赤福問題

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餅をつき、餡を練る。どちらも手間のかかる大変な作業ですね。

米と豆を手間隙惜しまず火を使って変化させ、時間をかけて丁寧に創り上げる和菓子。

器用で繊細で味覚の優れた日本人だからこそ生み出せたのだと思います。


赤福さんはなんでやっちまったんでしょうね。

出来たて柔らか餡菓子という、その特質を守る事にさえ専念していれば

まさかこんな事にはならなかったでしょうに。


販売網を広げ、あちこちからの注文を受け、生産量も販売店からの注文に

即座に対応して出荷できるように、多く見積もった生産をしていたのでしょう。

しかしその見積もりも誤れば残る。

むき餡、むき餅、冷凍しなおし、製造日偽造、むき餅は粉にして製品に混ぜて使用。

損して得取れでは無く、損を逃れて大きな物を失ってしまいました。





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今や大手のデパート、空港、駅の販売店以外に、ショッピングセンターや街の小規模の

スーパーでも、赤福を含め有名菓子や日本全国のお土産品、駅弁などが身近なところで

買える様になりました。

3,4日しかない消費期限の物が、日本全国を飛び回って販売されています。

前日や当日の注文で、翌日にはその商品が店頭に並ぶのです。



食べたい物がいつでもどこでも簡単に買えて口に入れる事が出来る。

消費者にとってこんな便利で嬉しい仕組みはありません。

そして消費者のニーズに合わせて販売する者達は、いかにスピーディーに確実に

店頭に並べるかだけを考えて仕事をするように変化してきました。


老舗や人気店や名店に対して、売れるから作れ作れと煽り立て、日数的に余裕の無い

発注をかけ、確実な品揃えを要求する事が当然になりました。

そして平気で注文を減らしたりもするのです。いらない時はいらないのです。


それでも店を大きくしたければ、こういう波に無理に乗ろうとする。

秋田の地鶏の製造会社もそうですが、老舗を守りたいならそういう販売形式に

無理に乗らない事ではないでしょうか。

作っている物の本質をよく考えれば、限界もあるし不可能な事もあるのです。

店を潰したら元も子もありません。



身の丈に合った地道な商売。

守りたい物は何なのか。

見え張り、同族、勉強不足のワンマン経営者の犠牲になる従業員は

たまったもんじゃありません。

ついて行っていい会社なのか。そこですよね。


よーく考えよう。

お金は大事だけど、それだけじゃやってけない。

そういう事ですね。



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