失業と再就職

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この冬 会社都合により失業した。
欲しかった無期限の連休のはずなのに
突然現れた失業生活は、自由は得ても身体は楽でも、日増しに心のバランスを壊して行った。
心にぽっかりと穴が開き、必要の無い自分の存在が、情けなくて虚しくて。

このまま専業主婦になり、見えてきた老後へと進むのもありかと考えたけれど、やっぱり外で働きたかった。

10年卸会社、次の10年は工場とラボで仕入仕分け。
そして再就職の場は小売を選んだ。
原料から流通するまでの仕事を、せっかく順番に踏んできたのだから、その経験を少しでも活かし、階段を降りるよりも一段でも登りたかった。


給与は下がり、上司や一緒に働く人の顔が全て変わり、能力級はスタート地点に戻され、始業時間も早くなり、働く環境はガラリと変化した。
夢見る転職とは違い、失業による再就職はこういう事だと、諦めの心境が幅を利かす。
今までの積み重ねはあったとしても、新天地ではあくまで新人なのだから、自惚れるなと戒めて働き始めた。

再就職からふた月が経った。
負の要素しか無かったはずなのに、意外にも楽しい。
結構重労働なのに、疲労感が逆に気持ちいい。

面倒な就業規則、小煩い上司、意地の悪い古株、わがままなお客さん。
教えもせずに注意ばかりしたがる人。
我こそと力をアピールしてくる人。
ムカつき度はかなり高い職場だが
すぐに許せる私がそこに居る。

はいはい。
おっしゃるとおりに頑張りますよ。
新米ですもん。
普通ならとっくに切れてる事があっても、何故か笑って流せている。

この余裕と寛容さは歳のせいなのか?
自分でも不思議。
失業中のあの落ち込みは、いったい何だったんだろう。

亀の努力を信じよう。
そのうち追越されて嘆くなよ、
ほんと偉そうに。
明日仕事に行くのが 楽しみだ。

とりあえず復活。
おめでとう 自分。




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ミスの顚末

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職場で大きなミスをしでかしました。

それが発覚した昨日の朝から、かなり気分が落ち込んで、頭の中がその事で

パンパンになり、何も手がつけられない精神状態に追い込まれていました。

正直今回は泣きました。


一昨日自分が担当になって任された、商品の印字ラベルの発行作業において

数千枚の同一ラベルの中に、別のラベルシールをひと巻き誤って入れてしまい

結果的にその誤シールを貼付した商品を店舗に納品してしまったのです。


商品名、g数、賞味期限、価格が入ったラベルシールは、その日の確定した

出荷数に合わせて機械で発行し、その種類ごとに分類して貼付作業者に渡す物で

表示が厳しくチェックされる今は、特に注意してやらなければならない作業であり

うっかりミスは許されない仕事です。


そんなはずは無い。きちんと間違いなく分類した。何かの間違いや

店舗の勘違いであって欲しい。

店舗からの連絡でこの問題が始まった当初は、自分がミスを犯して無い事や

それを回避する事ばかりが頭によぎりました。

どの商品にどのラベルが貼り付けられ、どこの店舗から何パック発見され

細かいことがしだいに明らかになっていき、午後にはやはり印字シールを

発行した時点にミスが起こったという判断が上から下されました。

私の責任です。覚悟を決めなくてはならない瞬間でした。


救われた事に、現場の今のリーダーはとても冷静沈着な方で、昨日は

ご本人が公休日であったにも関わらず、すぐに会社に来てくれて

私を咎める事無く手早くその対処に回ってくれました。

その人は私よりも20歳近く?も年下の、若い上司なのですよ。


「悪いけど顛末書を作らなくてはならないので、一緒に付き合ってね」

部下の不始末を嫌がる上司が多い中、こんな優しい言い方で私の居残りを

告げてくれ、事務所で落ち込む自分を慰めてくれました。


「僕はやってはいけない事をした人には、とても厳しく叱るけど

(例えば商品をあてつけに投げつけるとかそういう事ね)

人間が悪気も無くうっかりやってしまったミスは、反省しているならば

怒ってもしかたないでしょ。

それよりもどうしてこういうミスが起きたか、顚末書を書き上げていく過程で

見つけて行って、2度と起きない対策を考えましょうね」

頭がパニクって、何故そんな間違いを犯してしまったか、当日の作業の記憶を

思い出す事も困難な自分を、かなり落ち着かせてくれるありがたい言葉でした。


誰かがミスを犯したとき、自分は関係ない、自分はその件から外れたい

そういう意識が誰の頭にも浮かぶし、人のミスなど被るのは嫌なものです。

でもこういう事が起きてこそ、回りで一緒に働く人達の本当のすがたが

見えた気がしました。


昼食を食べないで事務所に缶詰になっていた私に「お昼食べていないでしょ?」

自分は動揺で食べていないことなど忘れていましたが、心配してくれて

おにぎりを差し入れしてくれたKさん。

私のミスでは無く、誤シールを確認せずに商品に貼付した人も悪いのだからと

私をかばう為にわざわざその事を告げに来てくれたNさん。

Sさんは袋に和菓子を詰めて私が座る机の上にそっと置き、「甘い物食べると落ち着くよ」

私がミスした事で現場や事務所では要らぬ仕事が増え、間違い無くその人達に被って

人の事など関わってはいられない忙しい時間帯なのです。

迷惑がられるのが当然なのに、こんな風に気を配ってくれ心配してくれた方々がいました。

本気でジーンと来ました。




反面、発覚当初ではまだ詳細が明らかになっていないのに、私のミスだと決め付け

わざわざ「そう思う」と上司に言いつけに行き、自分もシールの貼付はしたけれど

自分はちゃんと合っているか確認していつも貼っているので、絶対に間違っていない。

そんな間違いするかしら?と見苦しい保身と思える行動に回っていたYさん。

確かにYさんの想像通り、私の間違いでした。あなたの断言は当たりです。


ミスをした自分がもちろん1番に許せません。

確認さえ怠らなければ起こらなかったし、ミスを回避出来る場面も時間も

今思えば十分にあったはずだからです。


2番目に許せないのは、、「やっぱりそうだったでしょ!」とミスした人間を

まるで喜ぶかのように突付いて、追打ちをかけた前者のYさんでした。


もしも自分が逆の立場になった時は、見習いたい人間は間違いなくあの方々。

人の心の中を探っている場合ではありませんが、これも自分のミスの反省と共に

心に刻んで残したい良い人生勉強となりました。



昨晩夫に相談したら「自分の過ちは認める時は認めて、ごめんなさいと謝るしか無いんだよ。

商品の出荷マニュアルが、きちんと確立されていない会社なんでしょう。

チエック機能はきちんと働くものだったの?

部下やパートが間違い無く仕事を進める為に、それを作るのが会社や社員の仕事。

これからも、それに従ってきちんとやればいいだけだから。」


自分はもちろん全責任を感じているし、迷惑をかけた事を恥じて

悔やんでも悔やみきれない気持ちでいっぱいです。

自分は派遣雇用の短時間パートですから、辞めちゃえば簡単な事ですし

そこから逃れられる事も出来ます。

でもやっぱりミスに落ち込んで、そこで止まってしまえば人間としても

人の親としても成長出来ないし、子供に背中を見せられない。


やっぱり頑張ることに決めました。


同じミスを犯さなければいいのですよね。

ああだこうだと正当化する言い訳も止めます。



落ち込みはこのブログを更新した瞬間をもって、それを期限とする事にしますよ。


ああ、又長文になってしまったね。(^_^;)


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