長野、最後の日も無事に済んで今日は埼玉へ戻る日です。
朝、健一から
【これから帰るよ。戻ったらまたメールする】と
【うん。お疲れさま、気を付けて帰ってね】
私はいつものように仕事へ行き家事をこなしていました。
これで少しは健一も楽になるだろう。
東京へついた時と埼玉の実家へついた時にメールが入っていました。仕事中のため私は返事が返せませんでしたが…
夜、自分の部屋へ戻って落ち着いてからメールをします。
【おかえりなさい。お疲れさま。今日は疲れてるだろうからゆっくり休んでね】
すぐに返事が来ました。
【これからみんなで夕飯食べに出てくるよ。帰りは遅くなるかもしれないから、今夜は電話出来ないと思う。ごめんね、帰ったらメールはするけど先におやすみだけ言っておくね。じゃあおやすみなさい。また明日ね】
やっぱり出かけるんだ。そうだと思ったんだよね。でも仕方ないかなこうちゃんも久しぶりにパパに甘えたいだろうし、健一の神戸に帰ればまたしばらくたいへんだろうから実家にいるうちくらいは大目に見てあげないとね。
神戸に戻る事が決まっていた為、今度はいつ埼玉へこれるかわからないと埼玉にいる間はずいぶんと友達とも遊んで歩いていた様です。
朝のメールと寝る前のメールは毎日来ていましたし、長電話は出来ませんでしたら間にちょこちょこ電話も来ていました。
話したい事はいろいろとお互いにありましたが、やはり実家ということもあって長電話は出来なくて、話したい事は今度逢いに来た時にということがお互いに暗黙の了解のようになっていました。
『明日は大丈夫?』
『うん。俺はね。由実香はこそ大丈夫?』
『私は大丈夫、お弁当はどうしようか?』
『忙しかったら無理しなくていいよ』
『そうだね、いつもみたいに少し遅れるけど大丈夫だから、メニューは任せてね』
『それはいいよ。俺は春巻きが入ってれば』
あははまた春巻きですか?でもそうやって言ってくれると嬉しいしね
『それは大丈夫だよ。この間みたいにおにぎりは無理かもしれなからそれだけは買うようになるけど…』
『ええー俺、由実香のおにぎり好きなんだけどなぁ~』
『じゃあ作って行く?』
『無理しなくいいよ。それよりも少しでも早く逢いたいし、話した事も沢山あるんだだから…』
『うーんじゃあ時間を見てね。明日も早いだろうし、そろそろ休まないと』
電話ができる事はうれしけれど、やっぱり実家ということもあって長電話は気になります。
そしてこの時に私は思っても居ない事を告げられます。
次の日の朝、早めに起きて先に自分の準備をします。
この頃には場ァちゃんはひとりで起きて自分の事は以前と同じようにできるまで回復していました。
慌ただしい朝が、この日はいつもよりも慌ただしく私はお弁当やら朝食やらを支度しながらさくらの準備もして幼稚園へ送りだします。
いつもよりも早く出る為にばぁちゃんに声をかけます。ばぁちゃんは『気を付けていってらっしゃい』と送りだしてくれます。
普段なら当たり前の事ですが、やはり後ろめたい気持ちがあると申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
さくらを幼稚園へ送りその足で健一を迎えに行きます。
【おはよう今、着いたよ~駅にいつものとこで待ってるね】
途中で健一からメールが入ってきました。
【おはよう。ごめんね、もう少しで着くと思うから待ってね】
信号待ちで返信をします。
いつもの事ですが、この迎えに行く車の中で気持ちをかえて行きます。
母でも、妻でも、嫁でもない、私になって行きます。
朝、健一から
【これから帰るよ。戻ったらまたメールする】と
【うん。お疲れさま、気を付けて帰ってね】
私はいつものように仕事へ行き家事をこなしていました。
これで少しは健一も楽になるだろう。
東京へついた時と埼玉の実家へついた時にメールが入っていました。仕事中のため私は返事が返せませんでしたが…
夜、自分の部屋へ戻って落ち着いてからメールをします。
【おかえりなさい。お疲れさま。今日は疲れてるだろうからゆっくり休んでね】
すぐに返事が来ました。
【これからみんなで夕飯食べに出てくるよ。帰りは遅くなるかもしれないから、今夜は電話出来ないと思う。ごめんね、帰ったらメールはするけど先におやすみだけ言っておくね。じゃあおやすみなさい。また明日ね】
やっぱり出かけるんだ。そうだと思ったんだよね。でも仕方ないかなこうちゃんも久しぶりにパパに甘えたいだろうし、健一の神戸に帰ればまたしばらくたいへんだろうから実家にいるうちくらいは大目に見てあげないとね。
神戸に戻る事が決まっていた為、今度はいつ埼玉へこれるかわからないと埼玉にいる間はずいぶんと友達とも遊んで歩いていた様です。
朝のメールと寝る前のメールは毎日来ていましたし、長電話は出来ませんでしたら間にちょこちょこ電話も来ていました。
話したい事はいろいろとお互いにありましたが、やはり実家ということもあって長電話は出来なくて、話したい事は今度逢いに来た時にということがお互いに暗黙の了解のようになっていました。
『明日は大丈夫?』
『うん。俺はね。由実香はこそ大丈夫?』
『私は大丈夫、お弁当はどうしようか?』
『忙しかったら無理しなくていいよ』
『そうだね、いつもみたいに少し遅れるけど大丈夫だから、メニューは任せてね』
『それはいいよ。俺は春巻きが入ってれば』
あははまた春巻きですか?でもそうやって言ってくれると嬉しいしね
『それは大丈夫だよ。この間みたいにおにぎりは無理かもしれなからそれだけは買うようになるけど…』
『ええー俺、由実香のおにぎり好きなんだけどなぁ~』
『じゃあ作って行く?』
『無理しなくいいよ。それよりも少しでも早く逢いたいし、話した事も沢山あるんだだから…』
『うーんじゃあ時間を見てね。明日も早いだろうし、そろそろ休まないと』
電話ができる事はうれしけれど、やっぱり実家ということもあって長電話は気になります。
そしてこの時に私は思っても居ない事を告げられます。
次の日の朝、早めに起きて先に自分の準備をします。
この頃には場ァちゃんはひとりで起きて自分の事は以前と同じようにできるまで回復していました。
慌ただしい朝が、この日はいつもよりも慌ただしく私はお弁当やら朝食やらを支度しながらさくらの準備もして幼稚園へ送りだします。
いつもよりも早く出る為にばぁちゃんに声をかけます。ばぁちゃんは『気を付けていってらっしゃい』と送りだしてくれます。
普段なら当たり前の事ですが、やはり後ろめたい気持ちがあると申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
さくらを幼稚園へ送りその足で健一を迎えに行きます。
【おはよう今、着いたよ~駅にいつものとこで待ってるね】
途中で健一からメールが入ってきました。
【おはよう。ごめんね、もう少しで着くと思うから待ってね】
信号待ちで返信をします。
いつもの事ですが、この迎えに行く車の中で気持ちをかえて行きます。
母でも、妻でも、嫁でもない、私になって行きます。