こころの健康づくり
テーマ:その他こころの健康づくり、ということでひとつ重要なのは、趣味を持つということだと思う。精神科の外来を受診される方々は趣味がないことが多い。「趣味は読書です」といっても最近は本を読んでいない、とか「音楽鑑賞です」といっても「どういう音楽を聴いていますか」と尋ねると答えられなかったりする。「趣味はパチンコ」「(テレビで)スポーツ観戦」という人もいるが、それは趣味というよりは単なる娯楽である(これがパチンコの歴史を研究したり、プロ野球やサッカーや相撲もただ見るだけでなくスコアを分析したり選手のデータを収集するのであれば趣味といってよい)。「ゴルフ」という人も、自分の楽しみではなく、接待ゴルフだったりする。新たに趣味を探すのは大変だと思われるかもしれないが、市町村では安い費用でできる趣味の講座をいろいろ開いている。街の楽器屋さんでは50代・60代から新たに楽器をやってみようという人のための教室もある。そこまでしなくても、碁や将棋をやったことのある人は多いはずで、もう一度テレビの講座を見て改めて始めるのもいいだろう。手軽にできるウオーキングも健康増進を兼ねた立派な趣味であるが、ただ歩くだけではもったいない。街中に住んでいる人であれば、いろいろコースを変えて今まで歩いたことのない通りを歩くようにすると、意外な光景に出会ったり面白そうな店を発見したりするだろう。地図を見れば自分が歩いたことのない通りはいくらでもある。郊外に住んでいる人であればデジカメをポケットに入れて歩き、道端で目に留まった草花や鳥や虫を記録しておき、図鑑で調べてみると楽しみが広がる。
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