GW前半のことですが、家族で上野にある国立科学博物館の特別展「医は仁術 」に行って来ました。
新聞屋さんからいただいたチケットを利用したので、無料ご招待です!
自分でお金を出してでも行きたいと思っていた特別展でしたから、嬉しいかぎり
新聞屋さん、いつもありがとうございます!
この日は、GWが始まってすぐの日曜日だったせいか、ものすごい混雑でした。
(私がいただいたチケットは4月27日までのものでしたけれど、特別展は6月15日まで開催されていますので、最後の駆け込みではないと思います。)
入場すると、最初に短い映画が放送され、江戸時代にタイムスリップ。
病気になったらおまじないのような施術(桶をかぶったり・・・)で治して(?)いた過去が紹介されていて、その内容に衝撃を受けました。
ご祈祷やおまじないのような行為をして病とたたかったそうです。
当時は、化学的な薬のない時代で、木や草などの薬草や動物の肝などでつくった薬を飲んでいたんですね。
その薬が本当に効いたのか?私にはわかりませんが、経験に基づく効果・根拠や、精神的な作用もあったのかもしれません。
五臓六腑図は、中国における伝統的な人体解剖図で、五臓(心臓・脾臓・肺臓・腎臓・肝臓)六腑(胆・小腸・大腸・胃・膀胱・三焦)と脊椎からなり、実際の人体臓器より血気の流れを重視した治療に即したものであったそうです。
雲のような内臓、花のような肺、ハート型の心臓が特徴的ですね、娘も興味深くみていました。
本物の蔵志もありまして、細かな描写と、色鮮やかな絵に驚きました。
娘が釘づけになっていた薬看板の黒鬼・赤鬼です(笑)
↓
腹痛には熊の肝がよく効くことを、鬼に金棒の看板で表現したもので、薬屋の看板は売薬が盛んになるに伴って、販売促進のために様々な形や意匠のものが作られたそうです。
現代でいうサトちゃんみたいなものだったのでしょうか。
この他、たくさんの解剖図が展示されていました。
現代と比較すると医学はまだまだ未発展であったことだとおもいますが、ここまでわかっていたことにはびっくりです。
教科書でしか見たことがなかった奥田木骨も展示さてていました。
↓
原寸サイズの木骨はものすごい迫力で人だかりができていました。
人体内部の知識が解体新書等により一般に広まり、人々の関心が高まった当時、その関心に応じて人目を引く薬屋の看板として、また、見世物の生き人形などとしてつくられたものだそうです。
展示されていた「胎児模型」もまるで実物かのようにできていて息をのみました。
日本では教育用だけでなく、幕末から人々の関心を集めた見世物としても精巧なお産人形や胎児人形が作られていたそうです。
ちょっと見えにくいですが、写真左上に写っている自転車のわっかのような鍵に似た器具は、分娩時に使った医療器具でした。
このわっかぶぶんを子宮に入れ、あかちゃんの首?にひっかけて引っ張り出したとか。
現代のように帝王切開など簡単にできる時代ではなかったのでしょうから、難産になった場合や赤ちゃんやお母さんに不測の事態があった場合に用いられたのでしょうね。
東から西から医術の伝来が盛んに行われていたことがよくわかりました。
現代の医としては、3Dプロジェクションマッピングを用いたからだのしくみがわかる映像展示もあり、人ごみに酔いギミだった娘も目を覚ましたかのように興味深く見入っていました。
ボタンを押すと該当する脳の部分が光る仕掛け付きで、娘は独占状態で遊んでいました。
なぜかこのスペースはガラガラだったのですけど、とても面白いブースだったと思います。
3Dプリンターで作られた臓器もいくつか展示されていました。
こちらは成人男性の肝臓モデルです。
こちらの模型は直接お触りOKでしたので、手に持ってずっしり重さと大きさを体感できました。
重さは実物と同じとは限りませんが、大きさは1/1の模型です。
カタチそのものだけでなく、内部の血管まで再現できるのですね。
そういえば、数カ月前でしたでしょうか、ガイアの夜明けかカンブリア宮殿かで、実際の生体手術前にこういった3D原寸模型で模擬手術をする様子が放送されていました。
難しい手術の場合は特に模擬手術をすることで格段と成功率が上がるそうで、心拍を再現したモデル(動いている心臓模型)は若い医師の実習(予行練習?)にも使われることもあるそうです。
長男がお腹の中にいるときにわかった病気は、30年前なら助からないと言われていた病気でした。
今は手術方法も確立され、何度かの手術を経て順調に進めば、普通に成長し、成人された方も大勢いるそうです。
助かる病気だと信じたからこそ、私は希望をもって出産に臨めました。
きっと助かる、そう信じて出産できたこと、とても幸せでした。
長男の場合、生まれる前にわかっていたことだけであれば対処の方法があり、心配しすぎることはないと言われていたものの、生まれてからわかった重度の合併症で、手術ができないまま最後を迎えることになってしまったけれど、10年後、20年後には長男のようなケースでも助かる病気となることを心から願っています。
無菌での外科手術が確立されて100年ちょっとしか経っていないことも最近知りました。
19世紀後半までは、外科手術時の衛生状況が整っておらず、手術が成功してもバイ菌による敗血症によって亡くなってしまう方も沢山いたとか。(詳細はこちら)
今では考えられないことではありますが、100年前と今がこれだけ違うように、100年後の発展がものすごく楽しみです。
ひょっとして私たち、100年後も生きているかもしれませんね
最後は順路に沿ってミュージアムショップを通らされました(笑)
我が家にもある「人のからだかるた」や
【Gakken Sta:Ful】【しまやの日限定1911円以上で送料無料♪】学研ステイフル 人のからだかる... |
臓器の立体模型
【Joshinはネット通販部門1位(アフターサービスランキング)日経ビジネス誌2013年版】心臓解剖モ... |
図鑑などなど
【楽天ブックスならいつでも送料無料】人間 [ 松村讓兒 ] |
【楽天ブックスならいつでも送料無料】WONDER MOVE 人体のふしぎ [ 講談社 ] |
既知のものが沢山売られていましたけれど、
見たことがないもの発見!
「ジャンボ腰椎マグカップ」です
取っ手の部分が腰椎になっているんですね。。。
マグカップの内側に謎の凸もありますし(淵が内側に膨らんでいます)、なんだか飲みにくそうですが、腰椎フェチにはたまらない1品なのかも!?
ちなみに楽天でも「頸椎マグカップ」が売られていました!
↓
大幅値下げ!【感謝価格】世界基準 3Bサイエンフィティック社ジャンボ腰椎マグカップ |
ミュージアムショップより高いのですけど、よーくみたら、淵の内側に凸がないので、中に液体が溜まらず飲みやすいと思います。
マグの本体も脊柱っぽくて、なんだかリアルですね(笑)
博物館を出たらシンボルのしろながすくじらがお見送り!
娘もご機嫌で付近を走り回っていました。
聞いた話なので保証はできませんが、このくじらは、海に潜ろうとしているときの姿勢だそうです。
こんなに大きいんですね。
いつか、本物を生で見てみたいです
博物館の帰りは、上野公園を散策し、清々しい新緑に心を洗われました。
この日のお出かけにはまだまだ続きがあるのですが、長くなりますので続きはまた今度。
科学博物館のお話はとりあえずここで〆ます。
子供と一緒に博物館、とても楽しかったです。
また興味のある展示があれば是非足を運びたいなと思いました。
長々とおつきあいいただきありがとうございます
【この日の0円レジャー概要】
行き先:国立科学博物館 特別展「医は仁術」
チケット:無料(新聞屋さんより招待券をいただく)
交通費:無料(自転車で移動)
買ったもの:なし
その他:飲み物と子供のおやつ持参
☆ランキング参加しています☆
ブログ更新の励みになりますので、ポッチして頂けると嬉しいです♪
にほんブログ村
*本日もお読みいただきありがとうございます*