「色」というものは、それ単体で存在するよりも、他の色と組み合わせることで、さらに際立つという性質を持っている。
その代表的なものが、「花」である。
花によっては、マゼンダや緑、黄色など、あり得ない色の組み合わせがあるが、そのほとんどが、見事に調和されている。
そこに、なんらかの「自然の法則」が存在しているのだろう。
思えば、アール・ヌーヴォーをはじめとする「アート手法」も、自然界をモチーフに考えられている。
僕は写真を撮るとき、ただ「綺麗だな」と撮るのではなく、「なぜ綺麗に見えているのか」を考えて撮るようにしている。
見事に調和された「自然界の法則」を読み解く時、さらにデザインの力が養われると思う。