなが今欲しい物を聞いてみました。
ある女性は、一ヶ月以上すっぴんだから、化粧品が欲しいと。
なるほど、肌のケアもしたいよね。
他の女の子は、洋服。下着はあるけど、上着はずっと同じらしい。
そして、隣の女の子に欲しい物を聞いてみると、ポツリと一言。
家。
今回の津波で、全て流されてしまったのです。
何も言えなくなりました。
本当にみんな大変です。
行ってみて初めて、被災者がどんな苦しい状況にあるのか痛感しました。
隣のお母さんに、ご家族はお元気ですかと聞いてみました。
すると、お母さんは津波にのまれてしまったそうです。
泣きそうになりました。
でも、被災地の方々の方が辛いのに自分だけ泣くなんてと、ぐっとこらえました。
後で聞いたのだけど、ここの避難所にいる家族で、全員揃って助かった家族は一組もいないのだそうです。
胸が締め付けられました。
おいらはここで何が出来る?
そこで、突如みんながいる前でネタをやる事にしました。
やはり、おいらはみんなを笑わせてあげる事が、自分に出来る精一杯なのです。
たくさん見守るなか、ネタを披露しました。
全員、最高に喜んでくれて、そのあとは皆さん出来るだけたくさんのサインと写真をプレゼントしてきました。
帰りも全員揃ってお見送りしてくださいました!!
なんてやりがいのある活動なんだ!!
芸人になって、みんなを元気づける事がこんなに嬉しい事なんだと、初めて感じました。
いろいろあったけど、やっぱり続けてて良かった!!
それを気づかせてくれて本当にありがとう!