friends 友達以上恋人未満といった関係は古臭く感じるが、そんな微妙な関係の男女を9人の女流作家が描く短編集。


『彼女の躓き』は唯川恵の作品である。
主人公・私は田舎から東京の女子大へ進学し、上京する。
きらびやかな都会育ちの同級生に囲まれ戸惑いの学生生活を送る。
そんな中で知り合ったのが祥子だった。
はたから見れば親友同士のように見えた私と祥子だが、本当はそんな高尚なものではなかった。
二人の間には主従関係がはっきりと存在し、私は従の側だった。
学生時代も社会人になってからも、それは変わることはなかった。
疑問や不満が心を過ぎっても、私は祥子と月に1度か2度ある連絡に応じていた。
就職してから付き合い始めた中原は中途採用された年上で、女子社員の憧れの的だった。
そんな男と付き合うことが出来て、この関係を壊すまいと私は誓う。
祥子には、過去の経験から今回の交際について一切話さずにいた。
あるタイミングで、祥子に中原を紹介しようと、私は心に固く誓っていた。
そしてその瞬間が訪れた。
私は中原と祥子と祥子の彼と4人で食事をする。
そして私と祥子は、結婚する。
相手は、私が望んだ相手だった。
祥子の結婚も私が目論んでいた通りに運んだ。
私は祥子に勝ったと思ったが、そんなにうまくはいかなかった。


異母姉妹と友達のように付き合う様子を描いた『ザーサイの思い出』、強引に奪われたファーストキスの相手が売れっ子のグラビアアイドルになって戸惑う男を描いた『KISS』、20歳年上の男に拾われて始まった不思議な共同生活の様子を描く『迷い蝶』など、様々な年齢、様々なシチュエーションの男女が描かれている。
江國香織、谷村志穂、島村洋子など人気女性作家を1冊で楽しめるのも嬉しい。
こういった作品集で新しい作家を開拓するのが最近の楽しみになっている。
この作品集でも、他の作品を読みたいと思える作家に出会うことが出来た。
新しい作家の開拓におすすめの1冊。


<祥伝社 2003年>


著者: 安達 千夏、江國 香織、下川 香苗、谷村 志穂、島村 洋子、前川 麻子、倉本 由布、横森 理香、唯川 恵
タイトル: Friends

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fulltimelife マガジンハウスが配布している小冊子、「ウフ」で連載されていた作品。
著者の会社員時代の体験をもとに、新入社員の仕事とプライベートを淡々と描く新人OL小説。


主人公・喜多川春子は美大を卒業後、エビス包装機器に入社し、経営統括部に配属された。
社内報の作成から雑用までを任され、日々覚えることばかりで戸惑いながらも会社員とはこういうものかなと思って毎日を過ごしている。
就職しなければ知ることもなかったシュレッダーの使い方や、細々した文具の名前、社内で何年も決まりごとのようになっている暗黙の了解のルールなど、毎日通う会社に新鮮さを感じ、新人としてそれなりに会社員というものを楽しんでいる。
同じ部署の先輩・桜井さんや、毎日お昼を食べる長田さんなど、毎日同じことの繰り返しのような毎日が心地よい。
穏やかに見える会社員生活にも、展示会や同期の退社、リストラといった事件も起きる。
プライベートでは大学の同級生・樹里とライブのフライヤー作成などを行い、それなりに充実していた。
恋に破れたり、いいなと思う人が現れたりもして、春子は会社員一年目を確実に一歩ずつ積み重ねていた。
仕事の要領を得、少しずつ会社の中の流れを把握してきた春子。
新人社員の日常をリアルに描いている。


初めて著者の作品を読んだ。
読みやすくなかなか面白かった。
自分が会社員一年目だった時のことを思い出した。
確かにシュレッダーとの出会いは衝撃だったし、上司からどうでもいいような用事を言いつけられることも多かった。
先輩女子社員の言動に揺れ動き、誰かが辞めるとすごく悲しかった。
そんな気持ちが薄れてきて、退職を喜んであげられるようになったのはいつからだろうか?
誰かがいなくなっても、仕事は回り会社も動いていくことを悟ったのはいつだったろうか?
忘れていた何かを思い出させてくれた、青春モノっだった。
5月から2月までの10ヶ月ごとに分かれていて、季節ごとに変わる社内の風景や主人公の心がリアルで面白かった。


<マガジンハウス 2005年>


著者: 柴崎 友香
タイトル: フルタイムライフ

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kirarayubiwa 性格は全員違うが、なんだか仲が良く、みんな独身のままな30代の女4人。
札幌を舞台に、4人の30代女性の新生活と4者4様の恋愛を描く長編。


主人公・庄田麻子は32歳。
札幌の実家に32年間住み続けていたが、学生時代からの友人4人で一緒にマンションを購入し、晴れて入居を果たす。
一緒に購入したメンバーは個性豊かな面々だ。
テレビ局のディレクター職にある岡田江美、高校教師の国崎史子、清涼飲料会社の総務部勤務の木村真琴。
麻子を含めたこの4人は、江美の離婚をきっかけに〝自分の巣を手にしておきたい〟と思うようになる。
それから貯蓄に励み2年経過した或る日、4人が納得する物件に出会い購入に至った。
年下美形好きと思われがちだが、実は一途な麻子。
離婚したばかりで仕事に講じる江美。
いつも不倫に身を投じる真琴。
なかなか恋のチャンスが無く、引っ越しても弟と同居する史子。
仕事に恋にと考えることは沢山ある30代の4人は自分の巣を手に入れてからも穏やかな日々ばかりではなかった。
結婚の話が舞い込む者、離婚したものの前夫と同居をする者、遠距離の不倫を貫こうとする者、様々な出会いに相手を決めかねる者。
4人の恋多き日々がじっくり書き込まれている。


面白いが、30代前半の女性が3LDKの都会の物件を4人揃って簡単に購入してしまう設定には疑問があるが、著者も札幌という土地をテーマにしているので東京等の都市に住む方には理解されないかもしれないと語っている。
確かに、そのとおりで東京で3LDKの都心マンションを女友達4人で1部屋ずつ購入するなど難しい話だ。
しかし、独身で30歳を過ぎたらマンションを買うか、という発想が一度は頭をもたげるはずである。
このまましばらく独りだとしても、もし誰かと出会い結婚するかもしれなくても、賃貸物件に高い家賃を払うならばと考える女性は増えているはずである。
マンション購入に至る部分はさっぱり抜け落ちて、入居後からの物語なのでその辺りは楽しめないが購入しようと決意する気持ちには共鳴する。


30代の女性の恋愛と現実的な悩みを絡ませて小気味良くまとめてある恋愛小説で、同年代の女性なら共感し楽しめるだろう。


<講談社文庫 1993年>


著者: 藤堂 志津子
タイトル: きららの指輪たち

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goth 第三回本格ミステリ大賞受賞作ながら、ミステリーかどうかは微妙だと感じた。
ホラーな要素も含んだミステリーといったところだろうか?
処刑や拷問といったものに興味を持つ高校生を主人公にした短編集。

表題作『リストカット事件』は主人公と友人・森野、そして化学教師の物語だ。
主人公・僕は教室の中ではクラスメートに合わせて笑ってジョークを言って過ごしているが、本当はそんなこととは縁遠い人間だ。
僕は今年の春先、世間を騒がせた連続手首切断事件~リストカット事件~に大変興味を抱いていた。
乳児、小学生、高校生、社会人とだれかれ構わず襲われている恐ろしい事件だった。
そんなことが起きていても、僕の日常は普通に流れ、テストもやってくる。
化学のテスト問題を手にしたいという思いから、化学準備室の清掃の手伝いを志願した。
準備室に居たのが、個性的な女生徒・森野だった。
森野は特に手伝うでもなく、講義室の片隅で読書をしているだけだった。
化学教師・篠原は彼女の存在を特に気にするでもなく僕に掃除の手順を伝える。
僕は言われたとおり片付けながらもテスト問題のメモを探す。
結局メモは手に入らなかったが、不思議な物を見つける。
それは、腕の先端が切断された人形である。
それが何を意味するのか僕にはわからないが、リストカット事件が頭に浮かんだのだ。
もしかしたら犯人は身近に居るのではないか?
僕は思いを巡らせ、ある計画を実行に移した。


他にも、連続殺人鬼の日記が記された手帳を拾ってしまい発覚していない事件の詳細まで知ってしまう『暗黒系』など、気分が悪くなるような猟奇的な事件を軸に僕と森野が事件を傍観し解決し消化していく物語が詰まっている。
『ZOO』を読んだ時も気持ち悪いと思った。
今回もそうだ。
でも読んでしまう。
不思議な魅力の作家である。

夏が近付きホラーの季節がやってきて、そういった類の本を読みたいと思っている方におすすめの1冊。


<角川書店 2002年>


著者: 乙一
タイトル: GOTH―リストカット事件

ariko 米国系銀行や証券会社で債券ディーラーや大手金融法人を担当する外国債券セールス等を経験している著者が個人資産運用の世界をわかりやすくコミカルに描く経済小説。


主人公・財前有利子(ざいぜんありこ)は28歳の個人投資家向けのアドバイザー。
中堅の証券会社ふたば証券銀座支店で辣腕をふるっている。
本社でトレーダーをする坂上という彼氏がいる。
恋も仕事もバリバリこなし、投資アドバイザーの仕事に誇りを持って挑んでいる。
個人投資家を相手にしていると、突飛な以来も多数飛び込む。
突然大金を抱えてやってきて、1週間で倍にしてくれと依頼する老人。
退職金を運用し、働かずに生活したいと相談してくる中年男。
有利子はその都度臨機応変に対応し、なんとか解決していく。
そんな中、外資系の証券会社からのヘッドハンティングに合う。
自分の可能性が試せるかもしれないとレジメを用意し、面接に挑むがとんでもない事件に巻き込まれおじゃんとなる。
それ以外にも恋人・坂上の転職問題や大損、結婚問題や隠し続けていた家族との確執などが露になっていく有利子。
波乱万丈な毎日の中で、有利子は市場を相手に顧客との信頼を築きビジネスウーマンとして開花していく。


経済がテーマの小説ながら、有利子の恋愛などもうまく絡め読みやすくなっており、働く女性向けでもなく、資産運用に興味のある女性、金融業界で働く女性に興味のある人など幅広い層が楽しめるお手軽小説となっている。
途中、出てくる企業名はこの会社かな?などと想像できる楽しみもあり、経済素人の私でもわかるような内容である。
あとがきで著者が述べていた「おもしろくて、誰でも気軽に手を伸ばせるようなもの」という条件は十分満たしているのではないだろうか。
私は株もやらないし、資産運用するほどのお金も無いし、そんなに興味を持っているタイプではないが、これを読み経済について知っていくことはマイナスじゃないなと思えた。

新しい視野が開けるかもしれないきっかけをくれた。
著者の他の作品も是非読んでみようと思った。



<角川書店 2002年>


著者: 幸田 真音
タイトル: 投資アドバイザー有利子 ARIKO (単行本)


著者: 幸田 真音
タイトル: 投資アドバイザー 有利子 (文庫)

fujisan 日本の象徴ともいえる富士山。
新幹線から見えると、何度も見ているとしても窓から覗かずに居られない富士山。
その富士山をテーマにした中編集。


『青い峰』の主人公・岡野はコンビニでチーフを勤めるアルバイター。
岡野にとってコンビニは聖域であり、汚れなき場所である。
この静寂を守りたいと日々思っている。

岡野は富士山が好きだ。
ある写真家が撮った富士山の写真を愛している。
その岡野になつくバイトの女子大生・なつみ。
深夜のバイトに就いているなつみは、何故か岡野になつき、岡野を誘い、岡野を知りたがる。
しかし、岡野はその行動にどう答えればよいのかわからない。
岡野は普通のことが出来ずにいた。
それは富士山の麓に居を構えていたある宗教団体に属していたことが関係しているのか、岡野の生い立ちが関係しているのか。
岡野はとにかく、なつみに対してどう対応すればいいのか困惑していた。
そんな中、コンビニ強盗が入る。
一度目は阻止できたものの、二度目は無理だった。
入院する岡野の傍にいるなつみ。
なつみが言う言葉が染みて涙が流れる岡野。
岡野はやっと、コンビニ以外の静寂を手に出来るかもしれなかった。


その他、『ジャミラ』も面白かった。
富士山というのは、なんとも言えず神聖なる場所なイメージだが、普通の山でもある。
その富士山をテーマにした4つの物語は身近な物語は1つも無いが、なんとなく理解できるという物語ばかりだ。
ゴミ御殿、青木が原の樹海など知ってはいるがリアルではないそれらが舞台だったりする。
日本人にとって富士山は、やはり特別なのだ。
実は著者が苦手だったが、この作品集は面白く楽しめた。
発売当初、売上ランキングで常に上位を保っていたのがわかる。
富士山って、凄いなとなんとなく思ってしまう1冊。


<文藝春秋 2004年>


著者: 田口 ランディ
タイトル: 富士山

mukaosare 現代人にはわかりにくい昔の服飾に関するキーワードを文学作品と結びつけ、イラストと文章でわかりやすく教えてくれる。
文学とレトロファッションが好きなライターや書評家などが結成している、文学ファッション研究会が著者である。
「登場人物の性格づけと服装の関係」「アイテム選びにあらわれる作家のファッションセンス」などをテーマに調査・研究を続けているそうだ。
有名文学作品と服装の関係などは確かに面白く、わかりやすかった。


明治・大正・昭和初期のファッションとはどんなものだったのか?
テレビドラマや映画で見聞きし、なんとなくはイメージできる。
しかしその服装の呼び名は?由来は?などといった細かいことは全く知らなかった。
「はいからさんが通る」の主人公・紅緒が着ていた袴のスタイルは「海老茶式部スタイル」というそうだ。
なぜそう呼ばれるのか、当時はどんな人がその服を着ていたのか、この服装が出てくる日本文学作品『田舎教師』ではどのように描かれているのかなど、各服装にまつわる様々なエピソードや説明がイラストと共にすんなり頭に入る。
芸者、紳士、女給、鹿鳴館など一度は目にしたことあるスタイルについて理解していくのはなかなか楽しく、次々頁が進む。
途中に挟まれるファッション×文学をテーマにしたコラムも面白い。
また、和服の基礎知識や洋装のフォーマルウェアについてなどのくだりは現代でも役立つ内容だ。
和装小物や日本髪、ひげについてなども面白く、博学な人の仲間入りが出来そうな気になる。

新しいことを知るというのは楽しいというのを改めて感じた。
興味のあることばかりではなく、たまには普段自分と疎遠なテーマのものを選び知ることも大切だと思った。
本書はイラストも多いし、文体も難しくなくエッセイの延長といった感じなので読みやすいのも助かった。
新しいテーマの軽い読み物を求めている方におすすめしたい。



<青春出版社 2005年>



著者: 文学ファッション研究会
タイトル: むかしのおしゃれ事典―名作でひもとく古きよき日本のよそおい

toriyosefuyukirei 最近多く出回っているおとりよせに関する本。
本書は、その中でも美味しいものを取り寄せて楽しむというコンセプトは同じながら、掲載している商品が他の本とは違う気がしたので紹介したい。


紹介されているおとりよせアイテムは、生鮮食品・調味料・加工品・デザート・酒/茶・調理器具と分かれている。
そして、各アイテムを使って楽しめるレシピが掲載されているのだ。
要は、おいしいものを取り寄せてそのまま楽しめるタイプの商品というよりは、自分でそれらを使っておいしいものを作って楽しもうという提案に近いと感じた。
生鮮食品は、猪肉の塊や紋別産の鮮魚といった全く加工されていない食材が紹介されている。
そのままではどうしようもないので、鍋なり刺身なり焼くなり自分で調理して楽しむしかないのだ。
各商品の取り寄せ方法はもちろん、その商品の特徴やそれにまつわるエピソードがエッセイ風に添えられていて読み物としても十分楽しめるし、カタログとしてもオールカラーの写真入りで文句なしである。


都会に住み、デパートへ行けば各地の名産が手に入るのはわかっているものの、自宅に直接とりよせて美味しいモノを味わいたいと思ってしまう。
加工品を取り寄せることが多かったが、この本を参考に食材として取り寄せて料理して楽しむのもいいかなと思った。
食べ物でちょっと贅沢したい、自宅でグルメを楽しむのが好きな方には参考にして頂ける気がする1冊。


<法研 2005年>


著者: 冬木 れい


 普通のグルメおとりよせとは違うおとりよせを提案している、おとりよせ本。
タイトル: つくって楽しい、食べておいしい お取り寄せ

yado 関東在住の私は、最近疲れており、癒しを求めて旅に出ようかと思っていたところで出会った女性向けの旅ガイド本。

表紙にアピールされてるとおり、「女性のための」旅行ガイドブックである。
女性向のサービスや料理、お風呂が充実している宿を紹介している。
今や定番となったレディースプランを用意している宿も沢山載っているが、各宿ごとに特徴があり、自分の求めるテーマを探すことが出来る。
例えばレイトアウトや特製デザート付きのコース料理などの特典もあれば、宿泊料を何パーセントか引いてくれるものや定番のアロマやエステ付きプランなどもある。
異色なプランとしては、好みの部屋を先着順で選べる宿というのがあった。
最近は多くなっている浴衣を選べる宿、地ビール1本付き、石鹸プレゼント、ルームサービスで食事が出来るなどもあった。
この本には、温泉宿だけではなくシティホテルや有名リゾートホテルも載っているので様々なシチュエーションに合わせた宿選びが可能で便利である。
また、併設するオトクな施設がある宿というカテゴリーもある。
本当に女性向けの編集が出来ているし、フルカラーで見やすくホテルからのメッセージや判りやすいイラストアイコンで宿の特徴を直ぐに把握できる配慮もしてある。

私の求めるものも探しやすいし、それ以外のオトク情報を得ることによって当初の目的よりも違うもののが魅力的だなぁと思ったりと、読んでいるだけで楽しめてしまう。
小さな旅をしたい、女性ならではの旅を楽しみたい方にはおすすめの1冊。
表題からもわかるとおり、関東を出発点とした本なのでご注意を。


<メイツ出版 2005年>


著者: 女性にやさしい宿倶楽部
タイトル: 関東からでかける女性のためのすてきな宿

Aiko bon / aiko

aikobon デビュー7年目にして、初めてのaikoアーティストブック。
不思議な魅力に包まれ、ひと言ではいい表せないアーティスト、aiko。
その魅力の謎をたっぷり紹介する、1冊すべてaikoのエッセイ本。


aikoの写真はもちろん、お得意のイラストで描く自己紹介、aikoの私服写真集もあり、aikoファンなら是非読むべき。
誕生~幼少時代~小学生~中学生~高校生~音大時代~デビュー~プロとして歌うために、といった流れでaikoの対談が収録されており、今のaikoが出来た背景が語られている。
全曲セルフ・ライナー、フェイバリットCDの紹介、GbMで連載された「aiko式」を収録など、相当分厚く読み応えたっぷりである。


私はaikoの歌が好きで、アルバムが出れば必ず買い、暫くヘビロテをする。
ということで、迷わず購入したがあれこれ読む本があり読むのが今になってしまった。
私はファンなので楽しく読めたし、なんとなく彼女の普段の発言の背景にあるものが見えてきて親しみが沸いた。
全曲セルフ・ライナーでは楽曲を作った時の心理やエピソードが載っていてよかった。

タレントやミュージシャンの自叙伝的な本の割には、お得な気がした。


ソニー・マガジンズ 2005年>


著者: aiko

タイトル: Aiko bon