第七話 「私のいる場所」
車椅子を使う様になっても、友達は少しも変わらない。
友達っていいな・・・ずっと一緒にいたい。
病気になってしまった事で、亜也が失ってしまったものは沢山あったと思う。
そんな中でも、彼女が笑顔で頑張って来れた理由のひとつには、かけがえの無い友情があったのですね。
◇あらすじ◇ 年が明け、さらに歩行が困難になった亜也(沢尻エリカ)は車いすを使い始める。それでも潮香(薬師丸ひろ子)と瑞生(陣内孝則)ら家族たち、クラスメートの遥斗(錦戸亮)やまり(小出早織)らに支えられ、明るく毎日を過ごしていた。そんな折、潮香は亜也の担任の西野(佐藤重幸)から、亜也を養護学校に転校させることを勧められる。亜也のせいで授業が遅れて困るとの声がクラスの一部から出ているという。困惑した潮香は、亜也の担当医の水野(藤木直人)に相談。その後、潮香は水野に紹介された養護学校を訪ね、亜也と同じ病気と闘っている18歳の明日美(大西麻恵)とその母親の菊枝(かとうかずこ)に出会う。 goo テレビ番組ナビ より |
車椅子の使用を余儀なくされた亜也は、学校生活も以前より増して周囲の協力を必要とする様になっていました。
授業にも少なからず影響が出ている様で、申し訳無さそうに周囲を気遣う亜也の姿に、早くも学校生活にも限界さえ感じ取れてしまい辛いです。
亜也の通う高校は進学校として有名な学校らしいですから、周囲の苛立ちも分からなくはありません。
教師は生徒の進学率を上げる為に必死。
生徒は志望校に、いえ、なるべく良い所へ進学させたいと言う、【親の希望】を一心に背負っているのですから、、、。
一握りの心ある生徒の他は、亜也の事を気の毒とは思っても所詮は他人事でしかなく、自分の都合が 最優先されるワケです。
それが当たり前の世の中だから。
養護学校を進められるのも、残酷な様ですが致し方の無い事だと思いました。
ただ、潮香さんが懇談会の席で、
「亜也が自分自身の納得が行った上で転校させたい、もう少し時間を下さい。」
と言ったその思いも十分に理解出来るので、見ていて本当に苦しかったです。
自分だったら、きっと先生から話をされた段階で引き下がっているだろうと思うと、
あの様な状況下で、自分の考えをキチンと伝える事が出来る潮香さんの勇気には、心から感動させられました。
その強さは、すべて亜也への愛情が成せる業なんですよね。
病気は非情なもので待っていてはくれないけれど、せめて周囲の人間は、もう少し理解を示してあげて欲しいものだとつくづく思いました。
水野先生の紹介で潮香さんが会った、明日美ちゃんが言ってましたね。
養護学校では、自分で出来る事は全部自分でする。
どんなに時間が掛かっても、誰も手を貸してはくれないと、、、。
健常者に混ざって迷惑を掛けていると萎縮して生活するより、他人に甘えず、自分も甘やかさない生活を伸び伸びと送れるのであれば、それも悪い事ではないですよね。
友達と離れたくは無いと言う亜也の気持ちも、痛いほど良くわかります。
でも、友達は何処にいても友達である事に変わりは無い。
亜也にはそう確認し合った友達がいるのだから、、、。
「病気になったのは、不幸じゃないですよ。
・・・不便なだけ。」
そう言って微笑んだ明日美ちゃんの笑顔の輝きが、亜也にもきっと良い結果をもたらせてくれるのではないかと期待させてくれたのですが、、、。
第三者が良かれと思う事と、本人の望みとはかけ離れていても仕方の無い事ですよね。
それでも わたし はここにいたい。
だって、ここが わたし のいる場所だから。
辛いなぁ、、、どうしてあげる事も出来ないのって。
次回、亜也ちゃんがどんな風に決断するのかを見守りたいと思います。
(ノω・、) ウゥ・・・
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