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2009年11月19日(木)

「ガンバレ」の一言が嬉しいとき、辛いとき

テーマ:精神療法

がんばった末に、何が得られるのか?





■自殺者3万人超の現実も行き過ぎた「ガンバレ」のせい!?

 「がんばれば、なんとかなる」
 「もっともっとがんばって!」

 など、日常会話に「ガンバレ」を多用していませんか?人を励ますための定番ワードですが、使い方を間違えてトラブルを招いているケースをよく見かけます。

 昔「ガンバリズム」という言葉が流行りました。戦後の復興期を経て、高度成長に邁進した時代には、この言葉の効き目は絶大でした。がんばることで、豊かな生活や明るい未来が開けることが信じられてきたからです。したがって、高度成長期を体感した人は、今でも「ガンバレ」という言葉をよく使うのではないでしょうか?

 しかし、バブル崩壊を期に、「ガンバリズム」の価値観もまた崩壊しました。「本当の豊かさとはなにか」が問われ始め、がんばる目的を見失う人が多くなってきたからです。

 また近年ではさらに、「がんばることのリスク」もある、ということが分かり始めました。警察庁から発表される自殺者数によれば、1998年から年間自殺者3万人台がもう10年も続いています。自殺者に多いのがうつ病を罹患しているケースですが、行き過ぎた「ガンバリズム」によってもたらされたり、悪化させられることが少なくありません。

 反対に、「ガンバレ」が功を奏す瞬間も、もちろんあります。では、どんなときがNGで、どんなときがOKなのでしょう?

■こんなときに「ガンバレ」と言ってはいけない!

 まず、「ガンバレ」NGケースについて考えてみましょう。こんなときに、つい、「ガンバレ~!」と言っていませんか?

1)元気がなく、疲れているとき
2)遅刻が増えたり、会社や学校に行きたくないように見えるとき
3)何かに失敗したあと
4)病気療養中
5)失恋や死別のあと

 このように、相手が落ち込んでいるときに何気なく「ガンバレ」という言葉をかけてしまうことはないでしょうか?

 でも、それは逆効果なのです。自分の力ではどうしようもない事態に直面したとき、また、気力が湧き出てこないときに表面的な応援メッセージを受けると、途端にむなしさを感じます。「わかってもらえてないな」と孤独を感じたり、「がんばれない自分はダメなのかな」と自己否定感を強くしたりします。

 では、どんなときに「ガンバレ」は有効なのでしょう?

■「ガンバレ」が嬉しいケースとは?

 「ガンバレ」の応援メッセージは、こんなときにいわれるととても喜ばれます。

1)目標に向かっているとき
2)新しいことを始めたいと思っているとき
3)あともう一歩というところで、自信をなくしかけているとき

 このように、心のエネルギーが満たされていて、何かにチャレンジしたいと思っているときには、「ガンバレ」の言葉に励まされます。

 また、ゴールがあと少しで、本人の努力次第で到達が可能な場合にも、起爆剤になります。マラソン大会のラスト1周の声援と、同じような効果です。ただし、あくまでも本人にやる気があることが前提です。

■こんなときはどう?「ガンバレ」の使い方

 たとえば、同じような状況でもその人の「心の状態」によって受け取られ方がはっきり分かれます。具体的なケースを参考にしてみてください。

ケース1)仕事
⇒NGパターン
 人間関係や過重労働に疲れきっているとき
⇒OKパターン
 新しい企画を提案したり、昇格試験に臨もうとしているとき

ケース2)育児
⇒NGパターン
 「自分の時間がない」「夫が話を聴いてくれない」などのグチを言い始めたとき
⇒OKパターン
 育児に追われながらも、資格や勉強などにトライしたいと思っているとき

ケース3)介護
⇒NGパターン
  認知症や半身不随などのように、介護期間が長引くとき
⇒OKパターン
  大切な人との「お別れのとき」が、もう少しだと分かっているとき

 「ガンバレ」は、とても便利な言葉だと思っている人が多いと思います。でも、本当は大切な人に「贈り物」をするような気持ちで言うべきなのです。

 何も考えずに濫用するのはとても無責任で、その人の本質や現状を見ていない、ということになります。みなさんは、正しい使い方をしていますか?


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 神経質の良さを仕事に生かすためには、気分は乗らなくてもとにかく第一歩を踏み出すことである。完全欲が強い神経質のことであるから、一旦動き出せば、よりよいものにしようと自然とがんばるものである。例えば、レポートや書類の場合、最初の題名の部分だけでも良いから、一行でも書く(打つ)ことである。そうすると、他の事をしていても何となくそのことが気になり、手があいた時に続きに取り掛かるようになるものである。動き出してしまえばしめたものである。このコツさえ身につければ、仕事が面白いように、はかどっていくのである。





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手洗いや確認の場合、強迫行為はガマンして次の仕事に手を出していけばよいものを、手洗いして気分をよくしよう・確認して安心したいという気分を優先してしまい、本来やるべきことを「やらない」イコール「やりたくない」ということなのだ。


 不安神経症の場合、パニックになったらどうしよう、と予期不安し、電車に乗ったり、会合に出たり、歯科に行ったりすることを避ける。そうこうしているとますます敷居が高くなって、そうした行動ができなくなり、不安も一層強くなる、という悪循環となる。だが、パニック発作になったところで死ぬことはない。「できない」と避けないで思い切って飛び込んでいけば何とかなる。そして大丈夫だという体験を積み重ねていけば頭の中のソフトウエアも書き換えられてくるというわけだ。


 神経症ではなくても神経質人間は「重い車」のたとえのようなところがある。「めんどうだなあ」「やりたくないなあ」という考えが浮かび、仕事の批判をし始めると、こんなのは「できない」になりかねない。いやでも面倒くさくてもとにかく早めに手を出していくことが大切である。





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