ノブちゃんとご飯に行く

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ノブちゃんから電話が来てから、少しノブちゃんのことが気になってたのはたしかだ





ある日、友達と晩御飯の約束をしていて夜6時に新宿で待ち合わせだったので5分前に着くと、その子から電話がくる





「ごめん、今起きた…」




私「朝の6時じゃなくて夜の6時ですけど!?」





授業から帰ってきて昼寝をちょっとするつもりが寝坊したらしい





その子は必ずシャワーを浴びて化粧を長時間かけてからじゃないと出掛けないとわかっていたので、今日の約束は無しにした





とっとと家に帰るか、もうヤケクソで1人で外食してから帰るか迷った





誰か遊んでくれないかなーと、携帯をぼんやり眺めた





あ、そういえばノブちゃん…



「美味しいもの食べたいなーって思ったら連絡ちょうだい」



って言ってたよなあ




登録してなかったから、着信履歴を見る




まだ仕事中だろうけど…思い切って、えい!




かけてみた





プルルルル     プルルルル…





やっぱり出ない、留守電になったので切る




切った瞬間折り返しがきた




私「もしもし」




ノブ「さくらちゃん、どうした、ノブちゃんに会いたくなった?」




のっけから面白かったから「うん」と言った




私「でも、仕事中だよね…?」




ノブ「あのね、さくらちゃん、俺めっっちゃ今から頑張れば7時には終われる!今日偉い人がいないから、勝手に終われる!」




ちょっと何言ってるかわかんなかったけど、明らかにテンション高くなってるノブちゃんがちょっと可愛かった




私「わかった、待ってる。今新宿にいるんだけど、どこに行ったらいい?」




ノブ「新宿まで迎えに行くよ!もちろん!あ、でももしよければ東京駅まで来てくれたらもう少し早くノブちゃんに会えるけど!」




私「ぷwwわかった、じゃあ東京駅に行くね」






そうして7時に東京駅でノブちゃんと待ち合わせた





「さくらちゃん!」




ちゃんと時間通りに来てくれたノブちゃん




私「ごめんね、急に。仕事切り上げてくれてありがとう」




ノブ「めっちゃ嬉しかったわ、さくらちゃんから電話来て。しかも今日めずらしく暇でこれは運命だわ。何食べたい?」




私「韓国料理に行く予定だったんだけど、友達が来れなくなっちゃったの。だから気分は韓国なの」




ノブ「オッケー任せろ!」




と言って、美味しい韓国料理屋さんに連れてってくれた




ノブ「さくらちゃん彼氏はいないの?」




私「いないよ、半年くらい、いない」




ノブ「そうなんだ、彼氏欲しくなんないの?」




私「うーーん、前の彼氏との別れ方が、別れたくて別れたわけじゃないからなんとなく好きな人できなくて…」




ノブちゃんも深く聞いてこなかったから、太一くんの話をすることはなかった




ノブちゃんも、今は彼女はいないらしい




それを聞いて、少し安心した自分がいた




学生としか付き合ったことのない私は、社会人と2人きりでご飯するのは初めてで、色んな話を聞けて楽しかった




8個も年上というのは私にとってとても刺激的で、ノブちゃんは仕切りに、自分をおじさんと言うけど、そんな感じは全然しなかった





お会計の時、少しは出そうとお財布を出すと




ノブ「学生に払わせられないよ」




と一言いい、財布をしまわされた




でも自分から呼び出しといてなんだか申し訳なかったので、帰りエレベーターに乗った時に、




「カフェでも行かない?私が奢るから!」




と言った瞬間、抱き寄せられてキスをされた




あまりにも突然のキス




まだ2回しか会ったことなくて、付き合ってもいないのに




それなのに全然拒絶しない自分がいた




2人きりのエレベーター




すぐに一階についてしまい、耳元で




「うちくる?」




と言われた




私「それは、また今度にする…」




と言って、急に恥ずかしくなった私は、「やっぱり今日は帰るね!」と言った




ノブちゃんは、今度は自分から誘うと言ってくれて、この日は別れた









つづく



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