日本画家・榊山敬代 SAKAKiYAMATAKAYO
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2017-01-13 17:33:03

美術高校への受験のとき。

テーマ:自己紹介


今週末のカレンダーは
センター試験とのこと

近ごろのラジオからは
大学入試の気配が流れておりまして
受験生の方々へエールを送信したくなる季節です…

かれこれと…気が付けば…

お勉強が大苦手なわたしでも
高校の美術科受験にはじまり
美大から大学院まで進学してきたわけですが、、

よくもココまで歩んでこれたなぁ…と…
あの頃…必死に頑張ってくださった
自らへと感謝をしてみるひとコマです

ところで…時おり 個展会場で
どうしたら作家活動ができるのか
美大へいくにはどうしたらいいのか
ご相談されることがあるのですが

この道は人それぞれでして一言では語れませんが
わたしがココまで歩んできた足跡や
ささやかに信じていたコトなど…
それは参考にもならないかもしれませんが…

これまでの記録として
受験という節目を背景に…
中学から高校までの道のりをつづっておこうかなぁとおもいます。。

わたしがはじめて
美術学校の受験へ挑戦しましたのは中学時代
愛知県立旭丘高等学校の美術科を目指していました

美術科を受験するためには
鉛筆の石膏デッサンが試験とのことで
中学二年生からデッサンの基礎を本格的にと習うのでした

毎週木曜日…部活を終えて家に戻り
向かった先は岡崎市にある絵画教室

そこでは鉛筆の削り方…鉛筆の運び方
構図の取り方…練り消しの用い方など
デッサンの基礎を1から学びました

細かい絵を描くのはすきでしたが
モチーフをそのまま写生するという
基礎デッサンの訓練は大変難しく
石膏像が全く描けない…という
はじめて絵が描けないスランプを味わった時代でもありました

けれどもカラダとはおもしろいもので
訓練を続けてカラダへ習わしてゆくと
自転車をこぎはじめるように
画用紙の中の正中線と鉛筆の運び方が
少しずつですが慣れてくるのでした…

やがて 二年生の終わりに
更にデッサンを鍛えるべく
名古屋の美術研究所へ通います

ココでは 旭丘高校の美術科志望の方が
大勢集まっていて…
先輩方のデッサンの上手さに またもや挫折した時でしたが…
実家ではのほほんとしていたわたしにとって 
名古屋のキリッとした雰囲気は目が覚めるようにワクワクしたものでした

旭丘高校の美術科では
推薦実技では3時間…一般の実技では2時間にて
一枚の石膏デッサンを完成させます

このトレーニングを毎週繰り返すかたわら
東邦高校の美術科への実技も受講していたのですが
東邦では自らの手と与えられた静物を組み合わせるデッサンが課題でして 
試験当日までは静物となるモチーフがわかりませんので  
色々なモチーフを持ってデッサンの枚数を重ねてゆきます

印象深いのは…
熱で学校を休んでいる時のこと。。

ベッドで手のデッサンをしていたのですが
もしも…体調が悪い時にこんなモチーフが出たら描けるか心配…という 
モチーフをあえて選びまして描いたのが

バトミントンの羽根とラケットでした
どちらもモチーフとして細やかで忍耐力を要する感じには 
更に熱が出そうでしたが…

やがて…試験当日に出されたモチーフは
なんと…バトミントンの羽根が登場。。
高熱の時に描いた構図で取り組み。。

そして…合格
高熱の時の榊山さんの意気込みに
救われたひとコマなのでした

さて 本命の旭丘高校の美術科では
推薦試験から挑みました
担任の先生からは 一般試験ですと
榊山の学力では…難しいから…とにかく…
推薦の実技でがんばりなさいね!

…と 当日、、

会場では6種類の石膏像のなかから
一体の石膏像さんが出題されまして
クジを引いた番号の席へむかいます

わたしが引いた番号は26番…

後方にて立って描く場所でした
しかも…6種類のなかには無い
はじめて見る石膏像さんでして
…ハジメマシテ…と 初対面な石膏像へ
おもわず手はプルプルと緊張してしまい
後方なので 前で描いてる受験生の上手な迫力に…
さらに足もプルプルと

結果は…不合格という結末に。。

担任の先生の前でおもわず涙をかくせず…どうしよう…と
途方に暮れてしまったのも束の間に。。

一般試験までの残りは 二週間
わたしはかきたてられるように美術室へ向かったのでした

そして 石膏像さんたちを見渡し…
この石膏像が出たら絶対に困る…!
と いう石膏像さんを一体お借りして

学校へ行くまでの早朝にて2時間の一枚
学校から帰ってきてからの2時間に一枚

1日二枚のデッサンをあらゆる角度から描いてゆき 最後の一週間は…

この席でこの角度が試験にでたら心配 …
という角度を毎日描きこんでみるのでした

…やがて 試験当日

会場で待っていた石膏像さんは
なんと…メジチさん

それは…美術室から家に連れて行き
毎日描いていたメジチさんなのでした

そして

わたしが試験会場で引いた番号は…1番

前列の全光の場所にて

そこは

最後の追い込みで描き込んでいた角度なのでした…

試験まで二週間一緒に過ごしたメジチさんが
試験当日にいらっしゃるかんじは神々しく

苦手だったメジチさんが好きになる瞬間に 
迷いなく描ききることができたのでした

そして…結果は
奇跡的にも…合格

学科試験はアタマが真っ白で全く覚えていないのですが、、
自分はできるんだと信じてきた
二週間の自らの意気込みに救われたひとコマなのでした

この景色の心模様は
今となっても覚えているように

心配なトコロ…苦手なトコロと
あえて向き合い努めてみることによって
もしかしたらささやかな自信へと
変えられるかもしれない眼差しを
教えていただいたようにおもいます
この眼差しは 今も染みついていて
短所と向き合うことは謙虚なキモチへと
あらためさせてくださいます

きょうは受験シーズンの気配に誘われて
絵の基礎を本格的にはじめた頃の
高校受験のひとコマでしたが。。
今日に至るまでの物語は色々ありまして
また 時々記録してゆけたらと思います…

それでは最後に
受験生のみなさまへ。。

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積み重ねた成果が実りますように…


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