日本ダービー(東京優駿)予想。 | さかなくんのパカパカ日記

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『談話室「さかなくん&ブサ雄」』の競馬版です。競馬に関する話を主に書いています。

大変長らくお待たせしました。それでは今日東京競馬場で行われます日本ダービー(東京優駿)の予想です。

※なお、日本ダービー(東京優駿)は東京競馬10Rですので、お間違えないように!


【レースの見解(再掲載)】


騎手・調教師・生産者・馬主、そして厩舎スタッフも含めた全てのホースマンの夢と言える『競馬の祭典』日本ダービー。いよいよその日が来た。そして昔から「ダービーが終わると次の日からは『来年のダービー馬は』ともう来年の話になる」とお伝えしてきたが、今年からは実際に次週から「来年」の競馬が始まる。賛否両論あるがこれもサークル内の慣習からくる番組編成だろう。そして2週後には早くも北海道シリーズの開幕。例年、ダービー週に開場する函館競馬場、今年は更に早く、オークス前には移動している陣営がいる。

さてダービーDAY、この日は他のレースでも独特の雰囲気に包み込まれる。やはりこの日本ダービーという大舞台では、場数を踏んだベテランか、既にダービーを勝った事のある者に少なからずアドバンテージがある。今年、勝った事のあるジョッキーは、安藤勝己・横山典弘・内田博幸・池添謙一・武豊、内田博幸以外は「第三の男」的な存在だが、気楽に競馬が出来る立場だからこそ恐い存在でもある。ユーイチ・蛯名の悲願のダービー制覇が叶うのか、既に勝っているジョッキーが阻むのか、あるいは第四の男が現れるのか?紛れる要素も多分にあり、同じ東京芝2400mの舞台・土曜日の6Rの様に「確信を持って買える」というレースで無いが、どんな結末になるのか、そのジョッキーのその後に影響するレースでもあり注目して見てみたい。


◎ 6 ゴールドシップ

○ 8 ワールドエース

▲11 フェノーメノ

△10 ディープブリランテ

   2 ヒストリカル

   4 ジャスタウェイ

  17 グランデッツァ

  18 アルフレード
14 トーセンホマレボシ



【本命馬の話し(再掲載)】


美浦の方々で「内田が相当自信を持っている」という言葉が聞こえたほど、珍しく内田博幸騎手が吹いているというこの中間。1週前に栗東に赴き自ら稽古に騎乗、その手応えがかなり良かったらしく、現地でも「凄いわ」と感嘆の声を漏らしていたそうだ。イン差しの奇襲が嵌ったかに見える皐月賞に関しても、「力があるからできること」と鞍上はフロック視を否定。「東京はさらにレースがしやすい。普通に回ってくれば結果はついてくる」とかなり強気な話を繰り返しているという。その前走後、「テンションが一気に上がってしまい、ここまでの仕上げに手を焼いた」という話もあるのだが、「今はもう心配ありませんし、上手く行ったと思います」と調教師は万全の態勢を強調していた。言わずと知れた、オルフェーヴルと同じステイゴールド×母父メジロマックイーンの黄金配合。連敗の中で経験を積み、GⅠの舞台で覚醒という過程も酷似しているとあれば、当然、同じく二冠奪取という結末も視野に入る。


【ユーイチに「ダービージョッキー」を!の陣営の思惑!?】


・8 ワールドエース・・・・新馬からお馴染みの一頭。早くからオルフェーヴル以上に「ディープインパクト」が引き合いに出るほど、厩舎ではクラシックを意識してきた一頭。前走の皐月賞で2度目の敗戦を喫したが「あのコースを通られてしまっては仕方が無い」と諦めている。ユーイチ(福永祐一騎手)のコース取り云々を言われているが、クラシック2人気であのコース取りは仕方が無いところ。あの馬場では、伏兵の立場で無い限り9割方はあのコース、ゴールドシップの内田博幸騎手に上手くやられたというより、立場の違いにたまたま馬場の状況が嵌ってしまっただけ。また、ディープインパクトを意識していたからといって「そこまでマネしなくても…」と言われた落馬寸前の躓き、ディープはゲート、この馬は前の馬に引っ掛かっての違いはあれど、ほぼ同じ様な競馬だった。「2着なところがユーイチ」とも言われている。今回は言い訳無用の日本ダービー、ユーイチ本人もその事は良く分かっている様で、あらゆるところで慎重な発言をしている。あの顔面蒼白だったキングヘイローの失態からアサクサキングスの2着も経て今年が13回目の挑戦、「もうユーイチも勝ってイイのでは」とも言われている。逆に「今年勝てなきゃ当分勝てないだろう」とも囁かれている。彼にとって大きな大きなターニングポイントになる。



【あの豪腕騎手がアルフレードに乗らないホントの理由?】


・14 トーセンホマレボシ・・・・京都新聞杯は5番人気の低評価だったが、裏では陣営が勝負態勢。その前走時にお伝えした話通り、陣営を含めた周辺の見立ては「菊花賞の有力候補」というものであり、まだ気性に若さを残す現状。その意味で、賞金加算という命題があった前走ほど勝負!というムードもないのだが、高速馬場を激走した反動が懸念された時期もあったこの中間、馬の状態はむしろ上向いていると、厩舎精通の筋の間では「ワールドエースと比べても遜色ないくらいデキがイイ」という話も出ているほど。最大の持ち味であるスタミナを武器にできるような流れなら、一発あっても驚けない態勢にはあるようだ。なお、C・ウィリアムズ騎手がアルフレードではなくこの馬を選んだ経緯に関しては、厩舎、馬主の絡みが一番の要因とのこと(ウィリアムズは、身元引受調教師が池江泰寿調教師、身元引受馬主がノーザンファーム代表の吉田勝己氏)。「現時点での完成度ならアルフレード」と話しており、断然コチラが上という評価というわけではなさそうだ。もっとも、馬集めを手伝っている関係者には「ダービー後の11Rは表彰式だから空けておいて欲しい」とも…。