二関節筋

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熊本水頼先生の著書「二関節筋 運動制御とリハビリテーション」を読んだ。


従来の関節モーメントの考え方では、拮抗筋の共収縮(co-activation)を動作分析の中に組み込んでいくことができなかった。


方向制御理論に基づく考え方を動作分析の中に導入すれば、拮抗筋同士の相互作用も考慮に入れた、一歩踏み込んだ動作分析が可能になると考えられる。


しかし、この理論を臨床応用していく上で、自分としては3点疑問が沸いている。


1.筋の遠心性収縮の概念が取り入れられていない気がする

2.矢状面上の記載がほとんどだが、前額面上の制御が考慮されていない

3.床半力ベクトルの方向がわずかにずれただけで筋活動が逆転するほど、繊細な制御をしている。

 それは、結局個々の筋のトレーニングより、動作自体を反復訓練した方が早いという印象を受ける。


方向制御理論に基づく動作分析ができれば、理学療法士として一歩進んだ評価・治療ができると信じている。

方向制御理論を臨床に取り入れて実践している先生方、「私はこうアプローチしている」という考えをぜひ、教えていただきたい。

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