佐賀県は28日、佐賀市で大気中のちりなど降下物から放射性物質ヨウ素131を検出したと発表した。県は東日本大震災による原発事故で放出されたとみているが「極めて微量で、健康には影響がない」としている。


 県は18日から文部科学省の要請で調査を実施。27日午前9時から24時間の降下物を分析したところ、1平方メートル当たり1・8ベクレルを検出した。この数値は自然界から1年間に受ける放射線量の100万分の1以下という。文科省の要請による調査でヨウ素131が検出されたのは九州初という。


=2011/03/29付 西日本新聞朝刊=