熱視線(©安全地帯/1985)

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 視線て、なんなんでしょね。
  誰かがこっちを見ているという感覚。ときに、後ろを向いているときでさえ感じる、ある種のエネルギー。目から何かしらビーム的な光線、もしくは電波なり周波なり、出ているのかしら。
  それが人間でなくとも、物陰からのぞくノラ猫の視線とかでも、等しく感じます。
  風みたいに触れるわけでもなし、音みたいに聞こえるわけでもなし、熱でもない。光の一種なら目だけで認識するはずですが、視線てやつは、なんでしょね、脳の奥の方でビーンと感じるというか。瞬間、不安に襲われ、しかるのちに己の目がその正体をさがす。まったく得体の知れないエネルギー。
  ライブなんかやってると、みーんなこっちを見ている。当たり前ですか、そうですか。それはもう、大変なエネルギー量。きっとそれに応えるよう、頑張っちゃうんでしょうね。本番中溢れ出る異様な量のアドレナリンや終演後の独特な疲労、そのくせ打ち上げ行為なしにはとても就寝できないテンションの上昇具合は、ご来場いただいている皆さまからの視線エネルギーに端を発する部分が大半をを占めていると桜井はふんでおりますが、いかが。
「どこ見てんのよ‼︎」
  青木さやかさんの、懐かしすぎるギャグ。目から目への視線は言わずもがな、目からデリケートゾーンへの視線も等しくもしくはそれ以上、俺たちは敏感に感じ取ってしまうという事実。
  これほどまでに強烈な視線なるエネルギーの正体が、どうして今なお不明確なままなのか。それとも、どこぞにこれについての研究結果が詳しく記されている書物などあるのかしら。
  あったら誰かおせーて!