ついに先輩と再会②

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駅で先輩と9ヶ月ぶりに再会した






この人は、もう私のことは好きじゃないと一目でわかった








私は浮かない顔で先輩に近づいた








私「久しぶり」






先輩「うん、なんか、背伸びた?」






あんな別れ方して久々会って、第一声が背伸びた?って、なんだよ( ̄ー ̄)







私「え、そうかな?まだ伸びてんのかなw」







そして私たちは近くのカフェに入った









席についてしばらく沈黙の後






私はなんだか開き直ってしまった








私「あのね私ずっと先輩のことが忘れられなかったの」





先輩の反応を待つ前に続けた






私「大好き絶頂の時に突然別れを告げられて、それからずっと辛かった」






先輩がどんな顔して聞いてるのか見る勇気はなかったので、先輩の胸元を見ながら淡々と話した







私「せめて、受験が終わったら、受験の報告くらい連絡来るかなーって思ったけど来ないし」







先輩は黙って聞いていた







私「でもね今日は別にクレームを言いに来たんじゃないの」








ここで初めて先輩の顔を見てみた






黙ったまま小刻みに2回ほど頷く先輩







私「このままじゃ私は次の恋もできない。だから、先輩のこと、自分の中でケジメをつけるために来たんだよ」







そして沈黙…






やばい、私もこの後何言えばいいかわからない…








先輩がやっと口を開いた







先輩「さくらの気持ち考えたら本当に自分勝手で酷いことしたと思ってる」







そうか、少しはわかってくれてたのか






先輩「別れたことしばらくは後悔した」





え…そうなんだ…






先輩「結果的に俺は第一志望落ちたけど」






ほんとだよ…







先輩「あの時の俺はそうするしかなかった」






それはわかってる






私「うん…」







そしてまたしばらくの沈黙








この人との未来はない






私はこれで前に進める気がした







私「先輩、会ってくれてありがとう。私、やっと自分の中で終わらせられる気がするよ」







先輩は黙ってた








先に行くね、と言って私は先輩を残してカフェを出た








私は正直息が詰まりそうだった








カフェを出た途端わけのわからない涙が溢れて来る







その涙の意味はよくわからなかった






でも








私、今まですっごく辛かったんだなぁ








先輩に対する気持ち押し殺して勉強頑張ったよなぁ








私は今までずっと、先輩のことを思い出さないように心のどこかに閉じ込めて、何重にも鍵を閉めて受験に打ち込んでた








理解できないのに先輩の気持ち理解しようとして、我慢できないのに嫌われないように我慢して








その張り詰めてたものが一気に溶けて、涙が止まらなかった








電車に飛び乗り外の雨の景色を眺める








携帯を見ると、太一くんからラインがきてた








つづく






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