はまり役でしたね、イチロー。

現実と役柄が、妙にマッチしていて

脚本家と演出家の狙いは大成功だったんじゃ?

こりゃあ引退後は、俳優に決まりかあ?



とにかく予想と反して、自然な演技にビックリ。

役者に縁の無い人が、ドラマに抜擢されても大抵は

台詞の棒読みと不自然な演技が気になって

ドラマの筋がどうのどこでは無いのが普通なんだけど。


今日のイチローの殺人犯役は、かなりいい線いってたと思う。

殺しの現場なんて、目がマジだったもんね。



番組の途中で、古畑さんが「これはフィクション、イチローは

人など殺しませんよ」と変な語りを入れてましたが、たぶん

イチローがあまりにリアルで演技力があった為に、後から

付け加えたと見ましたが。

違うかな(笑




イチローってのは、本当に何でも完璧主義を貫く人だね。

この役をやるにしても、たぶんかなり自分のイメージにこだわりがあったのでは。

野球でもそうだけど、この人は自分の事を幽体離脱させているよね。

上から自分自身を見下ろして、こうやれああやれと指図するもう1人の

自分がいそうだよ。

どちらかというと、少しいっちゃってる芸術家や音楽家の気質を

持っていそうだよね。

実に不思議な人だし、つかみ所無い。



色んな意味で、今日の古畑任三郎シリーズにイチローの

起用は大成功だったと思う。

次回は、もっとミステリーで怪奇的な役柄も期待したい。

そういう役、かなり似合いそうだと思うなあ。