温泉ガスって怖いものなんですね。

秋田の泥湯温泉で、家族4人が亡くなりました。


たぶん家族で楽しい雪遊びをしていたんでしょうね。

温泉ガスの吹き出る穴に、まさか落ちるとは思わなかったでしょう。

しかも、ただの窪みでは無かった。

命を奪う威力のある、強い硫化水素ガスが、溜まっていたんですから。


この硫化水素ガスは、卵の腐ったような臭いがするのですが

ある程度ガスの濃度が高くなると、臭いが無くなる性質が

あるそうです。

臭いがしないからと、ガスの吹き出ている岩盤などに近づくのも

危険ですね。


しかし、これだけ温泉ブームが進んでいるわりには、このガスの

危険性や情報は取り上げられていなかった。

観光客への注意など、手抜きは無かったのでしょうか。

地元の人は知っていても、こんなガスの存在を知っている

温泉客がどれだけいるでしょう。



温泉ガスで頭に浮かぶのは、立ち上げる湯気と煙などだけで

温泉卵や湯の花、そんなイメージだけです。

ガスの濃度で、危険性のある場所も差があるのでしょうが

危険な箇所が分かっていたら、その家族がそんな場所へ

足を運ぶ事も無かったのでは。


事が起きてからでは、遅すぎでしたね。



温泉は、身体を治し、お肌もすべすべ、身も心も癒してくれる。

でも、そのお湯の湧き出る回りからは、怖い怖いガスも吹き出ている。

自然の驚異です。

侮ってはいけないのですね。