2011年08月03日(水) 18時30分37秒

6月25日まとめその1「再び、大槌へ」

テーマ:東日本大震災関連
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まず、前日の宿泊地とした北上市内でレンタカーを借りる。
借りたのは僕の車とほぼ同じ大きさの商用車だ。
「なぜ車があるのにレンタカーを?」と思う人も多いだろう。


被災地では多くの人が車を失った。その数は数十万台に及ぶ。
震災から何日かが過ぎて、現地でとにかく足りなかったのが車だった。物資はあるのに運ぶ手立てがない、という状況が続いたのだ。
震災から数週間が過ぎた頃から中古車が飛ぶように売れた。この時、車は文字通り生命線だった。選ぶ余地などない。手に入る車ならなんでもいい。とにかく車を。そうやってみんながやっとの思いで手に入れた車が、泥とホコリで真っ黒になったまま瓦礫の間を走っている。

一方、僕の車はアメ車だ。もう16年前の車で、あちこち壊れていて金ばっかりかかるボロ車だが、ボディだけは色々と手をかけているのでピカピカだ。
「ボディがピカピカのアメ車」
先日見た大槌町の光景を思い出せば、とてもじゃないがこんな車で被災地をウロウロする事はできない。
…ということで、これまで被災地を訪ねる時には父から借りた古いハイエースを使ってきた。
ところが今回はスケジュールの都合で青森までハイエースを取りに行く事ができなかった。(青森まで車を取りに往復するだけで今回のレンタカー代は超えてしまう)
だから車を借りたのだ。

ついでに言えば、身につけるものにも注意を払う。革靴など履いていかないし、衣装もラフなものを選ぶ。しかし気を遣いすぎると逆に失礼になることもあるから、そのバランスが重要だ。
「考えすぎでは?」と君は思うだろうか?
いや、考え過ぎぐらいでちょうどいい。被災地の方を少しでも不愉快にする可能性があるものは極力排除したい。



このレンタカーを借りたお金は、僕のツアーで集めた「活動支援金」から捻出させてもらった。
「坂本サトルはファンの人から集めたお金で被災地に行っている」という事について、ちょこちょこと横やりを入れられたりご意見を頂いたりする。
けれども僕はやめないし、間違っていることをしているとも思わない。
まあ、だからと言って「正しいことをしている」とも思ってはいない。
「今はこれしか方法がない」が近いかな。

正直に話せば、僕はこの活動支援金があるから被災地に行くことが出来る。歌を届けられる。現状をレポートすることができる。そして何よりも被災地の方が歌を聞いて喜んでくれる。
そのためには交通費や宿泊費等の現地経費が必要なのだ。
それらをライブで説明し、納得した人が募金してくれる。


もちろん、全て自分のお金で動けるのが理想だとは思う。
けれども「お金がないから」という理由で動けないのは嫌だ。
自分に出来る事があるということがわかってしまったのだ。
それではどうするか?
みんなに話して協力してもらおう。
そうやって集まったのがこの「活動支援金」なのだ。


募金してくれたみんな、俺、使い方間違ってないよね?
僕を育ててくれた曾祖母に誓って、このお金も公明正大に使わせてもらっています。

お陰で心配をひとつ減らして動けています。
あらためてありがとう。



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というわけで2度目の大槌。
同行者はかつての僕のマネージャー、日吉。完全なボランティアで、ここ最近の僕の活動を手伝ってくれている。
今日も自宅のある茨城県からここまで駆けつけてくれた。
いつも「金の方は大丈夫かよ?」と聞くのだが、その度に「大丈夫です」と頼もしい返事。貯金があるっていいね!
とにかく同行者がいると本当に助かる。ありがたい。

6月4日に初めてこの町を訪ねた帰り道、ガソリンスタンドで漁師の青年、小国くんと出会った。
今回は彼がご家族と暮らす避難所を訪ねる。

携帯電話の使い方すらよくわからない、という野生児の彼の代わりに、事前に奧さんと何度か連絡を取り合った。
「とにかく夏の衣類と履き物がない」という事だったので、その避難所の人数と男女構成、年代などを詳しく聞いた。初めはTシャツを送る予定だったが、様々な理由から手配がうまくいかず、結局サンダルをプレゼントすることにした。

というわけで大槌への道中、遠野市にある靴屋でサンダルを購入。
事前に電話していたものの、200足のサンダルを買うのは想像以上に時間がかかる。
男用、女用、世代によっても好みは違うだろうが、できるだけオシャレして欲しいので、世代にマッチしつつデザインの優れたものを選びたい…などとやっていたらあっと言う間に出発予定時刻を過ぎてしまった。
店長さんにその旨を伝えると「それなら私が責任持ってお届けします!」と約束してくれた。
遠野市から大槌町は決して近い距離ではないがお願いすることにして店を出た。


3週間ぶりの大槌。表面上は3週間前とそれほど変わらないように見える。

震災後、ある種の町のシンボル的存在であるローソンで小国くんファミリーと待ち合わせ。
さっそく大槌高校へと向かう。ここでの生活者は約200名。中学生以下の子供は14名ということだった。

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避難所となっている体育館に入って驚く。なんだここは!

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1家族ごとに完全にカーテンで仕切られ、それが体育館中に整然と並んでいる。
よく見ると1軒1軒に表札が出されていて、その様子は「長屋」であった。
これまで10数カ所の避難所を訪ねたがこれは初めて見た!

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集会所的なスペースにみんなが集まってくれていてそこでライブ。子供がたくさんいてにぎやかだ。

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ちょうどライブが終わってサイン会をしていた頃に、靴屋の店長がサンダルを持ってきた。ナイスタイミング!

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あるお母さんが「綺麗でもったいなくて履けない!」と言ってくれた。
吟味して選んできた甲斐があったなあ。

このサンダルの購入資金は4月3日のイベント「日、出づるところへ」で集まった募金から捻出させてもらいました。
こちらの使用明細報告も専用ページを準備中です。もうしばらくお待ちを。

現地までの経費は「活動支援金」で。支援物資の購入は「日、出づるところへ」から。
この2本柱が僕の活動を支えているのだ。


小国くんが9月に漁を再開する予定だという。
またその頃に来られるかな。

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さあ、次の会場、山田町へ!


この日の使用明細
●サンダル 200足 … ¥346,743
(「日、出づるところへ」募金より)


(→その2に続く)


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コメント

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4 ■無題

あっ!久々のタイさん!
元気そうでなによりです。



サトルさんが私達を信じて、何でも話してくれるから、私達も安心してサトルさんに気持ちを託せるのだと思います。
活動資金は、その気持ちがちゃんと伝わってる証拠なんだと思いますよ。



仙台の花火

きれいにあがるといいですね!

3 ■間違っていない

横槍を入れる人、意見を言う人。何か行動してますか?
実際にこうやって行動しているサトルさんは偉い!

お金持ちの人が募金をしてマスコミに大々的に言ったって感動しません。汗の感じないがんばろうCMも。

僕はサトルさん、山寺さん、石野田さん、ヨシヒデさんを応援してます!

2 ■ありがとうございます☆

サトルさんが
大阪でのライブで
「東北は自分の担当なので」ってことを言ってはったのが
とても心に残っていて。。。
私たちの募金が
サトルさんが歌を
届けられるお手伝いになってることや
心のある支援物資がサトルさんの
手で届けられてることに
サトルさんの活動に
いつも感謝しています☆


これからも
無理のないよう
がんばってくださいね☆

1 ■サトルさんは間違ってないですっ!

何をやっても、文句言う人は文句を言うもんです。そんな人達の事は気にしない、気にしてたらやってらんないです!

気持ちチケットが目に見える支援に繋がってるのは、嬉しいです。サトルさんも無理しないで下さいね。

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